潤風満帆☆ごきげん号!!

潤風満帆☆ごきげん号!!

April 5, 2004
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 天気が良かったので、むすめを塾に送りだしたあと、気合いを入れてむすことお出かけをしました。

 近所、ではなく、公共交通機関を使って。幼稚園や療育に通うのや、普段の家族でのお出かけにも、バンバン公共交通機関を使っていますが(私ペーパードライバー、というか、一台きりの車は主人が使ってるし)、今日はまあ、むすこの好きなとこに行ってみようと、ね。

 つい先日も、バスに乗り、私の用事で銀行に寄ってから(銀行に入るの時に嫌がってちょっと大変だったけど)、2キロ弱歩いてマクドナルドへ、そのあと1キロ弱歩いて帰宅、というのが難無く出来たので、まあ大丈夫だろうと出かけました。

 (ちなみにむすこは、診断のつきにくい状態ですが、軽い自閉傾向&発達遅滞とみられています。)

 むすこの乗りたい方のバス停へ行って、たまたま来たバスに乗りました。「どこに行きたいの?」の問いかけに答えることが出来ないので、結局は私が彼の希望として妥当な場所を選んで進むしかないのですが、大きい広場のあるバス停で降りて、少し遊びに入って、それからむすこに引っ張られて地下鉄に乗りました。で、これまた丁度来た方の地下鉄に乗って程遠い駅まで。

 そこには今までもよく行ってるので、むすこも機嫌よく改札を出て、何度も尋ねる中、「ポテト」とむすこが言ったため、その周辺にあるマクドナルドへ入りました。そのあとどこに行きたいでもないので、地下鉄で戻りました。

 地上に出て、そのあとです。き、きた!ぐずり出したぞ!

 むすこはどうやら、もう一度地下鉄に乗り込みたいらしい、でも、結構長い時間連れまわって私も疲れてきてたし、地下鉄に乗ってもどこに行けばよいのかも見当がつかない。

 バスで家に帰ろうよ、と促しても、へたりこんで泣く息子。すごい力で引っ張られるのに耐えながら、周囲の白い目に(と、言ってもそれほど誰も気に止めてないようでしたが。幸い。)耐えながら・・・・ガンガンの陽気に汗タラタラの私にはとても辛い状況でした。



 でも、誰も助けてはくれないんだよな・・・・。と、いうより、助けてもらいようがないんだよな・・・。「あらあらどうしたの?ぼく?」とか言ってきてくれる人がいたとしても、むすこを軽々と抱き上げてくれるマッチョマンが現れたとしても、この状況はどうしようも解決しない、それどころか、助けに来てくれた人に気の悪い結果になるのは目に見えてる。

 声をかけられても無視して泣き通しだろうし、抱き上げられても七転八倒で困らせただろう。

 何台もバスは来るものの、花見行楽の人出がすごくて、どのバスも満員で乗れもしない。

 仕方なく、むすこをオンブしてしばらく歩きましたが、まだ気がおさまらないむすこはぐずって、隙あらば地下鉄の方へ行こうとする始末。

 あ~~~!暑い!泣きたいのはこっちだよ~!と思いながら、むすこをなだめて日陰へ。

 ・・・・よし!仕方ない!こうなったら、タクシーだ!

 「くるま!」と言ってたむすこ、タクシーでなら帰ってくれるのか、とタクシーを拾いました。

 道でぐずってるのを見てか、タクシーの運転手さんがいきなり話しかけてきた・・・「なに、泣いてんねん!」「うそ泣きちゃうか?」「この子、あまったれやな!」

 むすこ以外に話が向けばほっとして、構われるとまた緊張する私。

 前にも日記に書きましたが、タクシー利用はたいていワンメーターか長くても10分乗らない程度なので、むすこに触れられても、事情やらを丁寧に運転手さんに出来る状態ではないのです。

 それでも、喉元まで何度もでかかりました。「この子は見た目普通ですけど、障害児なんです。」でも、そのあと、そのあとどれだけ話せるかが勝負です。ちゃんと話す時間もないのに、中途半端に話すのは私の気持ちとして許せないし、どうせなら運転手さんに「へえへえボタン」を連打させ、何かの時に「こないだこんな子供を乗せたよ」と正しく他の人に伝え話してくれるようでないとイヤなんです。



 疲れた~~~~~!!!

