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2005.08.31
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旧高崎競馬境町トレーニングセンター(群馬県伊勢崎市)で新しい競馬開催の実現をめざしている「Racing ISESAKI Club」さんが、公式ホームページ「 北関東に再び競馬の灯を! 」に、「 現在までの状況のご報告、及び、今後の活動について 」と題する一文を掲載しました。この運動に関心を持たれていた方々にはぜひとも読んでいただきたいと思います。


「Racing ISESAKI Club」(「新高崎競馬応援団」から本年6月改組)は、境町トレセンを競馬場化することを目標として活動していましたが、明9月1日(木)からその場所は競馬場ではなく育成場として、株式会社「境共同トレーニングセンター」(渋谷武久代表)が使用します(別掲報道記事を参照してください)。この日記ブログでも繰り返し説明してきた通り、旧高崎競馬調騎会長の渋谷さんが代表を務める「境共同トレーニングセンター」は「Racing ISESAKI Club」とは全く別個の組織で、将来の「競馬開催」を意図していない団体です。ただ、両組織ともに旧高崎競馬の関係者を中心に構成されているので、育成事業スタートにより一部関係者が競走馬にかかわる職業生活を再開することができます。このことは以前に廃止された他の地方公営競馬ではありえなかった成果ですから、高く評価されるべきかもしれません。しかし、当日記ブログが支持応援してきた「Racing ISESAKI Club」側で活動してきた関係者の方々は全くその恩恵を受けることなく、職住両面で境町トレセンからの撤退を余儀なくされたのですから、個人的には全く喜ぶ気持ちになれませんが…。

さて、あくまでも北関東での競馬開催復活をめざしていた「Racing ISESAKI Club」としては、ここで一応の敗退が決定したようにも思えますが、個人的には次の2点において現時点での敗北感は大きくありません。
まず第一に、始めから「Racing ISESAKI Club」の企ては短期的視野において成功率の高いものでありえなかったこと。もちろん1日でも早い競馬復活を夢想してその活動を支持応援してきましたが、普通に考えても「廃止を阻止すること」と「一旦廃止されたモノを再開させること」とでは難易度が大きく異なってあたりまえ。ライブドア社と手を組んで試みた前者がもろくも失敗に終わった以上、後者の成功確率がより低くなるのは当然の成り行き。廃止を決断した小寺弘之群馬県知事にしても、元々合理的というよりは「意志の固さ」が目立つ御方ですから、仮に納得の行く再建策が目の前に提出されたとしても、短期間のうちに前言を翻すような決断を彼が下すことは考えにくいのが現実です。その意味では、あの廃止の日からまだ8ヵ月しか経過していないのですから、ここで諦めてしまうことこそが本当の敗北だとも言えるのではないでせうか。
第二には、明日事業を開始する「境共同トレーニングセンター」の今後について。同社と群馬県との境町トレセン賃貸借は来年3月までの7ヵ月間がテスト契約です。その後、この事業がスムーズに本契約に移行するなら「Racing ISESAKI Club」の出番はないままかもしれませんが、幸か不幸かそうはならない可能性が十分に残されています。例えば、「官」の力を借りた規模の大きい新会社が登場することで競走馬育成業界にあつれきが生じる可能性があります。その場合に当初から「Racing ISESAKI Club」が提唱していた構想、すなわち「競馬を開催することにより育成需要そのものを拡大し、自ら育成を手がけながらも近隣の競走馬育成業界にとってマイナスにならない存在たりえよう」というプランが再浮上する余地が生じると思われます。この構想に基づいて各関係機関や団体が前向きに解決策を探れば、多くの問題を現実的に解決しながら競馬開催復活へ繋がる道が開けてくることもありえないとは言えないと考えます。

そうは言っても現時点では打つ手がほとんど見当たらず、「待ち」の姿勢を強いられる期間が長くなることは否めません。私たち「ファン」はともかくとして、競馬関係者がいつまで「待つ」ことができるのか、正直なところ自分にはわかりません。ただ、「Racing ISESAKI Club」公式HPで「免許の更新は続ける」と表明されている以上、まだ限界点を超えてはいません。

今回の、一見敗北に見える事態を、元々低かった成功確率がさらに多少低下したに過ぎないと見なすことにします。もちろん歓迎すべき状況ではありませんが、それでも致命傷には程遠い。現実に、境町トレセンが更地とならずに競馬関連施設として存在し続けるわけですし。



 ・他場のミニ場外を運営し、競馬再開能力を認めていただくための実績作りをする。
 ・冠レース、シンポジウム等の諸イベントを実施する。
 ・今後もWEBサイトを通じて、地方競馬の様々な話題を提供し、ファン拡大に協力する。
 ・免許の更新は続ける。

高崎競馬廃止、そして育成事業開始。これらのすべてが、第2回模擬レース当日に行なわれた「作戦会議」の席で示された「 ファンを大切にする姿勢 」を具現化した新しい競馬、できれば潰れない競馬、を実現するための「遠回り」であったとわかる日がいつか来れば、それで良いと思います。



<8月30日(火)付け 毎日新聞 群馬版より>


『高崎競馬跡地問題:元調教師らに賃貸、関係者の生活再建へ』

 ◇競走馬の休養・育成--高崎競馬の境町トレーニングセンター



 県地方競馬対策室によると、株式会社は元調教師や獣医師ら11人の出資で設立。元高崎競馬調騎会長の渋谷武久さんが代表を務め、パート含めスタッフ10人で運営する。県から賃借したきゅう舎や馬場などをきゅう舎経営者に貸し出し、競走馬の休養や育成を行う。今後、ウオーキングマシンや馴致(じゅんち)用馬場など育成牧場に適した施設整備をするという。

 契約期間は06年3月末までの7カ月。来年度以降の継続に関しては、運営状況を相互評価して協議する。
             (藤田祐子記者)






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最終更新日  2005.08.31 22:23:56
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