潤風満帆☆ごきげん号!!

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February 21, 2007
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カテゴリ: テレビ
常盤貴子さんの最新主演映画作品 『筆子・その愛』
『とくダネ!』『その時歴史が動いた』
でも取り上げられた石井筆子さんを描いた映画です。

先週水曜日に放送され
今日再放送をされた
『福祉ネットワーク』
石井筆子 を知っていますか


インタビューシーンを
全てではありませんが、聞き起こしました。

山田監督と主演の常盤貴子さんの気持ちが
よく伝わるインタビュー部分です。

読みやすく一部書きかえましたが、
ほぼ放送の通りです。

常盤貴子さんのファンの方にも
読んでいただけたら嬉しいです。

(『その時~』のその回の内容は コチラ の日記で読んでいただけます。)

石井筆子さんに関しては

↑上の日記から読んでいただければと思います。

番組最後には映画に出演した
知的障害のある子供達の何人かが
スタジオに駆け付けてくれました。
監督や常盤さんに抱きついたり大喜びでした。


『福祉ネットワーク
 ~石井筆子を知っていますか~』



どうぞ。

********************

皆さんは障害児教育の母と言われている
石井筆子という方をご存じでしょうか?

明治の半ばに障害児教育の土台を築き
大きな足跡を残したものの
その存在はほとんど知られていないということで
その生涯を描いた映画が作られました。

今日はその映画の山田監督と
主演の常磐貴子さんにおいでいただきました。

司(司会者)
山(山田火砂子監督)
常(常盤貴子さん)


司「監督も石井筆子という人をご存じなかったとか」

山「はい。子供が知的障害なので聞いたことはありますよ、
  でも、この方にそんなお子さんがなんて
  全然知らなかった・・・」

司「なぜこの映画を?」

山「最近本が出たんですよね。 『無名の人』 っていう本で、
  読んだら、お子さまが私と同じで、びっくりしました。」

司「石井筆子さんも、山田監督も、
  お子さんが知的障害があるということで・・・」

山「ええ、もう子供は43歳ですが」

司「なぜ今まで石井筆子という人は
  知られて来なかったのでしょうね」

山「私の考えでは
  尽くしたところが知的障害だったから
  そういう子供達の為に尽くしても
  価値があると思っていただけなかったんですよね。」

司「明治の時代に・・・」

山「ええ」

司「じゃあ、映画にして
  みんなに知っていただこうとになりますよね」

山「そうですね」


司「常磐貴子さんはこのお仕事が来た時に
  ご自身がこの役をやってみようと
  決められたそうですが どうしてですか?」

常「まず私自身が、
  石井筆子さんという方を存じ上げなかったので 
  こういう素晴らしい方がいらっしゃったっていうことを
  私が今知れたように、
  多くの人に知ってもらいたいなあと思ったこと

  で、私が演じることで少しでも多くの方に
  見ていただけるんであればと思って。

  その後に監督と どうゆうふうに撮影をなさるのかとか
  どういう意志のもとに撮影されるのかっていうことを
  お聞きしたら 

  もうホントに
  まさに私がそうであってほしいっていう答えが
  返って来たので
  それは是非参加させて下さいって」


司「どんなところが共感できましたか?」

常「私は割と福祉系を扱ったドラマとかに
  出演することが多いのですが、

  その時に一番気にすることが
  ひとつのコマのようには扱われたくないんですね。

  こういう境遇って可哀相じゃない?みたいなのが
  大嫌いなので、
  そういうふうに扱われるんだったら
  もうじゃあ私はやりたくないし

  そんな映画作らないで下さいって
  言おうって思っていたくらいで」


司「可哀相な子の面倒を見た人、っていうんじゃなくて
  ということですよね。」

常「ええ。だけど、もう監督は
  彼等がひっちゃかめっちゃか
  滅茶苦茶にすれば滅茶苦茶にするほど
  私はそれが撮りたいのよー!
  みたいな感じだったので

  これは楽しみだなーと思って・・・」


司「常盤さんの強い意志的な個性と
  石井筆子が重なり合ったのかもしれませんね」

常「そうですね
  あとは監督のファンキーな部分が
  私もついて行きます!ってなれたので(笑)」

    ***********

山「筆子先生の一番好きだったのはね

  知能の遅れた子供をね
  あの階級でしたら
  里子に出して 知らん顔出来たわけですよね
  そういう方もいっぱいおられたと思うの

  でも最後まで子供を愛し続けて
  一緒にいたい為に滝ノ川学園にまで入って
  最後までちゃんと看取って 
  子供さんの生活を面倒見たわけでしょう?
  今は健常の子供さんを捨てる人もいるのにね