 むすこもニコニコで走って帰ります。家に入って、お手手を洗って、汚れた服を脱ぎ、足を洗い・・・・家遊びにさっそく興じてます。

 ふ~~~~~っ、私もほっこり濃いめのコーヒーを飲みました。

 体力の無さを痛感します。こんなにいい天気の日、出かけないわけにはいかない、って気合いを入れて出かけたけど、本当に疲れました。

 ま、むすこが(泣きぐずった数十分を除けば)楽しく快適に過ごせたらそんでオッケーなんですけどね。



 しかし・・・むすこ、見かけ普通なので、先日もこんなことが。外で夕食後、バスで帰ろうとバス停まで来たのに、どうやらむすこは近くの地下鉄の駅に行きたい模様。でも、かなり夜も遅いので寄り道も出来ないし、行きたがるむすこの手を繋ぎ止め(いつも外出時はよっぽど安全な場所以外では手を繋いでいます)、時にはしゃがんだ私の膝に座らせて、言いなだめたり、もうすぐ*番のバスがくるからね、と言い聞かせたりしてました。

 すると、離れたところでバスを待っていた50代のおじさんが私達のところへ近付き、・・・・?なんとチラチラ見て、眉間にシワ寄せてにらんでるのです。?へ?勘違い?と思いつつきにしていたら、とうとう私達に声をかけたのです。

 「ほっといたらええねん、そんなもん!」

 あと、何語かぶつぶつ言われていましたが、聞き取れませんでした。

 きっと、「何を過保護なことやって甘やかしてるんだ、今日日の母親は!」と思ったのでしょう。

 しかし、おじさんの言うように放っておいたらどうなりますか?おじさんに言い返したかった。「ほおっておいて、責任取ってくれるんですか?!」って。

 ほおっておいたら、むすこは一人ででも地下鉄に走って行き、改札をくぐってホームに行き、ホームから転落してもちっともおかしくありません。もとのバス停まで戻って来れようもありません。

 ほとんどおしゃべりが出来ないむすこだけど、聞き取り理解する能力は結構あるので、とにかく今の状況を彼にわかるように話し続けることが必須なのです。そんなことも何も知らずに、何を言うてくれまんねん、おじさん!と言い返したかったけど、何だか少し怖くて、喉の奥が固まってしまった。

 誰にも迷惑かけてなかったと思うよ。むすこは地下鉄に行きたがったけど、わめいたり泣いたりもしてなかったし、暴れてもいない、ただ私が母親として、バス停の邪魔にならないとこで子供に言い聞かせなだめていただけ・・・・うちの
子に適した対応をしてるだけなのに、なんでにらまれて、「ほっとけ」なんて言われちゃうんだろう・・・

 もしかしたら、バス停にいた他の人達も、口にこそ出さないけど、おじさんと同じように私達を横目に見ていたかもしれない・・・そう思うと、本当は私達のしてることが間違いで、むすこと過ごすあまり間違いがわからなくなってるのかも?という思いに苦しみました。

 どこに行っても、もっともっと周りに気を使っていなければ許されないのだろうか。外になんてでてくるなよ、と世間の人々に言われてるような気が・・・・・・。

 でもね、お出かけ、・・・・・むすこも私もしたいんだよね・・・どんなに大変でも、もっと違う場所にも行きたいし、快適に楽しんで過ごしたい。

 どうしたらいいんだろうな。幼稚園が始まるのが本当に待ち遠しいです。





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最終更新日  April 5, 2004 05:42:28 PM


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