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2008年10月22日
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 予約は10時でしたが、いつも、1時間以上待たされますので、11時30分過ぎに、その伏魔殿の階段を上がった。待合室にはお年寄りのご婦人が二人居た。閻魔大王と白い衣装の魔女は電気椅子に座っている患者の口を開けさせて、歯を削っている。時々、患者の呻き声と悲鳴が起こる。その度に、二人の老婦人は、青褪めた顔を恐怖に引きつらせて抱き合った。

 私は、静かに順番を待った。拷問を受け終わった患者が帰ると、一人の老婦人が呼ばれた。彼女は震えながら立ち上がり、よろめきながら電気椅子へと向かった。死刑執行の時が来たのだ。しばらくして、断末魔の悲鳴が起こった。残っている老婦人が私にしがみついた。私は、困惑しながら彼女を宥めた。若い独身の御婦人なら大歓迎ですが、老齢の毒身は困ります。

 その毒身の方も呼ばれて拷問を受けて帰りますと、いよいよ私であります。覚悟を決めて電機椅子に座りますと、閻魔大王が尋ねた。

 「まだ、痛みはあるかな~?」

 「はい、痛み止めを飲みますと、治まりますが、それが切れますとまた痛みます。それに、冷たい水を含みますと、染みて激しく痛みます」

 「おかしいな~~~、レントゲンでは異常はないのだが・・・」


 閻魔大王はしばらく首を傾げていたが、私の口を大きく開けさせて、ライトを照らして痛む歯の周囲を眺め回した。しばらくして、閻魔大王が驚きの声を上げた。

 「あ、あった。針先よりも小さな穴だ。歯の根元にあるので見えなかったのだ。原因はこれだ。きょうは歯石をとるだけにして、次にこの穴を削って石を詰める事にする。これで、お前の歯痛ともおさらばだな、ぐわっはっはっはっはっはっはっはははは~~~」

 この閻魔大王が何故笑ったのか、私は理解に苦しんだ。いずれにせよ、痛みの原因が分かったので、これで一安心であります。歯の根が上あごの骨と癒着して、そこが腐敗しているのではないか、という不安も吹き飛びました。






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最終更新日  2008年10月22日 08時17分31秒
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