司「障害を持った子の母であるという
  そこが一番強い・・・」

山「ご自分自身も母であって
  また たくさんの子供の母であるっていうのが
  すごいですよね。

  もうご自身のものは全て投げ出してます。
  ご夫婦共にね。

  当時このご夫婦がやったことは
  ものすごく新しいことをやってたんです。

  学校であって 職業訓練所であって
  寄宿舎です。

  今そんな施設・・・


  今、施設と言うのは変な話
  寝かせて身辺処理をして
  ただ留め置くみたいな
  だから、施設反対とかいっぱい声があがってますが

  そうじゃないんですよ、このご夫婦が作ったものは。
  ものすごいものだな、と思って。
  もしこのまま行っていたら
  素晴らしい教育だと。
  小さい時は絶対この教育が必要だと。」


司「ただ収容するのではなくて、
  何かものを作ったり・・・」

山「職業訓練ですよね
  ご夫婦は
  自立させるためのきちんとそういうのを
  考えてながらやっていたところに
  素晴らしいなと」


司「演じてみてどうでしたか?」

常「楽しいところは子供達を見ていると
  もう大笑い出来るんですよね。

  もうほんとに
  私達大人がこれはやっちゃいけない、
  あれはやっちゃいけないって
  思っていたことの真逆をやってくるので

  今普通に健常のお子さんでも
  ある程度そう思いながら生きるじゃないですか、

  でもそんなものは関係なく、イヤなものはイヤだ! 
  今眠いから寝る!みたいな

  本当に自由なので その部分では
  もしかしたら素になってたくらい大笑いして

  悲しい場面では
  それだけ私が楽しい思いをさせて下さってる子供達が
  亡くなったり別れだったりとかを考えた時に
  自然にそういう感情になれたので
  特に作ったりとかはせずに出来ました。」

       ********

司「常盤さんはご自分の出番がないときでも  

  子供達のところにいって交流されていたとか?」


常「もう見たくてしょうがないんですよ。
  子供達の様子を。
  一緒にいたいんですよね。

  だから他の共演者の方が
  撮影の都合上自分よりも先に
  子供達と撮影に入っておられるってきくと
  えー!?私よりも先に!?って悔しくなるんですよね。
  私もその場所を見ておきたい!ってなって。

  ちょっとでもみんなといる時間を
  多く持ちたいって思えたことが・・・」



司「それは なぜ?」


常「それだけ  ほんとに
  子供達が魅力的なんですよね。
  もうキラキラしてるんですよ。

  その今回出て下さった知的障害のある子供達の
  お母さん達が本当にキラキラしてるんですね。

  そのことにすごく驚いて、もうだから
  キラキラのそばにいると
  キラキラがうつるというか、
  もう引き込まれて行って、
  もう自分も楽しくなって
  イキイキしてくるのかなって知って」


山「それで常盤さんはキラキラしてるんですよ。」

常「ありがとうございます!(笑)」

司「出番ももっと子供達と交流するところを出して下さいって
  注文されたとか?

常「そうなんですよ。」

山「それで増やしたのね。」



       **********

司「知的障害の子供達と健常の子役とを
  演技指導するのって大変だったのでは?」

山「演技指導してません。
  ご自由にどうぞ。
  誰だって演技指導されたら
  畏縮するじゃない?
  あの子達のあの姿のまんまで
  やってもらいたかったの。」


        **********


司「障害のある子とない子が一緒に共演したっていうことも
  大きな意味があったのかもしれませんね」


山「そうですね。(健常の子供は障害のある子から)
  素敵な心をもらって帰ったでしょうね。

  だから障害のある子も一緒に勉強させるべきだと思いますね
  そうすると こんなにきれいな心もいただけるのにね。」


常「健常の子も本当に楽しかっただろうなと思いますね。
  障害のある子とも普通に遊べるんだって知るって
  ことが大事だと思うので
  今回共演出来た健常の子達は
  ラッキーな場を持てただろうなと思いますね。」


司「常盤さんがおっしゃった キラキラ があるんですよね。
  多分筆子があれだけの苦しい試練があっても
  取り組んで来られたって言うのは
  キラキラですかね・・・」


山「筆子先生は知的障害のある子供達が可愛くって
  お子たち、お子たちって本に書いてあるんですよ。」

司「人として認めてるっていう物言いかもしれませんね」















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最終更新日  February 22, 2007 05:36:24 PM


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