2020年06月06日
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カテゴリ: 身近な出来事
だいぶ間が開いちゃいましたが、液晶テレビMaxzenの65型の設定について。

購入時、情報があまり無く液晶テレビにそんな違いは無いだろう(悪い評価が見つから
なかった)と特に疑わずに決めました。
と言っても、この価格帯ですと方式にVA:Maxzen、IPS:SUNRIZEの2者択一状態で
コントラスト比からVAの本製品を選びました。

使っていく中で気になった点、「黒浮き」「赤色の残像」「赤色の表現」「視野角の狭さ」
を改善しようと設定をいろいろと変えてきました。
判ったことは、基本的な性能を改善することは難しく、いくつかの点ではトレードオフに
あり、妥協点を探る作業となりました。


最初に、デフォルトの画質設定には
・自動
・鮮やか
・標準
・居間
・映画
・映画プロ
・おこのみ
の7種類あります。
調整のパラメータ(項目)は
・画面の明るさ

・暗部調整
・色の濃淡
・色合い
・輪郭強調
・色温度

・ノイズ低減
があり、さらに「詳細設定」を「入」(オン)にすることで
・黒伸長
・ホワイトバランス
・ガンマ設定
があります。
さらに「ホワイトバランス」には
・Rゲイン
・Gゲイン
・Bゲイン
・Rカットオフ
・Gカットオフ
・Bカットオフ
があります。

デフォルトの画質設定はどれも全体的に派手目、一つだけ方向が異なるのが「標準」です。
(最近気付いた)
「標準」がもっとも派手さが抑えられており、映画であれば、「標準」+暗部の調整で
いいかと思います。
だだし、「標準」では「詳細設定」を「入」にできないため、細かい調整ができません。
(ので、「標準」の詳細設定値の確認もできない)
そのため、「映画」「映画プロ」もしくは「おこのみ」で調整しています。

気になった点とやったこと。
■黒浮き
暗い部屋で視聴すると、黒いところ(例えば、映画の上下の黒帯)がグレーっぽく
なって見た目黒く感じません。
これを抑えるため、メニュー「画面の明るさ」と「暗部調整」で調整します。
「画面の明るさ」はバックライトの輝度変更、「暗部調整」は階調の変更になります。
他に「周りの明るさ」「動的コントラスト」、でも暗部が変わりますが、「周りの明るさ」
は最小~最大でも若干の変化、「動的コントラスト」は「オン」にすることで
メリハリが出ますが後述の「赤色の残像」が悪化する気がして使っていません。
「画面の明るさ」を明るい(白い)表示が暗いと感じないギリのところまで下げてみて
暗い側に寄せ、さらに黒浮きが気にならないレベルまで「暗部調整」を下げてみます。
黒潰れしてきますので、階調としてデータがあるところをどの程度まで表示しているか
確認します。黒潰れしているようだったら「暗部調整」を戻します。
ソースによって暗部の見え方が異なるので、ある程度本数を観て確認をするのが
良さそうです。

■赤色の残像
例えば、暗い背景で人の動きのある映像のとき、肌と背景の境目に赤色が残って見える
ことがあります。これは液晶テレビにはある症状のようで、国内メーカ品でも出るよう
です。
「暗部調整」を下げているとき(40以下くらい)や、「動的コントラスト」を「オン」
にしていると目立つことがあります。
暗部を黒く表示させる方向に持って行くと、赤色の残像が出やすくなるようです。
また、「輪郭強調」を下げると低減されるようです。「輪郭強調」は上げていると
赤色のにじみも目立つので、半分くらいまで下げてもいいと思います。

■赤色の表現
適切な文言が判らなかったので「表現」としましたが、赤色の表示が下手だと思います。
赤が浮きやすい。直ぐに飽和して中間が無いような感じ。例えば、口紅とか赤単色の
ところ。
そこだけ派手な赤色で表示されたりします。どの設定も全体的に派手な色作りになって
いて映画ではちょっと違和感があります。
「Rゲイン」「Rカットオフ」を変えても気になるところに変化なし。唯一「色の濃淡」
を下げると派手さが抜けていきます(全体に色も抜けていきますが)。気にならない
ところまで「色の濃淡」を下げて、「詳細設定」で色調を調整します。
画質設定の「標準」では赤色の派手さが抑えられますが、全体的にまだ少し赤みが強い
感じがします。しかし「標準」では詳細設定ができないので、「映画」「映画プロ」
「おこのみ」で合わせ込む形になります。

■視野角の狭さ
VAパネルの影響でしょうか、中央と端で色調が異なって見えます。特に暗いところは、
色が抜けて違う色にシフトしたり、薄くなったりします(黒いところが紫や緑に振れる)。
見比べていないのでIPSだとどうなのか、コントラスト比含め判りませんが、性能なので
割り切るしかありません。ただ、黒浮きの調整で暗部を締めていくとあまり気にならなく
なりました。

■調整値
画質設定「おこのみ」の各項目を色々な映画をみながら変えてみました。
各調整項目の結果は以下。(好みの問題ですけどね)
・画面の明るさ:55
・周囲の明るさ:80
・暗部調整:44
・色の濃淡:35
・色合い:0
・輪郭強調:35
・色温度:中
・動的コントラスト:オフ
・ノイズ低減:自動
「詳細設定」「入」
・黒伸長:8
・ホワイトバランス
 Rゲイン:-4
 Gゲイン:-5
 Bゲイン:-5
 Rカットオフ:0
 Gカットオフ:0
 Bカットオフ:0
・ガンマ設定:2.2
※黒伸長、ガンマ設定は値により画質に変化がある時と無いときがありました。ほとんどの
 場合変化がないので、初期値である黒伸長:8、ガンマ値:2.2にしています。
カットオフはプラス側にすると暗部が明るくなってきますので基本0にしています。

この設定にしてから10本くらい映画を観ましたが、気になった4つの点についてあまり
意識することがなくなりました。
よろしければお試しください。(ここからお好みに振っていただければ)

今回記事に書こうと思いプリセットの画質設定を確認していて、「標準」が上記の設定の
色にとても近いことに気付きました。一点違うのがホワイトの色調。「標準」がすこーし
青っぽい白に対し、上の設定は少し黄色みがかかっています。
また、「標準」は全体に少し赤色が強く、肌とか赤が目立つ気がします。「標準」から
赤みが少し下げられればいい線行く気がしますが、調整ができないのですよね。





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最終更新日  2020年06月06日 18時20分55秒
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