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早稲田アカデミーについての続きです。大手塾の中では、比較的顧客サービスが充実しているのが早稲アカの特徴です。月1回程度の「回診電話」というシステムがあり、授業担当者から電話がかかってきます。ここでは成績状況や授業中の態度、親御さんの不安などについて担当講師と直接話すことができます。日能研では授業をしない「担任」と呼ばれる、電話対応や面談を専門に行う職員がいますが、早稲アカは授業を行う講師と直接話ができるので子どもの細かい様子を聞くことができます。このシステムは塾と家庭との信頼関係を築いていく効果がありますが、話をしていてかみ合わなかったり、事務的なこと(「夏期講習の申込がまだです」など)しか話題に上らないこともあります。さらに「前の担当はしょっちゅう電話をくれたのに、今の担当は申込の催促でしか電話してこない」などというケースも少なからずあり、よかれと思って行っているサービスが不満の火種になる要素もはらんでいます。塾側では「クラス担当」という内部ルールがあり、おもに電話をしてくるのは決まった講師です。国語か算数の担当がクラス担当になりますが、親御さんにとっては自分の子の苦手科目の担当ではない講師からばかり電話が来て、苦手科目について十分に話ができないこともあります。算国両方の担当からバランス良く電話が来たり、苦手科目の担当が主に電話して来る場合は信頼してアドバイスを求めることが順当ですが、苦手科目の担当とはまったく話ができない、という状況であれば改善を求めるのが賢明です。そういった話を、先日体験にいらした早稲アカ生のお母様に話したところ「電話なんて、入塾の前後以外かかってきたこともありません」と言われました。担当講師の当たり外れもさることながら、校舎による差があるのも早稲アカの特徴といえるでしょう。中学受験の算数教室インテグラルのHPはこちらから
2011.06.30
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今日、あるお母さんと話していてびっくりする話を伺いました。6年生のお子さんの通う大手塾の保護者会が先日行われたそうで、そこでの算数担当の先生のお話です(以下「 」内)。「この時期、難しい単元が続いていきます。」複雑な立体図形や数の性質、場合の数の応用問題などは年々難しくなっていると私も感じています。大手塾の多くは、6年生のこの時期にそれらを学習していくので、おっしゃることはごもっともです。「女の子にとっては理解しづらい分野でもあります。」私もそう感じることは多いです。具体的なイメージを持ちやすい数量分野にくらべると、空間把握力や抽象的な思考力が必要な分野を苦手とする女の子は少なくありません。「だから、できなくても気にしないでください。」えっ…?確かに、一部の学校を除くと、女子校では難関校でも立体図形や場合の数の出題は少ないです。とはいえ、塾のカリキュラムの中でそれを取り上げ、その分野のテストまで受けさせていて「できなくてもいい」と言ってしまうのはいかがなものなのか…。それなら何のために授業を受けさせているのか?と疑問を持ちます。具体的にどのレベルから先はできなくてもいいのか、という目安が示されたりもしなかったそうです。必要のないことを教えるくらいなら、女子には女子校頻出の問題を多く解かせるとか、立体分野でも最低限必要なレベルを繰り返させるなどすればいいのです。こんなことを多くの保護者の前で言いきってしまう気持ちが、私にはまったく理解できません。これを言った方は、話を聞いている保護者の方の気持ちをまるで考えていないと思います。苦手に感じている子を持つ親御さんを安心させようとして言ったのでしょうか?これではますます不安になるだけですし、塾に対しても不信感を持つだけですよね。中学受験の算数教室インテグラルのHPはこちらから
2008.05.29
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