マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2016.05.23
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カテゴリ: 芸術論
美2裏庭.jpg

 5月3日(火)憲法記念日のこの日、私は宮城県美術館を訪れた。


展1看板.jpg

 やっていた特別展は『レオナルド・ダヴィンチと「アンギアーリの戦い」展』。あまり聞き慣れない名前だが、イタリアが幾つかの国に分かれて戦っていた中世時代の絵の研究のようだ。もちろん会場内の撮影は禁止されている。そこでこの特別展を協賛した地元紙の紙面に載った写真と、館内で放送されていたビデオの画像を借用することにした。我ながらグッドアイデアだ。ウィンク


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 これは現在のフィレンツェの市街地。(ビデオ画面から)


映像5フィベッキオ宮殿.jpg

 そしてこれがヴェッキオ宮殿。(ビデオ画面から)


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映像1ダヴィンチ.jpg映像7ミケランジェロA.jpg

 壁画制作を依頼された画家とはレオナルド・ダヴィンチ(左側1452-1519)とミケランジェロ(右側1475-1564)。2人とも当時の美術界の天才。早速2人は制作に取り組んだのだが、残念ながらどちらも未完成のままに終わったようだ。制作中の絵は1560年代に別の絵で覆われるまでは、観賞出来たそうだ。(ビデオ画面から)



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 これはミケランジェロの下絵を模写してサンガッロが1542年に描いた「カッシーナの戦い」の図。(新聞より転載)


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 一方この絵は「東京富士美術館」が所蔵していたもの。それをイタリアに寄贈した。「ダヴォラ・ドーリア」(ドーリア家の板絵)と呼ばれるこの絵は作者不詳だが、イタリア寄贈後に研究された結果16世紀前半の作品と判明した。しかもダ・ヴィンチのデッサンを参考にしていることも判明。そのことで一躍クローズアップされ、今回の展示となった由。今回の特別展は、当時の戦争画がどう描かれたかが中心の、いわば研究展とも言えよう。

 ミケランジェロは古来の作法に則り、形式的に描いた。(上の図参照)ところがダ・ヴィンチはそれを嫌い、戦闘している姿をリアルに描こうとした。そこで様々なデッサンを描き、研究に研究を重ねた。だからこの絵にはダ・ヴィンチの苦心の跡が現れていると言う訳だ。特別展には同時代の作品や、ダ・ヴィンチの発明品(ヘリコプターの原理)の模型なども展示されていた。(同展のポスターを撮影)


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 これは上の絵の一部を拡大したもの(ビデオの画面から。以下同様)


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 こうして見ると、いかにも形式的で古典的なミケランジェロの下絵とは全然違って、生々しい戦闘の場面が描かれていることが分かるだろう。迫真の物とするため、ダ・ヴィンチがいかに研究したかが分かる。


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 これがダ・ヴィンチのデッサン図(ビデオの画面から)


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 戦闘をテーマにしたダ・ヴィンチのデッサン図(ビデオの画面から)



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            馬の各部位の詳細なデッサン図。(新聞の紙面から)



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 17世紀初頭にルーベンスが描いた「アンギアーリの戦い」。これもダ・ヴィンチの下絵が基礎になっているそうだ。(新聞の紙面から)


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 上の絵を立体的に模型化したもので、日本の大学が制作した。これによってダ・ヴィンチが戦闘をどう描いたかが、より理解出来るようになった。兵士達や馬がどう絡み合っていたかが一目瞭然になったためだ。(ビデオの画面から)



新聞3ダヴィ(参考).jpg新聞2ダヴィ(参考).jpg

 どちらもダ・ヴィンチの絵を模写した16世紀の作品で、作者は不詳のまま。(新聞の紙面から)


美7アリスの広場.jpg

 こんな風に、通常の美術展とは趣がかなり異なる特別展だったが、作品の真贋を含めて美術品の研究の実態を垣間見たような気分になって面白かったとも言えようか。この日もたくさんの写真を撮った私だった。


走19大川.jpg < 本日のO川さん情報 >

 「本州縦断レース」(青森~下関間1512km余)に単独出場中のO川さんですが、昨日の第18日目は兵庫県養父(やぶ)市から同県新温泉町までの39kmを8時間で走破し、無事ゴールしたようです。途中ではあまりの暑さに、渓流に足を突っ込みたくなったとか。

 またこの日は距離が短かったため朝もゆっくりで、初めて宿泊先で朝食を摂ったそうです。普段はどんな風に朝食を摂っていたのでしょうねえ。また、この日は早く宿に着いたことで、ゆっくり温泉を楽しむことが出来た由。良かった良かった。たまにはそんな楽しみもないとねえ。

 今日の第19日目は兵庫県新温泉町湯村温泉から鳥取県鳥取市の浜村温泉までの予定。いよいよ山陰路に入り、山口県に近くなりますね。これまでの累計は1073.2km(私の計算による)。残りは440kmほどになりました。今日もゴールの温泉を楽しみに、元気で走ってほしいと願っています。O川さんさらに前進だよ~!!ファイト~!!





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Last updated  2016.05.23 05:48:04
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