「There is no Refrain」という7インチ1枚を残して姿を消した、英Midlandsのバンド・Harrisonの、レア音源集が2枚発売されました。Apple Crumbleさんで最初見つけたときはすぐになくなってしまい、最近になってやっと聴くことができました。
レア音源といえばたいていデモだし、そういうものはえてしてコアリスナーだけが喜ぶものだと思っていましたから、少し敬遠気味だったのですが… けれどそりゃあ間違いですよ、とちょっと前までの自分に言いたいです。 「Demos & Rarities Volume1」の冒頭を飾る「There is no Refrain」の、気品あふれんばかりの、やわらかなタッチのヴォーカル、それに寄り添い踊るギターの音色。ジャジーな雰囲気もあり、軽やかなリズム隊が心地良いです。
そしてそこから続く、とびきりスタイリッシュな曲たちは、デモorワンテイクで録られたものとは思えないような出来栄えです。Volume2の「Always Thinking of Myself」の伸びやかなヴォーカルは、すごく青くてビターで、泣きそうなくらいに心に響きます。 私がSmithsばっかり聴いているせいか、Smithsっぽく聞こえる曲もあるのですが、もっと優しいし、陽の要素が比重的に大きいのかな、と思いました。