ロックの女王ジャニスの衝撃的な死の直後1971年に発表された、最後のスタジオ・アルバム。その衝撃的な死の翌年に発表されると全米チャートの9週連続1位を記録し、シングル・カットされた「ミー・アンド・ボビー・マギー」も1位を獲得した。プロデュースはドアーズなどで知られるポール・ロスチャイルドが手がけ、遺作にして最高傑作の呼び声が高い。「生きながらブルースに葬られ」は人生を猛スピードで駆け抜けた彼女へのレクイエム。ジャニスのサウンドの集大成ともいえる、バラエティに富んだ、完成度の高いアルバムとして高く評価されている。ボーナス・トラック4曲を含む、全14曲を収録。 ジャニス・ジョプリンはブルースを自分のものにした。1970年にヘロインの過剰摂取で亡くなったジョプリンは生きてこのアルバムを完成させることができなかったが、彼女の激しい情熱、苦悩とエクスタシーの入り混じった極限の叫びは迫力充分。お陰で本作は、彼女の時代のもっとも忘れがたいレコードになった。インスト曲「Buried Alive in the Blues」ではバンドも活躍するが、リリース後何十年も経っている本作を今なお聴きがいのあるものにしているのはヴォーカルである。傷心の苦しみを歌い上げた「Cry Baby」や、希望に満ちた言葉をつづったクリス・クリストファーソンの「Me & Bobby McGee」を聴けば、なぜ悲劇の人とも呼ばれるジョプリンがポップ界に欠かせない存在なのか理解できるだろう。(Steve Appleford, Amazon.com) ジャニスの祈り(Move Over) クライ・ベイビー(Cry Baby) 寂しく待つ私(A Woman Left Lonely) ハーフ・ムーン(Half Moon) 生きながらブルースに葬られ(Buried Alive In The Blues) マイ・ベイビー(My Baby)
ベンツが欲しい(Mercedes Benz) トラスト・ミー(Trust Me) 愛は生きているうちに(Get It While You Can) 録音:1970年9月5日〜10月3日、ロサンゼルス、サンセット・サウンド・レコーダーズ テル・ママ(Tell Mama)(ライヴ)(ボーナス・トラック) リトル・ガール・ブルー(Little Girl Blue)(ライヴ)(ボーナス・トラック) トライ(Try (Just A Little Bit Harder))(ライヴ)(ボーナス・トラック) クライ・ベイビー(Cry Baby)(ライヴ)(ボーナス・トラック) 録音:1970年7月4日、カルガリーでライヴ録音 ジャニス・ジョプリン 録音:1970年9月5日〜10月3日、ロサンゼルス、サンセット・サウンド・レコーダーズ
COLUMBIA CK-30322(FCCP-85004) 購入年月日:1996年1月22日(CDクラブ)