迷子の月

迷子の月

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December 4, 2007
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テーマ: ポチ日記(495)
カテゴリ: 月葵とポチ
ポチくんの

すぐそこにポチくんの車があるけど、私が来たのに気がつかないのか中々こちらに来ない。

寒くて外に出たくなかったので、ポチくんに電話をかけた。

この時、PM 8:07

出ない。

何してるんだろ??

電話を切って暫く車の中で待っていると、会社から出てきたポチくんが向こうから走ってきた。

ポ「ごめんねぇ~待たせちゃって(; ̄□ ̄A」



ポ「そうだね。どうしようか・・」

月「コンビニに置こうか?」

ポ「そうしようか。その方が危なくないよね」

月「じゃ、先に行ってるね」

ポ「うん。戸締りしたらすぐ行くから」

コンビニに車を置き、少し待っていたのだけど来ないのでトイレを済まそうと中に入った私。

出てきたらポチくんがコンビニの中で待っていた。


8時過ぎてやっと、私はポチくんに逢う事が出来た。

待ちくたびれた私に、ポチくんは遅くなった事を謝った。

「気にしなくて良いよ。仕事なんだから」と私が言うと、ポチくんは「ありがとう」と笑顔。



ポ「うん。ホントにごめんね~(;´▽`A``今日は午前中に早く帰れそうだって思ったから、急いで月葵ちゃんにメールしたんだけど、結局待たせちゃったね↓(>_<)」

月「ううん。大丈夫だよ。でも、今日逢えるとは思ってなかったから、メールもらって嬉しかったよ♪」

ポ「ホント?」

月「うん」

(*´ -`)(´- `*)ほのぼの



月「ううん」←ちょっと嘘

月「でも、少し買ったの。ポチくんお寿司駄目よね?」

ポ「うん。あんまり・・」

月「でも、海鮮丼は大丈夫だよね?」

ポ「うん。好き」

買ってきた物をポチくんに見せる。

月「これで足りるかな?」

ポ「うん大丈夫。さっきアイス食べたし」

月「え?またアイス食べたの?」

ポ「うん・・・(* ̄∇ ̄*)」

笑って誤魔化すな。

ポ「じゃ、飲み物買ってどこか景色の良い所で食べよう」

月「うん」

あてもなく車を出し暫く走った後、適当な所で飲み物を買う為にコンビニに入った。

お茶を買った後、ポチくんはこの間とは違う夜景の見える高台に連れて行ってくれた。

月「ここの夜景も奇麗だね」

ポ「そうだね」

(*´ -`)にこぉ(´- `*)

車の中で買ってきた物をポチくんに渡す。

そして、夜景を見ながらお弁当を食べる私達。

何だかもう、今更ながら車の中でご飯食べるのに慣れた自分がちょっと嫌かも・・

ε-( ̄ヘ ̄)┌

だったら、どうしてお店に入らないのか??

一番の理由は、ただ単にイチャイチャ出来ないから。

だって、お店の中だとポチくんと手を繋げないし・・(//・_・//)カァ~ッ…←馬鹿?

