アロマ大好き

アロマ大好き

2012.12.04
XML
カテゴリ: アロマセラピー
モルッカ諸島(マルク諸島とも呼ばれる)のテルナテ島にはアファという樹齢400年のクローブの木がある。

モルッカ諸島はインドネシア共和国のセラム海とバンダ海に分布する群島です。

クローブは、世界でもモルッカ諸島の五つの島にし自生していませんでした。
バンダ海の人々は古代ローマ帝国の時代から中国などアジア諸国と香辛料貿易をしていました。
イスラム教が勢力を強めると、イスラム商人による貿易が支配的となって行きました。

大航海時代がやってくると、モルッカ諸島で産出されるクローブやナツメグといった香辛料の値段が、ヨーロッパで金以上に跳ね上がったそうです。

その中で勃発したのがスパイス戦争でした。こしょうやクローブ、ナツメッグはそれぞれマラバル、モルッカ、バンダでしか産しなかったので、ヨーロッパ各国はそれら産地の激しい争奪戦を繰り広げたのです。

大きな帆船でポルトガルやスペイン人たちがやってきて、その後、モルッカ諸島はオランダによって植民地にされてしまう。

オランダは、支配の拠点をモルッカ諸島中央に位置するアンボン島に置き、大がかりなクローブの生産調整に乗り出しました。



反抗するものは、王族や貴族であってもことごとく首を刎ねた。
クローブを奪われた人々は、食べてゆくのもやっとというみすぼらしさに陥いりました。

そんな時、テルナテのひとりの村人が、ひそかにガマランマ山中にクローブの苗木を植えました。

幾度かの乾季と雨季をやりすごし、蕾がふくらみ、花が咲き、クローブは実った。
その木は、それからずっと、生きながらえてきたのです。

テルナテ島では、クローブが伐採された後、それまで知られていなかった疫病が5回も6回も大流行した。この伝染を防ぐために、人々は、クローブをいくつもさしたオレンジを盛んに使ったとジャン・バルネ博士の本に書いてありました。

この5回6回大流行した疫病はいったい何なのか調べてもわかりませんでした。

覚えておいて、また調べたいと思います。

このクローブの巨木も、だんだん木が寿命のために縮んできてるらしい。
ぜひとも見てみたいものだと思いますし、オレンジポマンダーを作ってみたくなりました。
















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.12.05 01:12:16
コメントを書く
[アロマセラピー] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: