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2009.09.07
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カテゴリ: その他
昨日の日記にちょっと書いたとおり、国立科学博物館でおこなわれている「黄金の都 シカン」展を見てきました。

遺跡とか古代文明が大好きな私にとっては、実にエキサイティングな発見だったシカン文化。
現在、南イリノイ大学教授の島田泉先生によって発見されました。
ペルーの北海岸付近にあったと思われるシカン(月の神殿という意味だそうです)は、インカ帝国からさかのぼること約500年という時代に存在していたと思われるそうです。

目玉は、シカン文化の中心・ロロ神殿そばの墓の中から発見された、黄金の大仮面。墓の主に着けて埋葬されたそうです。
いきなり最初から出てきたので意外でしたが、その大きさ、黄金の輝き、すべてが息を呑むほどでした。これほどのものを身につけることが許された人物は、まさに黄金の帝国の中心に居たのでしょうね…。逆さまに埋葬されていたという事実も、謎めいていて驚きました。10メートルを超える墓の深さにもびっくり。
それに加えて、生け贄の数の多さ。女性や子供が主とともに墓に入っています。もう一方の墓には、女性ばかり20人近くが…。
トゥミという儀式用のナイフが展示してあったのですが、これは、生け贄の喉を切り裂くためにも使われていたそうです。この辺の文化には生け贄の風習が多いなあ…。

黄金の副葬品は、装飾も実に精巧で、現代ではたしてこんなことできるのか?というほどの細かさでした。古代文明の技術は、たいてい現代の私たちの想像を超えています。時間が進むほどに、人間は持っていたはずの英知を失っていってしまっているのかな、と思ってしまいました。


1978年から調査を続けているという島田先生。この情熱には、ひたすら頭が下がる思いでした。ひとつの文化を、歴史の空白に見つけ出したということは、本当に偉大なる発見だと思います。前からあったものを調べているのではなくて、自分で見つけ出したのだから、すごい。

「黄金の都 シカン」オフィシャル

国立科学博物館オフィシャル

開館と同時くらいに出かけていったので、ゆったりと見られて良かったです。
こういうものを見た後にたいてい起こる、現実に戻ってこられないふわふわとした感覚を楽しみながら、上野を後にしたのでした。





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Last updated  2009.09.07 15:33:34
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