二番はポチくんの声が大きいから。

ポチくんは仕事の話するのも大きい声だから、周りが気になって仕方がない。

だから、車の中の方が気にしなくて良いのデス。

ポチくんは、いつもの様に今日の出来事を話す。

でも、だからといって愚痴らしい事は殆ど言わない。

そゆトコ好き。

ポチくんより年上の同僚(男性)で、愚痴ばかり言う人が結構いる。

はっきり言って、そういうのかなりウザイ

3日連続で何時まで仕事だったとか、俺だけいつも遅いとか、口で言うだけで誰も手伝ってくれない・・「俺が」「俺が」とか自己主張激しすぎ。

ウザ。\(`O´θ/ キ~ック

そりゃ、ポチくんだって「昨日は何時だった」とか言うけど、それは大概私が聞くからだし、人の所為にはしない。

体が弱い(自己管理出来ない)から、休み欲しいなとは言うけど。


***


夜景見ながらご飯食べて落ち着いた後、ポチくんが深呼吸。

いつも私に触れる前にする深呼吸。

って、未だに緊張するの?(;´▽`A``

をおずおずと私の方に伸ばしてきた。

そんなポチくんを別段拒否もせず、手を撫で撫でしたり、手を繋ぎながらいつもの様にお話。

私の顔を見てにっこり微笑むポチくん。

すると、また深呼吸した後、私を抱き寄せて来た。

ポ「今日はどうしても月葵ちゃんに逢いたかった」

(*--)--*)ぎゅぅぅっ

まぁ、先週逢ってないからね。

あんまり口に出して言わないから、気持ちが分かりづらいんですよキミは。

もっと、ちゃんと言って下さい。

月「ほんとぉ」←疑い深い

ポ「勿論!逢いたくて逢いたくて」

( *^)^*)チュウ

なら仕方ないですね、遅れたのも許してあげよう。←怒ってた訳ではない

月「来週ポチくんお誕生日でしょう?」

ポ「うん」

月「お仕事、遅い?」

ポ「多分・・週の初めだし、年末だから・・(×_×;) 」

月「そっかぁ・・イブも休み取れなかったしなぁ

ポ「イブ、休み取れなかったの?」

私の顔を覗き込み、抱きしめる。

(*--)--*)ピトッ

月「うん・・仕事忙しくて、他にも休み取りたいって人いたし、言える雰囲気じゃなかったの・・ポチくんは?」

ポ「俺は23日か24日交代でどっちかかなぁ。ばあちゃんも23日退院してくるから様子見にも行かなくちゃいけないし・・」

月「そうなんだ・・」

マザコン&ババコン。

ポチくんのお母さんとお祖母ちゃんは、仲が悪い

なので、その事で胸を痛めてる。

まぁ、どこの嫁姑の間にも深くて暗いモノがあるのね

ポ「その分、土曜日とか平日早く帰れる時、少しでも逢えるようにするから」

月「うん~・・」

そんな事言って、平日なんてなかなか無理じゃない。

今日みたいな日が珍しいんだよぉ。

ポ「土曜はイルミネーション見に行こう いいトコ見つけたんだ」

月「何処??」

ポ「○▽この間ニュースでやってたんだ」

月「↑(遠い)ふぅん?」←ピンとこない

ま、珍しく何か考えてくれてるみたいだから、何でも良いや。

月「雪、降ったらどうしよう?」

ポ「そうしたら月葵ちゃんに運転してもらおうかな?」

月「えぇ~っ??何言ってんのもぉ~?事故っても良いなら良いけど~」

(ノ∇≦*)もぉ~(〃'∇'〃)ゝエヘヘ

ちぇ~

「お祖母ちゃん」出されたら引くしかないじゃない。

ポチくんはずるいなぁ。

以前も誕生日逢えないって言われて「さよなら」したんだもの。

どーせ、私の誕生日だって一緒にいられないんだ。

ポチくんに期待しちゃいけない。

分かってる筈でしょ?

馬鹿だなぁ月葵は。

学習してないの?

今が楽しければ良いでしょ?ポチくんはポチくん。

他に色んな選択肢があるんだから、ポチくんだけ見るのはやめなさい。

世間は広いのよ。

なんて、私が考えてるなんて思ってないだろうな。

このコ。

自分に惚れきってるな、とか思ってるかもしれないけど、私でもそうなのかよく分からないし。

でも、他に好きな人いないのは残念ながら事実。

「好き」になれる好みの範囲が狭い所為で、未だにポチくんの泥沼から抜けられない。

他力本願だけど、誰か助けて下さい・・・(×_×;)

だからって、誰でも良いわけではないので勘違いしないで欲しいけど。

時々そういう勘違いヤローがいるから。

いくら鈍い私でも、その人が自分に気があるかどうか何となく分かる。

でも、そういうつもりもないのにお付き合い出来ない。

なので、気付いても気付かないフリ。

「鈍い」って言われるけど、あくまでフリですから・・・


ポチくんなんて、特別イケメンでもないし、高学歴でもない。

ましてや高収入でもない。

ってかそんなのどうでも良い。(いや、良くないけども)

ホンネ言えば、ある程度の収入は欲しいけど、あくまでそれは夫に求める条件。

ポチくんは夫ではないので、当てはまらない。

あ、話が大分それてしまった・・・

デートの最中だった。(; ̄□ ̄A アセアセ


***


そんな事を考えているとは思っていないポチ。

そんなポチくんに抱きしめられ、( *^)^*)ちゅーされました。

月「ポチくん。仕事で何かあったの?」

ポ「うん?どうして?」

月「・・どうしても逢いたかったなんて言うから・・」

ポ「何にもないよ。(*^-^)確かに仕事は忙しいけど・・逢いたかっただけ」

月「ふぅん?なら良いけど・・」


(*--)--*)ピトッ

この日は、約束どおり日付の変わる前に帰りました。


***


世間では誕生日もクリスマスも逢えないなんて、付き合ってるなんて言えないって意見が圧倒的だろう。

自分をそんなに見下して良いの?

もっと自分を大事にしないと。

分かってる。

ちゃんと考えてる。

でも、行動に移す勇気が持てない。

ただその勇気、いつ持てる・・・?





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Last updated  January 8, 2008 09:38:04 PM
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