「No Time For Tears」がこのアルバムからの1stシングルです。最初聴いたときは、イントロの長さに面食らいましたが、Tomが叫ぶように歌い始める直前の、うねりまくるベース音だけで、これはすごいわと思いました。スケール感に圧倒されたのです。そして、「泣いてるヒマはないんだ」とこちらを煽る叫びには、もちろん鼓舞されまくったわけです。 「51st State」の踊るようなピアノとビートもいいし、「Sing When You're In Love」の、爽やかにさえ思えるメロディもいい。そこからつながる「Last Goodbye」は、静かで美しささえ感じるバラードだけれど、その詞はどん底から立ち上がる力強さを秘めていて、私はこれをベストトラックに選びたいくらい気に入っています。 「Nation Of Checkout Girls」は、ライナーではJamを引き合いに出されていますが、私はこれを聴いてすぐに、Pulpの「Common People」が思い浮かんでしまいました。出だしが似てると思うのですが。 「Be Somebody」。これは、1stの系統に連なるキャッチーでパンキッシュなシンガロングナンバー。フックはいちばんきいているような気がします。両手を振り上げて思いっ切り叫びたくなります。 ライヴで踊りまくれそうで、どこか懐かしいロックの響きも感じさせる「Don't Break The Red Tape」、ゆっくりとアルバムの幕を下ろしにかかる「Keep Losing」(ストリングスが入ってるのがホントに意外でした)~「Silver Spoon」の流れは、目を閉じて1曲目からをおさらいしながら、ゆっくりとこのアルバムの壮大さに浸れるなあ。