最初に「Stay Out Of Place」の音源が公開されたとき、期待に胸が膨らみました。音楽から遠ざかっていたこの数年、彼らの直近のアルバムもほとんどチェックしていませんでしたが(今となっては入手も難しい…)、この曲は、確実に「あのころ」」のIdlewildの音。歪んだようなギターの響きに始まり、ゆっくりと壮大に広がっていくスケール。そしてそこに乗るRoddyのあの声。私が一瞬で心奪われた、Idlewildの音でした。 それに続く「Like I Had Before」は疾走感がありつつ軽快なメロディー。彼らの陽の部分がフィーチャーされたような、爽やかで実に心地よいナンバーです。どうでもいいけど、イントロの雰囲気がステフォのDakotaに似てるような気がする(笑)。 そして「It’s Not The First Time」ですよ。冒頭の三曲がたしか先に公開されてたやつなんですが、どれもがそれぞれのIdlewildらしさ全開で、私はこの曲がとても好き。Remote Partとかのあたりを匂わせる穏やかさと優しさが溢れていて、それは「The Mirror Still」とかもそうなのかなと思います。この曲なんか聴いているだけでちょっとウルっとくるほど美しいメロディで、Roddyの声がとにかくめちゃくちゃ優しく響くのです。
初期の衝動が垣間見える、グランジっぽい「Make It Happen」もあれば、めちゃくちゃポップな「I Wish I Wrote It Down」などは驚くほどです。でも、コーラスで切り込んでくるギターがはやはりdlewildらしいし、このメロディ展開は、やっぱりIdlewildだと感じました。
「Writers of the Present Time」はまた泣かせにかかってくる素晴らしさ。イントロ聴いただけで良い曲とわかります、そしてしみじみと噛み締めます…!