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2024.10.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート
「まま。」
洗濯物の畳み方をまた教えてもらいながら、
「だ~~ってさ~~。眞鍋家のあれこれを聞いていて、ウチの事だけ話さないって、そういうの…、フェアじゃないじゃない。」

汐梨、その声に口を尖らせて、
「…と言っても、別に私の事まで、そんな…、事細かに~~。」

「別に、減るもんじゃなし。…と、言って、おまえ、汐梨~~。ある意味、おまえみたいなの、そんじょそこらにはいないぞ。みんな、凄~~っいって、言ってたから~~。まっ。俺だって、おまえの事は、凄ぇ奴って思ってるし。…そんな…。てめえの稼いだ金で海外留学。それにワーホリー。そんな経験している人って周りにいるか…???いないよ。それほど凄い事やってるってんだよ。ある意味、尊敬するぜ。」

汐梨、黙ったままで。口を窄ませて。

「…それに…。お互いの事、いろいろと知っておいた方が~~。」


「…いや。まぁ。ねぇ…。まま。確かに。自分のやりたい事、自分に責任もって。かあさんだって、私が留学する事、最初は、何考えてんのって。…でも、自分のお金で行くからっ言ったら驚いてた。驚いた挙句に、自分で、そう決めたんなら、ご自由にって。…だから。」
そう言って汐梨、
「うん…???」
顔を傾げて。…そして、兄を見て、
「へぇ~~~。~ぇえ~~…???…兄さん。」
可笑しがりながら、
「…って、言うか…。兄さん。…そういう気持ち、あるんだ~~。」

途端に耀司、
「へっ…???…何よ、そういう気持ちって~~???」

「うん…???」
汐梨。

そして汐梨、
「ふんふんふん。ふんふんふん。…な~~るほどね~~。」

そんな汐梨に耀司、瞬きしながら、
「はっ…???」
こらちも顔を傾げて、

耀司。
「眞鍋さんの事~~って~~。俺は~~、うん。これからも~~。…晄史さんとは友達同士で、付き合って行くつもりだけど~~。…と、言う意味。そういう気持ち~~。」

汐梨、その声に思わず口を真一文字に。唇を口の中に、
「はいはい。まま。…相変わらず、鈍感な兄貴でして。あ。そこ~~。また違う~~。」
そして自分で手を出して、
「ここは、こう。はい。もう一度、やったんさい。」
耀司、
「えっ…???…うそ。」






芙美花たち、カラオケの帰り道。

景織子、
「ねね、芙美花~~。」

芙美花、景織子に、
「うん…???」

「芙美花のおとうさんってさぁ、再婚しないの…???」

千愛に詩乃も、
「あ。私もそう思った~~。」
「うんうんうん。私も~~。」

芙美花、
「あ、あ、あ~~~。」

「…って言うのも~~。」
景織子。
「ウチのおかあさんが~~。結構~~。芙美花のおかあさんとも仲、良かったじゃ~~ん。」

千愛も、
「そうそう。ウチのおかあさんも~~。」

詩乃も、
「だよね~~。ウチらが仲良いと、おかあさんたちも~~。」

景織子、芙美花に、
「だからさ。おかあさん、いっつも芙美花の事、気にしてんの。芙美花のおかあさん亡くなってからここ1年、芙美花、家の事でって。…で、私たちとあんまり~~。だから、今、ようやく私たちと一緒に会えるってなって~~。あら。芙美花ちゃんの家、じゃあ、誰が家事を…???…って話になって~~。私、つい、おかあさんに、芙美花のおばちゃん。…じゃないのかな~~って。そうしたら、えっ…???…んじゃ、高井戸さん、再婚って考えてないの…。って。」

千愛も、
「うんうん。ウチのも。」

詩乃も、
「ウチのも、ウチのも。高井戸さん、IT関係で、結構~~。今、いい人~~。いると思うんだけど~~。芙美花ちゃん、これから受験もあるし~~って。」

そんな話に芙美花、
「あ、あ。あははははははは。はは。」
顔を傾げながら、
「どぅ…、なの…かな…。ははははは。」



そして…。

誰ともなく、
「芙美花のおとうさん、再婚した方が良いよ、絶対~~~。」

芙美花、思わず目を真ん丸にして、口を尖らせて…。




駅でそれぞれ別れて。
「じゃね~~。明日~~。」
「う~~ん。バイバ~~イ。」

芙美花と景織子はそれぞれ別のホームに。
千愛と詩乃のふたりは同じホームに。
芙美花、電車に乗り込み、耳にイヤフォンを。




そして…。

数分後には電車を降り、改札を通って…。
自転車で凡そ15分。

玄関のチャイムを鳴らしてドアを開け、
「ただいま~~~。」

リビングの方から、
「おかえり~~。」の声。
玄関に歩み寄ったバセットの頭を撫でて、
「ただいま、バセット。」
けれども芙美花、そのまま2階に。



いつまで経ってもリビングに顔を出さない芙美花に汐梨、顔を傾げて、
「あれ…???」
瞬き。
「変ね~~~。いつもなら、帰ってくればこっちに…。」

汐梨、廊下の方を見て、
「ふん…???」



5分経ち、10分経ち。15分経ち。
麻沙美はいつも通りにバセットに凭れて絵本を見ている。

汐梨、耀司の書斎に。ノックして、
「ねね、兄さん。」

耀司、そんな汐梨に、
「うん…???」








ママでいい…。   vol,089.   「芙美花のおとうさんってさぁ、再婚しないの…???」

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最終更新日  2024.10.20 04:46:29
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