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昨春、廃止寸前の危機から梶原拓岐阜県知事(当時)の決断でどうにか一命を取りとめ、現在は「試験存続期間」中にある笠松競馬が、とりあえず来年度も開催されることになった。再び廃止を免れてもう1年間競馬ができることはそれだけで喜ばしいこと。


<1月12日(木)付け 岐阜新聞 夕刊一面より>




 経営再建中の笠松競馬(羽島郡笠松町)の存廃問題で、県地方競馬組合の構成団体首長会議が十二日、笠松競馬場で開かれ、二〇〇六(平成十八)年度の予算編成に入ることで合意、同年度の開催継続が決まった。

 首長会議は古田肇知事、広江正明笠松町長、片桐博彰岐南町長が出席。〇五年度は試験的に開催している笠松競馬の〇六年度の開催について協議した。

 〇五年度の経営改善策が奏功、これまでに二千万円の黒字となっており、県と二町は〇六年度の予算編成が可能と判断した。だが、馬券発売額が前年に比べ減少しているなど、依然厳しい経営状況に変わりはない。

 笠松競馬の存廃問題は、県の第三者機関の経営問題経営検討委員会が〇四年十一月、「現状の経営状況では速やかに廃止するべき」とする報告をまとめ、県に答申。県地方競馬組合を構成する県、笠松町、岐南町は経営赤字を税金で補てんしない方針で、昨年二月に一年間の期限付きで存続させることを決めていた。

 〇四年度は赤字額が五億千六百万円。背水の陣で臨んだ〇五年度は毎日、毎開催、毎月ごとの経営状況を把握して対応。合理化では賞金手当や借地料、委託料などの経費削減に努め、資金対策、各種イベントによる増収対策に取り組み、大幅な経営改善を図っていた。昨年十月からのネットバンク投票D-netや十二月から発売開始した三連勝式勝馬投票券も好調で、今月十一日現在では二千二十一万六千円の黒字となった。

 協議後、古田知事らは記者会見し「今後もコストダウンに努め、収支も厳しくチェックする。〇六年度途中でも赤字が出れば(存続か廃止か)その都度見直す」と述べた。





コストダウンと言ってもおのずと限界はある。例えば、現行の極端に低い賞金水準は厩舎経営上あるいは馬主経済の面からも長く維持することは困難だし、ホースマンたちに過度な犠牲を払ってもらってようやく存続する競馬場は当然望ましい姿ではない。今後は経費節減と並行して、やはり収入増加の道を模索しないと。

今年度はネットバンクD-netと三連勝馬券の導入が成功した。この効果を一時的なモノに終わらせず、来年度以降定着させる工夫が必要になるし、また今春から始まるソフトバンクグループによるD-net改革(当日記ブログの 関連記事 )にも大きな期待がかけられる。だが、こういった全国スケールの増収策では、ライバル関係となる他地区地方競馬場との間にパイの争奪戦も起こる。

笠松競馬が生き残るためには、本場や自前の場外馬券売場への来場者を増やし売上を増大させる地道な対策が引き続き必須。あの人たちに頼んで、競馬開催日には岐阜県内及び東海隣県の競馬ファンを笠松競馬場に全員集結させてもらいたいくらいだが、最近は武勇談が聞こえてこない 笠松戦隊マックルV





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最終更新日  2006.01.12 23:22:00
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