ピロちゃんのサクセス?ストーリー

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クマヒゲピロちゃん

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2012.03.18
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数日前に、N君と言う30半ばの方が、私が担当する班に配属されました。

今、私が仕事としてやっている造船所の「歪取り」と言う仕事ですが、大まかに言うと船渠班とブロック班と言う二班に分類されます。そして私は親方業をやりながらブロック班の責任者でもあります。

そして、その人員と言うのも大体決まっていてどちらかが突発的な忙しさに見舞われない限りは人員の増減はほとんどありません。

そして、このN君は元々は船渠班の人間です。それならば、なぜN君が、私の班に回されたのか?

彼は軽度の知的障害者で今まで歪取りの仕事もほとんど覚える事もできず、雑用係にまわっていたのですが最近では、ソレさえもまともにしないと言う話しですし、言う事もあまりきかなくなったらしいのです。

まぁ、要は困り果てた船渠班の責任者達が私に教育と見張りをしてくれと言う非常に身勝手な話しなのです。

で、私が船渠班の責任者に聞いた事が二点ほど・・・


1、船渠班で扱えなかった人間を私の班で面倒みるのはいいが、私が無理と言う判断をした場合N君にはどういう処置をするのか?

2、教育がメインなのか?見張りがメインなのか?




1の問いに関しては、特になんの処置も考えていない。

2の問いに関しては、できれば教育してほしいが最悪見張りでもいい。

と、言った素晴らしい回答!

この人さえ放り込んでおけば「銭」になると言う造船所特有の下衆な考え方に今だについていけない私。

そして、その昔一時期私のブログにもよく登場していたM君を一人前になるまで育てた?と言う私の実績?も伴ってまわってきたんじゃぁないかなと・・・

いやいや、ここで敢えて汚い言葉で言わせていただくと「ピロに任せとけば俺達の責任はなくなるし、第一面倒くさくなくなるし。ピロはリサイクルするのが好きやからNと言うゴミもリサイクルするだろうしな。」と言う魂胆ミエミエですわ。

まさしく本気で人にぶつかろうとしない船渠班の責任者達!(まぁ、責任とってないんですがねぇ)

とまぁ、私の愚痴もこれぐらいにしてN君との仕事の初日に私のところに配属になった趣旨の説明と本気で仕事に向き合うのかどうかの確認です。

本気で頑張る!と一応は言ったので私も本気になります。初日と二日目は朝から晩まで私の怒声が容赦なくN君に浴びせかけられます。N君もその度にビクン!となるのですが、その近くでトラウマなのかM君もビクン!としてました(笑)

そして、3日目にN君から自分は知的障害者であると言うカミングアウト・・・


私は敢えて聞きました。





しばらくの沈黙の後、N君から出てきた言葉は「健常者・・・普通の人として扱われたいです。」の一言。私は今回このN君から敢えて出てきたカミングアウトに驚きました。なかなか言えるものではありません。

昨日は歪取り作業に関してのポイント等をノートに書いてあげました。ただ、仕事中に書くので、その都度になるとは思いますが・・・・

N君には今、同棲している彼女がいるそうです。写真を見せてもらうと二人が笑いながら写っています。

そして、N君に言いました。「この生活ができているのは、君が仕事をして稼いでいるからなんだよ。そして、今の生活をしていきたいのなら仕事を一生懸命覚えていくしかないんだよ。」と。


これから、N君がどうなるのか?は正直私にも解りません。でも、N君が本気でいる限りは私も本気でいたいと考えています。



















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Last updated  2012.03.18 20:35:53
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