潤風満帆☆ごきげん号!!

潤風満帆☆ごきげん号!!

May 20, 2002
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 夏には4才になるチビのことで、予約待ちだった検査やら医療相談やらなんやらが4、5月に集中しました。ひととおりの調べ(?)がやっと数日前に済みました。あとは、前からそのつもりの療育とカウンセリングを市の施設にお世話になるので、その連絡待ち(定員空き待ち、などで)になります。

 いつもチビを連れて行くのは私一人だったので、ほとほと疲れ、もうそういうのに連れて行かなくても済むというのでほ~っとしました。チビも、どんなにおもちゃが置いてあろうと、自分が調べられるというのを敏感に察知して嫌がるのです。つい先日の最終関門(!?)京大病院小児神経科受診の日は、たまたま主人と私の母がいたので、チビを大人3人が連れて行きました。

 もともと、病院の診察室は、予防注射の経験や骨折したときの受診経験でチビが大嫌いなところ。どんなになだめても泣き止まず、主人が来てくれて大正解でした。

 京大病院の受診は、先に施設の医療相談で京大の若い女医さんに診ていただいた折り、その女医さんは同じ神経科でも自閉症専門ではないので、上司である自閉症に関しても信頼できる先生の外来受診をすすめられました。

 言語療法士の人や、児童相談所の発達検査の判定士の人、前述の女医さん、それぞれに、(私の方から自閉症や自閉傾向の心配があると言ったからではあるのですが、)「自閉傾向の疑いも心配ですよね~」みたいに言われていました。チビが女医さんの目をさよなら寸前まで全く見なかった、ということを、女医さんは指摘して心配されていましたが、私にはわかっていました。ただ無視していたんです。付き添いの施設職員の年配の女性には心許して目を見て遊んでたけど、ほとんど無表情ででーんとソファーに座ったままで、調べるためにしか話し掛けないような人間は無視!とばかりに。
(のちにその上司の先生いわく、最低限家族と目があっていれば全く問題ないということでした:しらない人と目を合わさなくても別に問題はないと。)
 そんなこんながあった後、京大病院に恐る恐る受診したのですが、とにかく先生がとてもよい先生でした。まず、子供が泣いていようと、遅れて入室しようと、座っていた椅子から立ち上がって、歩み寄ってのお出迎え(?)。子供をなだめるのは勿論の事、親にもちゃんと配慮してくれ、笑顔絶やさず。40代後半か50過ぎの先生で、その筋の専門研究グループの長でもある先生。泣いて怖がる子供はあとから入室させ、先に私からだけ数えきれないくらいの子供の様子の質問攻め。私からしゃべりかけられないくらい、どんどんいろんなことを聞いて来られる。でも、あとになってそれに意味がおお有りなのだと納得もしました。子供が入室してからは聴診器を当てたり、子供の歩く様子等を観察されたくらいでしたが、脳波の検査や病院でできる限りの検査(やりたくても泣いてできないだろうし)は、やっても異常なしの結果が出ると思いますと言われました。

 私はそれでも心配で、いろいろと自分の方からもチビがこんなことをするけどどうですか?みたいにいろいろ逆にたくさん尋ねました。それらは、みな、クリアー、「大丈夫」と言われました。

 自閉傾向なんてとんでもない、といわれたわけではありません。でも、「児童相談所や福祉センターなど、保健所の管轄のところはすぐに自閉傾向が・・・という言い方をしたがるんですよね」と笑ってやんわり否定しながら、チビに関しては心配がないですよと言って下さいました。私が調べた限りでも、自閉症や自閉傾向は範囲が広くて、様々で、ここからここまでが自閉、とかいうふうに本当はくくれないけど、診断名として決められたからそういう言い方があるだけで、診断が自閉~とつかないから全くそうでないかと言えば、そんなことはないと思います。だから、私は全く安心してルンル~ンと言うわけではなくて、この先もしっかり発達の具合を見守ってサポートしなければと肝に据えています。



 児童相談所の発達検査でチビは運動機能面だけが年相応で、あとのこと年に達しない遅れが確認出来ました。判定士さんは「どうですか、お母さん、感想は」なんてショックを心配して伺ってくれましたが、前もってわかっていいたので、「全然ショックじゃないで~す」と交わしました。

 実は娘の方は0才児で全身麻酔の手術を受けた経験があり、もしかしたら、脳に何らかの障害が出ることも心配されていました。そのことは娘が小学校に上がる前くらいに主人から打ち明けられて、私は全く知らされていなかったので、びっくりしました。おしゃべりこそ2才から出来ていましたが、日常生活面で出来ないことが多い娘だったので、主人は「年から2才引いてみてやれ」と私にアドバイスしてくれたのです。今から思えば、1才から驚異的なお絵描きが始まり、文字の修得、物語の暗誦、ひどいかんしゃく、独り言などおかしな言動でひとから白い目で見られた幼児期。でも、年を重ねるごとにマシになってきて、出来なかったこともだんだん出来てきて、成長が目に見えてわかります。勉強は常によくできて、読書家でもあるけど、食事のマナーや姿勢等がまだなかなか何度言われてもできない子です。もし、小さい時に保健所管轄のところだけに行っていたら、自閉傾向と言われたかもしれなくて、今や大きくなって改善してよかったねと言われているってことでしょうね。

 最近のチビは外を連れ歩くのも徐々に楽になり、様子を見て安全なところではところどころ手を離して歩いたり、よーいドン!で走ってみたりしています。言葉も2語文の走りのようなのが自発的に出てきて、単語も以前に増して出やすくなり、言葉数も増えました。ゆっくりゆっくりの成長ですね。小学校に上がるまでに、なんとか年相応の発達にまで追いつければ、と思います。前住んでいたところで、娘の通う公文教室で数カ月幼児公文にチビを通わせたことがあるので、そこでやっていたことを家でもやってみたり、いろいろ頑張ろうと思います。

 期間は短かったけど、私にとっては長い長い暗いトンネルをやっと抜けて、改めて頑張ってやっていけそうです。





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最終更新日  May 21, 2002 05:56:32 PM


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