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2005年01月28日
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 昨年末から引きずっている 嫌なモヤモヤを一掃するために、久し振りに 中州に遊びに行った。

 その結果 何だか心身共に すっきりと吹っ切れて、モヤモヤも収まった。

 そのモヤモヤとは、前にこのページでも紹介したが、騙されて 出会い系サイトらしきものに入会させられてしまった事だ。

 (おめでとうございます。貴方に豪華賞品が当たりました。どの賞に当選したかは、住所・氏名・メールアドレスを入力してお確かめください)というメールがパソコンに届いたのは 12月の半ば。
 特等がフォルクスワーゲンの新車、1等が現金10万円、2等がDVDレコーダー、3等1000円のカードという事で私は丁度DVDのレコーダーを探していたので、即座に反応してしまった。

 所が、1時間もしないうちに、女性からのメールが次々と送られて来る。

 いずれも19~28歳ぐらいの若い女性の 熱烈なラブコールで、初めは狐につままれていた私も、やがて これが 所謂 出会い系サイトという奴で、はめられて入会させられたのだという事に、気が付いた。

 豪華景品の方は一応形だけ、コンビニで使える1000円分のカードが送られてきた。

 メールの数は、1日20~50通。半分は写真付きで みな 美人、中には挑発するような 下着姿のものまである。



 すぐに会いたい、今からそちらに行ってもいいか? など、女性から誘われた事のない私などは びっくりドキドキするような内容ばかり。

 友達に話すと、危ないから止めた方がいいと言う。

 私は 職業柄、(君子危うきに近寄らず)ではなく、(虎穴に入らずんば 虎子を得ず)の方なので、好奇心から 数人に返事を送ってみた。

 すると先方は かなり積極的で、何日の何時に どこでと指定してくる。そして着て来る服や、持ち物のバッグの写真まで送ってくる。

 だが、当日になると 全員 申し合わせたようなドタキャン。自分から誘っておきながらである。

 理由は、父の入院、母の病気、兄の交通事故など、微妙に違うのは 同じ人間がメールを書いているからか。

 多分 やらせのアルバイトが書いているのだろうと疑わしいのは、朝6時半とか7時とかに よくメールが来る事。

 若い女性が そんな時間に起きている訳がないし、仮に起きていても、通勤や通学のの準備で忙しく、のんびりとメールなんかうっている余裕はない筈。

 途中で もしかして これを書いているのは男じゃないかなと思い始めたのは、男性じゃないと分らないような男の弱点を突いて挑発してくる所だ。

 (私のパンティーが・・・)などという いかがわしいメールもあったが、今どき 若い女性は パンティーなんて言葉は使わないと思う。

 とにかく 一日中 ひっきりなしにメールが来るので携帯は、マナーモードにしたままだ。



 (携帯のマナーモードを解除したいから、メールが来ないように出来ないのか)と訊くと、(設定変更をクリックして メールを受信しないというのにすればメールは行きません)という事だ。

 すぐに 設定変更をしたら、嘘のように ピタリとメールが来なくなった。

 やっと、去年からのメール地獄から解放され、携帯電話のマナーモードを解除した。

 結局 虎穴には入ったが 一匹も虎子を見ないまま、私の出会い系ならぬ 出会えない系サイトの体験は終了したが、これでやっと アルバイトのオニイチャンのさくらメールにドキドキする事のない 普通の生活に戻れる。


 きょうの映画  「ばかのハコ船」(02)



 東京で 自分達が開発した健康飲料(あかじる)の自主販売に失敗し、500万円の借金を作ってしまった男と その恋人は、事業を立て直すには色々な人の力が借りられる地元しかないと思い立ち、男の実家の有る、地方の町に帰ってくる。
 しかし 当てにしていた両親・親類からも ことごとく反対され、同級生からも冷たくあしらわれ、事業は暗礁に乗り上げる。

 明るさもなく、愛嬌もなし、要領の悪い二人では、飛び込みセールスも上手くいかず、ドラッグストアの前にテーブルを置かせて貰い、彼女が声を枯らして試飲を呼びかけても、全く反応はなし。

 ほかに頼るあてもないまま、男は 何も無い地方の片隅でダラダラと無意味な生活を続ける事になる。

 その上 男は 実家に恋人を残したまま、家出をしてしまう。

 そして 同級生で 初恋の相手が働く風俗の店に入り浸りで、彼女の家に居ついてしまう。

 東京から見知らぬ土地に来て 独りぽっちで 取り残された恋人は そんなダメ男から離れられず、彼の留守中も、彼の両親に仕え、1人で(あかじる)を売ろうとする。

 理不尽な事で 男に怒鳴られながらも、不器用にひたむきに応え、従いて行こうとする姿がいじらしく切ない。

 男の事業への夢に共感し、本人が挫折しても 自分だけでも その夢を実現させようとする恋人の姿に 私は自分が遭遇した数年前の詐欺事件を思い出した。

 それはサッカーのワールドカップが日本で開かれる2年前の事。

 慶応出身で元フジテレビ社員だと名乗る男が、国内の7会場で開かれる事が決まっていたサッカーの試合の決勝戦を、九州の大分で開催するように誘致したいというのが一つ。

 そして 前回のフランス大会に比べ、テレビの放映権が高騰し、NHKや民放では放送出来ないので、ケーブルテレビでの中継になる、その為には光ケーブルの整備が必要だが、九州は整備が出来ているので、福岡に放送の為の本部を置きたい。それには 市内の高宮にある、元TNCの設備を使うのが一番だ。(この件については、失脚した古賀という元アホ社長が、返り咲きを狙って陰で大分動いた様子だ)

 本部が福岡に置かれるとなると、世界中からマスコミ関係者が600人ぐらいは押しかけるので、その為の宿舎が必要になる。

 また韓国での開会式を終えた観客が福岡に来るのには 飛行機だけでは、対応できないので JR九州のフェリーでピストン輸送しなければならない。

 またワールドカップの入場券とグッズの販売権は自分の会社が独占契約するので、億でなく兆単位の収入になるだろう。

 と彼の話は あたりを巻き込んで どんどん大きくなっていく。

 福岡の老舗 西鉄グランドホテルに居続けで、時にはFIFAの本部があるスイスやイギリス、香港に飛んで行ったが、語学の得意でない彼の傍にいつもベッタリ従いていたのが 慶応出の才媛で 秘書の女性。

 (あかじる)の女性同様 決して美人ではないが、彼の夢の実現を 針ほども疑わず、時には不眠不休で彼の仕事をサポートしていた。
 実家はかなりの金持ちで、親の反対を押し切って、随分金銭的な援助も行なっていたらしい。

 私は 特に実害を被った訳ではないが、大分への決勝戦誘致で、当時総務庁長官だった太田誠一氏に会いたいというので、総務省へ同行 紹介したり、フェリーの件でJR九州の社長に会わせたり、記者団の宿舎の相談で福岡市長に紹介したりと、随分 それらの友人には迷惑をかけ、信用も失った。

 結局は大分への誘致は実現せず、NHKや民放がTV中継をし、彼の目論見はすべて外れた。

 その後 フジテレビの人事に問い合わせた所、彼が在籍したという記録はなく、慶応の卒業も嘘だと分り、彼は 今は行方不明となっているが、彼を信じて従いて行った秘書の彼女は 今も彼と一緒なのだろうか。そうして 世界のどこかでまた次の夢を追っているのだろうか。





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最終更新日  2005年02月08日 07時43分07秒
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