しんの株式投資日記

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ソンキン

ソンキン

2009.02.23
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カテゴリ: 株式投資
 について粗あらですがコメントを。

大体バリュー系の目に引っかからないような会社なので知らない人も多いかと思いますがあおみ建設は20年4月に佐伯建設工業と国土総合建設という上場会社同士の合併によって誕生しました。(存続会社は佐伯建設)


ですから合併して一年も経たない内での破綻でした。

破綻の直接の原因となったのはニチモというマンデベが破綻したため純資産にほぼ等しいニチモへの債券が回収不能になったためです。

このニチモへの債券は旧佐伯建設が保有していたため国土総合建設は合併していなかったならば財務もかなり健全であったため特に問題なく存続しえたであろうと思われます。



しかしこの合併はかなりひどかったですね。『週刊東洋経済』に取り上げられていましたが大体当時判明していた純資産ベースで1:16程度が妥当なところが1:8.5という佐伯建設が相当優位な合併比率で合併することになりました。もちろん収益ベースでみればどうよ?という声もあるでしょう。実際DCFをメインに使って合併比率を算出したとなっていましたが 過去十年の損益を通算すると赤字になるような会社のDCFなんていったいどうやって算出するのと 突っ込みをいれたくなります。


さらにひどいのは20年4月1日の合併が成ったあと旧佐伯建設は実はそんなに資産はありませんでしたーという声明を出し本当は大体1:60くらいが純資産の比率としては妥当になるということになったのです。

まあほとんど結婚詐欺的な合併だったといえると思います。




つまり負ののれんを発生させ3期連続の赤字を回避したいためというのが合併の一つの目的だったのだろうと思います。まあそれでも旧佐伯の資産内容が悪すぎてどうしょうもなかったという結果でしたが。

こうした「負ののれん」狙いの悪質な合併は最近では保安工業と千歳電気工業の間でもみられました。

また法的に「株式買取請求」という公正な価格で株主は株を買い取ってもらうえるという手段がありますが司法村の判断では「上場企業ならばついてる株価は全て正しい」 1:8.5という比率になったのだから資産内容がどうあれその比率でついた株価が正しいに決まってるだろ。ということだそうですから全く株主は保護されません。

まあこういった現実を変えたいとは思っていますが。






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Last updated  2009.02.24 00:36:13
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Comments

ソンキン @ Re[1]:4004昭和電工(12/06) toms2121さんへ 抗ガン治療お辛そうです…
toms2121 @ Re:4004昭和電工(12/06) ありがとうございます。昨日は抗がん剤…
大黒町 @ Re:福島市からの退避(04/11) 私は元、東電原発職員でした。 そして放射…
つよぽん7_7 @ ありがとうごいます! しんさん、こんばんは! セミナー&オ…
ソンキン @ Re:いきなりオフ会を(10/25) こんにちは。 いきなりオフ会をする予…
ソンキン @ Re:教えて下さい(10/25) わたしは大体受取手形及び売掛金]ならば7…

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