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2023.01.29
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「うんうん。…確かに、前までは、いなかったけど…。」

藪岡、
「ふ~~ん。亮輔の大学の~~。」
そして、
「あっ。肇ちゃん、今、陽織ちゃんって言ったけど…。」

その声にルシアが、
「あん。汀陽織。太陽の陽に織るって書いて、陽織ちゃん。」
そこまで言ってルシア、


藪岡も亮輔も、
「3時…???」

「うん。何だか。訳アリみたいでね~~。」

亮輔、
「3時って…。何それ…???」

ルシア、カウンターの端でビールとスナックを食べている陽織に、
「陽織ちゃ~~ん。」
そして手招き。

陽織、そんなルシアに、
「は~~い。」

その時、後ろの女性客が、


陽織、その声に、
「あ、は~~い。店長~~。」

肇、ニッコリと、
「あいよ。」

ルシア、ニッコリと。そして藪岡と亮輔に、


肇、ビアグラスにビールを…。そして陽織に、
「はい。お願い。」

陽織、
「ありがとうございます。」
そして女性に、
「お待たせしました~~。」

女性客、ニッコリと、
「ありがと。」

ルシア、また陽織に手招き。陽織、ルシアの元に。

藪岡、
「おっと。」
すぐさま席を開けて、
「はい。どうぞ~~。ごめんね。僕が座ってた席だけど…。」

陽織、
「あ、いいえ~~。」
そしてルシアと肇を見て…。

ルシア、
「どうぞ。座って。」

陽織、
「あ、はい。」
そして、左右の男性を見て、少し照れ臭そうに、
「すみません。」

亮輔、
「どうも。」

陽織も、
「どうも。」

「あのさ。俺の顏、見た事、あるよね。」

その声に陽織、目をパチクリと、そして顔をコクリと、
「あ、はい。」
そして顔を傾げて、
「確か…。2度程…。」

瞬間、亮輔の隣の女性、目を真ん丸に、おちょぼ口にして、
「う~~~。」
そして、
「そ~~~。」

すると亮輔、
「うんうんうん。」
笑顔で、
「だよね~~。」

陽織、目をパチクリと…。そして肇とルシアの顔を見て、また顔を傾げて…。

亮輔、
「なんだ…けど~~~。」

陽織、またまた顔を傾げる。

亮輔、
「俺さ…。大学で、君を見てさ。…その時、君、俺を見て、どこかで…、お会いしました…???…って。…言ったんだけど…。」

その声に藪岡、ルシア、
「んん…???」

肇は目をパチクリと…。

亮輔、
「あの時、君、俺を見て、あのぉ~~。どなたか存じませんが…、人違いじゃ…。…っても…。」

藪岡、
「はっ…???」

「そして~~。」
亮輔、
「この店の事を言った時に~~。はっ…???…エンカン…???…なんですか、その…。…って。」

いきなりルシアと藪岡、
「うそ。」

「だから…って、言うのも、変なんだけど~~。君…、ウチの大学の…、生徒…だよね。」

陽織、話しを聞きながら…、困ったような顔で…。今度は全然、口を…。

肇、
「陽織ちゃん。」

藪岡もルシアも、
「……。」

亮輔の隣の女性、亮輔に、
「何なんのよ、この子。」

藪岡、
「ふん。まっ。何やら…。確かにルシアの言う通りに…、訳アリ…かな…???」
そして女性に、
「汀…陽織さん。」

陽織、その声に、困った顔で、下を向きながら…、
「あ、はい。」

「分からなかったら、別に…、そのままでいいよ。うん。」
そして、ニッコリと…。

…やがて、陽織、
「ご、ごめんなさい。…私…。」

藪岡、そんな陽織に、優しく、
「うん…???」

「…私…。実は…。」

ルシア、亮輔を見て、
「……。」

藪岡、
「うん…???…どうしたのかな…???」

陽織、
「実は…。」
下を向きながら、
「……。…記憶が…。…ないんです。」

思わず、亮輔、ルシア、
「!!!!」

藪岡、
「記憶…が…、ない。」
目だけ、キョロキョロと…。

ルシア、小さな声で、
「…記憶…。喪失…。」

藪岡、そして初めに亮輔をチラリチラリと見て…。
亮輔も、目をキョロキョロと…。

藪岡、
「…記憶が…。ない…かぁ~~。」
そして、腕を組んで。
「そぅ…かぁ~~。記憶が…、ない…かぁ~~。」

亮輔、小さな声で、
「…記憶…、喪失…。」

隣の女性、
「何々…???…記憶…、ないの…???…って…、大学、来てんじゃん。」

瞬間、亮輔、目をキョロキョロと、そして口を尖らせながらも、
「ふん。確かに。」

ルシア、
「はん…???…どういう事…???」

カウンターの中で肇、顔を傾げて…。

藪岡、
「ふん。陽織ちゃん…、自身は記憶が…、ない。」

その声に陽織、顔をコクリと…。

藪岡、顔は真っすぐに。けれども目だけ陽織の方に…。
「けれども…、大学にはいる…。…ふ~~ん。」
そして…、
「ねね、陽織ちゃん。」

陽織、そのままの姿勢で…、
「はい。」

「…3時になったら家に帰るって聞いたけど…。…それからは…???」

陽織、顔をそのままで…、
「私…。…寝ます。」

それぞれがそれぞれを見つめながら…。

藪岡、
「ん~~~。まだ、3時…、確かに。寝るしか…。…でも…、それから…???…朝になれば…。」









LIBRA~リブラ~   vol,029   藪岡も亮輔も、「3時…???」

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最終更新日  2023.01.29 06:04:15
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