Trashcan Sinatrasの新譜「In the Music」は、ネオアコファンならずともぜひ聴いてほしいアルバムです。 音の一拍一拍が、最初から最後まで、優しさと愛に満ち溢れています。そして、素朴さを感じさせるハーモニーながら、全体に漂うゆったりとした雰囲気は、だいぶ洗練されたなあという印象です。 シド・バレットにささげた「Oranges and Apples」はやはり名曲だなあ。のっけからこれぞトラキャン!的メロディラインに涙腺を刺激されます。 「Prisons」のアッパーなギターワークがいちばん好きです。けれど、詞はけっこう重たい問題提起だったりもします。「牢獄」というタイトルが、それを感じさせます。 本編ラストの「I Wish You'd Met Her」の、サビでふんわり盛り上がるところなんか、上手いなあトラキャンだなあとニヤニヤポロポロするわけです。