ノベルの森

ノベルの森

PR

×

プロフィール

マトリックスA

マトリックスA

コメント新着

マトリックスA @ Re[1]:「あの梅の木は」   第21話(09/01) 千菊丸2151さんへ こんばんは。お久しぶり…
千菊丸2151 @ Re:「あの梅の木は」   第21話(09/01) こんばんは、お久しぶりです。 退院おめで…
マトリックスA @ Re[1]:「あの梅の木は」   第21話(09/01) MoMo太郎009さんへ コメント、応援、…
MoMo太郎009 @ Re:「あの梅の木は」   第21話(09/01) 入院されていたんですか。 それにもかか…
マトリックスA @ Re[1]:「あの梅の木は」   第20話(08/16) MoMo太郎009さんへ いつもコメント、…
MoMo太郎009 @ Re:「あの梅の木は」   第20話(08/16) 最近は、こういう凝った喫茶店よりもチェ…
マトリックスA @ Re[1]:「あの梅の木は」   第19話(07/23) 千菊丸2151さんへ いつも有難うございま…

お気に入りブログ

手短に・・・痛いな… New! ナイト1960さん

洗足池探訪(その24) … New! MoMo太郎009さん

ビジネスプランコン… マイケルソフトさん

ソイジョイあずきと… 千菊丸2151さん

ソフトバンク、阪神… クラッチハニーさん

お買い物 満々美人 Grs MaMariKoさん
【Route Store】LINE… Route Storeさん
2017.01.11
XML
カテゴリ: SF小説
前回までのあらすじ

今から1ヶ月前、7月3日。東京都と神奈川県の境を流れる多摩川
に彗星が1つ燃え尽きる事無く衝突した。それは川の水と土砂をえ
ぐり、周囲にまき散らした。深さ約5m、半径30m程のクレータ
ーを残し。死者3人、負傷者13人という被害をもたらした。天災
だから諦めるしかないと、遺族たちは悔し涙を流した。

しかし、その彗星が大気圏突入時の摩擦熱に耐えて地上に衝突する
可能性を秘めていたとしたら、事前に詳しく観測が行われていれば
回避出来た、少なくともその可能性はあった。それでも諦めること
が出来たのだろうか!?



ある夏の日に  時を越えて


勇一は、アンドリューを振り返った。ヨーコの叔父は手にA4サイ
ズの茶封筒を持っている。

「ぼくらが過去に行けたなら、NASAに勤める貴方の友人に会っ
て、その茶封筒を渡すって事でしょうか?」

勇一が、アンドリューの手の中にある茶封筒を指差して言った。

「そう、この中にデータが入っている。例の衝突した隕石に関する
詳細なデータを記録したUSBとその中身をプリントアウトしたA
4サイズのコピー用紙を同封してある。それは君たちの分だ。ざっ
と目を通しておいた方がいいと思ってね」

「有難うございます。決して無駄にはしません」

勇一は、強い感謝の気持ちを込めて茶封筒を受け取った。そしてア
ンドリューが付箋紙を貼ってくれたページを読んだ。
今の天体観測及び分析技術によれば、殆ど氷の彗星か若しくは金属
鉄や塵が核の中心にあり、周りを塵や有機物質を含む氷に覆われた
彗星であるか・・・

「確かに、この調査結果報告書を突き付ければNASAも無視はで
きませんよね」

「気持は分かる。僕にとっても大事な兄にまた会えるのだから、興
奮してる、今までになく・・・だが彼女なら気負いは要らない。む
しろ冷静に依頼するという姿勢が大事だ。マギーは若いが優秀な科
学者だからね」

「マギー・・・アンドリューさんの友人って女性なんですか?」

アンドリューは勇一の言葉に女性に対する偏見を感じ取った。例え
勇一に悪気はなくても、友人に対して失礼だし、そんな気持ちのま
まじゃ誰も力を貸してはくれない。小刻みに首を振った。僅かに頭
をもたげた失望を払いのけた、大人だ。

「勇一、ぼくが君の若さや仕事について、何か不安を抱いたと、そ
う受け取れる態度を見せた事があったかい?」

「え!・・・?」勇一は、まだ未熟だったとあとで思い知る。

「はっきり言うよ、別に責めてるわけじゃない。君の女性に対する
、そして年齢にもかな、とにかくそういう偏見を持ってると思われ
ても仕方のない態度は、アメリカンには受け入れられないな」

勇一の身体が硬直した。恥かしいのだ。たまらなく・・・

「ごめんなさい!なんて奴だ俺って!・・・」親友の前でしか見せ
たことのない涙が頬を伝って落ちた。彼は短気だが涙もろい。

心の底から、一切の他意なく自らを省みた時に流す涙は、人の心の
奥底までも洗い流してくれる。 

そしてそれは、第三の目を覚醒する最も優れた起爆剤となるのだ。
勇一は、我知らず目を閉じた。!頭の中で眩い光を伴った数字が並
んでいる・・・「年数、月、日付か?・・・!」あれはきっと!!

「インパクトから2週間前で間に合う?」

目を開けると同時に、勇一は、叫ぶようにアンドリューに問いかけ
た。打てば響くようにアンドリューが答える。

「多分、今の君なら大丈夫だ!やれるさ!」

勇一は、大きく頷いた。頭の中で跳ぶ時間を叩くようにセットする
と、ヨーコに向けて手を伸ばす。駆け寄るヨーコの手を掴み、アン
ドリューを振り返る。

「行ってきます!」

「お、おう、しっかり!・・・で、何処に?・・・」

勇一に抱きしめられると同時に、ヨーコは気を失った。見届けた勇

一も、時の流れの渦に溶け込んで行った。





今日の好きな曲は、The Beatles - Get Backです!
Andrew, I will get back with her.
Ph4tE92, Thank you! for up this song.



いつも応援を有難うございます。
 今回もよろしくお願いします



ID:m8drcd





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017.01.13 05:20:27
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:ある夏の日に  時を越えて(01/11)  
風☆花  さん
お久しぶりです。風花です(あまりにご無沙汰してて、覚えていらっしゃるでしょうか(汗))
また遊びに来ます。 (2017.01.11 16:21:58)

Re[1]:ある夏の日に  時を越えて(01/11)  
風☆花さん
>お久しぶりです。風花です(あまりにご無沙汰してて、覚えていらっしゃるでしょうか(汗))
>また遊びに来ます。


なんとも、嬉しいことに!風花さん!
忘れるわけないでしょ!。゜゜(´O`)°゜。わ~ん

何度かブログの方へ通いましたよ。
来てくれて本当に嬉しいです。(v^ー°) ヤッタネ

これからは、プロフにもおいで下さい。
きっとですよ(^^♪


(2017.01.11 17:45:09)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: