≪☆女神☆の広場≫

≪第九話≫

<過ち>

嗚呼!

苦しい 息が出来ない

口を塞がれてしまった私は

もがき喘ぐ

必死に抵抗したけど

無駄な抵抗

どれだけ時間が経ったか分からないけど

彼も息苦しくなってきた様で

解き離れる事が出来た

少し落ち着いた所で

彼を見たら

トランクス1枚で

私を見ている

私が目のやり場に困っていると

いきなりワンピースのファスナーを下ろし

ワンピースは下に滑り落ち

下着だけの格好にされてしまった

今度はブラジャーのスナップを外し

中の物が露わになり

両手で急いで隠したら

彼は覆い被さる様に私を包み込み

床に押し倒した

このままでは頭か腰を床に打ち兼ねないので

両手で彼にしがみ付いた

さっきまで隠された物が露わになり

彼は餓えたハンターのそれに似た血相で

それを舐めるような視線で眺め下ろし

両手一杯に鷲掴みし思うが儘揉みしだき

暫く玩んだ後

口に頬張り赤子のように

吸い捲くり

思わず悲鳴を上げた私を無視して

その行為を続ける彼

その間私が出来た最大の抵抗は

彼の背中に立て爪を立てる事だけ

それから幾ばくかして

彼の手は私の身体を唯一覆う物に行き

それさえも剥ぎ取る

とうとう一糸纏わぬ身体となってしまった

いつ脱いだのか彼も同じ状態になってた

今度は彼の手は私のあれを弄ってた

知らないうちに濡れてきて

彼のいきり立った物を

必死に抵抗するのも無の様に

無理矢理私の身体の中へと捻り込み

心とは別に

慣れ親しんだお互いの肉体が

自然と反応し

彼のピストン運動に合わせている私

嗚呼!悲しい女の性!

無残にも感じてしまっている

そんな私に満足してか

彼は雄叫びを上げている

そしてそれに合わせて

私も喘ぎ声を上げてしまっている

誰かこの行為を止めて欲しいと

一縷に願いながら・・・・・

それでも官能の世界に

地獄の出口を懸命に探している私

あぁぁぁぁぁぁぁ~!

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 

『神よ我を救い給え』

・・・・・・・・・・・

無残に木霊する

「ピッピ~♪ピッピ~♪」

携帯の呼び出し音

心の中で『彼(本命)からかもしれない』

そんな表情を隠して

『お願い!電話だわ』

彼は無視して延々と続けようとしている

「・・・・・・・・・」

電話は切れた

『お願い!もう許して!』懇願する私

『駄目だもっと感じさせてやる』

さっきまでにも増して

執拗に押し込んでくる

嗚呼!苦しい!助けて!お願い!

叫んでも辞め様としない彼

「ピッピ~♪ピッピ~♪」

また呼び出し音

今度は彼から

『電話だ出な!』と言ってくれた

かなり頑張ったので

彼も疲れた様だ

『もしもし』

『あの始めまして○○の同僚で○○と言います』

と相手の声

何故彼の同僚から私に電話なのかしら?

と訝しい気持ちを抑えて

『どの様な御用でしょうか?』

次の見知らぬ人の声は

ついに地獄の入り口だった

・・・・・・・・・・・・・




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