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2024.11.22
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手書きハート
「誰と~~~。」

汐梨、「目の前にいるでしょっ。つぅの。」

「何を馬鹿な。おまえと。」

いきなり汐梨、腰を浮かせて、
「このトンチンカン。何で私なのよ。私以外の目の前でしょ。何を馬鹿な。」

耀司、いきなり体を右後ろに僅かに引いて。そしてぶすっとして、
「私以外の目の前でしょ。って誰よ、それ。」

目を真ん丸にして汐梨、


芙美花も、
「おとうさ~~ん。」

耀司、芙美花に、不貞腐れた顔で、
「う~~ん…???」

「おばちゃんの言っているのは~~。眞鍋さん。」

耀司、その声に、
「眞鍋さん…???…ったく。」

「睦美さんの事だよ。」

耀司、ある意味、馬鹿馬鹿しくなっている気分。
「睦美さん…???」

その声に汐梨も芙美花も黙ったままで。耀司、思わず瞬きして、


汐梨、こころなしか、「こんにゃろ」とも思しき形相で、
耀司と同じく腕組みしたままで体を僅かに右後ろに、
「決まってんでしょう~~。今現在、付き合っている人の中で~~。あの人以外にいる…???…と、言うか、い・ま・す・か。…って~~。」

いきなり耀司、目を真ん丸に、
「睦美さん…???」

「睦美さん…???…睦美さん…???…俺と…???」

汐梨、口をグンニャリと。

すかさず耀司、ニコニコとしながらも、
「お~~ぃおぃおぃ。」
顔を下に。そして右手をヒラヒラと。
「かかかかか。悪い冗談。悪い冗談。やめて、やめて。」

いきなり汐梨、腕組みを解いて、
「どうしてよ~~~。」

「いやいやいや。だ~~ってさ~~。」

汐梨、また腕組みして両肘をテーブルに。
「理由を訊こうじゃないのよ~~。だ~~ってさ~~、なんて言うんならさ~~。」
汐梨をある種、馬鹿にしている顔で、
「いや…。理由…???…って言うか…。いや。あのね。」
耀司、思わず今度は体を正して、汐梨に何かを。
「あのね。あの。」

汐梨、畳み込むように、
「はい、理由。」
上半身を僅かに前に。
「はい。どんな…???」

「いや。…どんなって…。その…。」
「あるんでしょ、理由。悪い冗談。やめて。やめてって、言うくらいだから~~。あの人のここが嫌。あそこが嫌。嫌い。だめ。俺には無理。って言う、説明できる、ちゃ~~んと納得できる理由。言ったんさい。はい、どうぞ。」

その声に耀司、
「おぃっ!!!」

「何よ。」
耀司、右目を瞑って、口をグンニャリと。
「…って。」
目をあちこちに。そして、チラリと芙美花を。

芙美花も口を半ば尖らせたままで父を。
「おとうさん。」

今度は耀司、右手の平を汐梨に、
「待て。待て。」

汐梨、
「いや。待たない。言ってよ、その理由。」

耀司、口を斜めに。
「歳が…。」

間髪入れずに汐梨、
「歳…???」
目を真ん丸に。
「今の時代、歳が何よ~~。一回り…???二回り…???…んなの関係ないっつぅの。好きになったら一途だっつぅの。」

そんな汐梨に睨み付けるように、そして歯をがっしりと噛み締めて口を丸く開いての耀司。

汐梨、耀司に、
「あのね兄さん。ひとつ、言ったげる。」

そのままの形相で耀司。

汐梨、
「ウェディングプランナーを舐めんな。」

いきなり芙美花、
「かかかかか。出た、その台詞。かかかか。おばちゃん良い。良い。ははははは。」
そして芙美花、父に、
「おとうさ~~ん。私は眞鍋さん、良いって思う~~。」

その声に耀司、芙美花を見て、
「はっ…???…いやいやいやいや。」
瞬きして、右手をヒラヒラと。
「いやいやいや。待て、待て待て待て。」

芙美花、顔を傾げて、
「じゃあ、どうして…、ダメなの…???」

その声に耀司、
「いや…。…って言うか~~。その、あの。」

汐梨、
「ほ~~ら、説明も説得もできな~~い。」

芙美花、遠くを見るように、
「眞鍋さん。…あの人だったら~~。うん。」
コクリと。
「ただ…。おかあさん。…って、言う感じは…。」
顔を傾げて、
「ん~~~。多分、ないかな…。」

汐梨、芙美花の声に、
「えへ…???」
思わず、「なんで…???」的な表情で。

芙美花、また遠くを見るような表情で、
「なんか…。おかあさん…って感じじゃなくって~~。どっちかって言うと~~。ママって…???…感じ…???」

汐梨、
「ママ。」

「うん。…私のおかあさんは~~。ひとりっきりしかいないし~~。」

汐梨、芙美花を見ながら、
「うんうんうん。」

「もし、今も、おかあさん、生きていたら、思いっきり甘えちゃう。…って、言うか~~。思いっきり、甘えられる。私には、そんなおかあさんだったから。」

汐梨、芙美花の話しを聞きながら、
「うんうんうん。確かに。義姉さん、おっきかったもんね~~。物凄い包容力。さすがは看護師って。」

「だから~~。」
芙美花。
「…もし、仮にだよ、仮に。」

汐梨、
「うんうん。」

「眞鍋さんが~~。あの人が、おとうさんと結婚する事になったら~~。ママ。」








ママでいい…。   vol,122.   「おばちゃんの言っているのは~~。眞鍋さん。」

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最終更新日  2024.11.22 05:55:56
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