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■SAW ソウ■ ■監督:ジェームズ・ワン ■脚本:リー・ワネル ■出演:ケイリー・エルウィズ / ダニー・グローヴァー / モニカ・ポッター / リー・ワネル / トビン・ベル/ ■STORY■まったく見当がつかない状況におかれ錯乱するふたりの男と、連続殺人犯を追う刑事。ふたつのシチュエーションが交錯する中、男たちは究極の選択を迫られる。 ■一言■低予算で作られた作品ということがみるからに解る作品ですがここまでスリリングで目を見張ってしまうよう作られている作品は 数少ない中のひとつだと思います。出だしは「CUBU」を思い出されるような密閉空間の中で何故ここに自分がいて鎖で繋がれているのか?犯人の目的は何か?要求とは?マイクロテープやノコギリ・タバコや携帯電話・拳銃などのアイテムからの謎解きで進行していく過程が 実に上手く出来ていました。実は、鎖に繋がれた2人だけが被害者ではなく、残酷な手段で被害者を死に追い詰めていくという犯人の手口が徐々に明らかになってくると より迫り来る恐怖感に覆われる。目を覆いたくなるくらいの衝撃映像もありますが、映像と共に心理的な部分を突かれるような作品でしたので、そちらにばかり気を取られていたせいか?私の場合は一転二転する展開で しっかり騙されてまい更に面白さが増したような気もします。冒頭からラストまで目が離せず とても上手く作られている脚本でした。しかしラストの終わりは…救われてもらいたかったな!と、とても可愛そうで心残りになりました。★★★★
March 28, 2005
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・トムクルーズ出演・■コラテラル■ ■監督:マイケル・マン ■脚本:スチュアート・ビーティー / ■出演:トム・クルーズ / ジェイミー・フォックス / ジェイダ・ピンケット=スミス / マーク・ラファロ / ピーター・バーグ / ■STORY■ロサンゼルスでタクシードライバーをしているマックス(ジェイミー・フォックス) ある晩、お客として乗せたのは、ビジネスマン風のヴィンセント。多額のチップと引き換えに一晩専属ドライバーとなり、今夜中に5箇所を回るよう依頼されるマックス。しかし!ヴィンセントの正体は冷酷なプロの殺し屋 1件目に着きヴィンセントを車内で待つこと数分 その頭上に突然人が落ちてくるのだった…。 ■一言■トム・クルーズとジェイミー・フォックス !タクシーという狭い空間の中でのやり取りや その車内に流れる空気・ヴィンセントが、殺人を重ねるにつれジェイミー・フォックスの追い詰められていく過程・揺れ動く心理状況などが、よく描かれていたと思います。マックスがキレて車を暴走させたりバックを持ち逃げ出すシーンでは ヴィンセントが逆上するのでは?などと勝手にハラハラもしたりもしましたけど…何故かトム・クルーズが冷酷な殺し屋には見えなかったのは私だけでしょうか?銀髪という髪の色やクールさ...殺し屋風に充分な雰囲気は出ていたはずですが…クライマックスからは追う側追われる側 それぞれ緊迫感が漂い とても見応えありました。★★★-★
March 27, 2005
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■インファナル・アフェア2 無間序曲■ ■監督:アンドリュー・ラウ アラン・マック ■脚本:アラン・マック / フェリックス・チョン ■出演:エディソン・チャン / ショーン・ユー / アンソニー・ウォン / エリック・ツァン / カリーナ・ラウ / ■STORY■1991年、香港マフィアのボス、ンガイ・クワンが暗殺された。配下のボス4人が混乱に乗じて離反を目論むと同時に、抗争勃発に備え、組織犯罪課のウォン警部とルク警部は厳戒体制を敷く。しかし、5人目のボス・サムは因果応報を信じ、ラウを警察に潜入させようと計画する。密かに思いを寄せていたサムの妻・マリーからその事を告げられたラウは、命を賭しての潜入を決意する…。 ■一言■前作ではアンディー・ラウとトニー・レオン出演という事で注目を集め 二人の男の運命・葛藤を軸に描かれていたのが印象的でしたが、今作の警官に潜入したラウとヤクザ組織に潜入したヤンこちらの若手2人の雰囲気もよく、何より!それ以上にウォン警部の存在が とても大きかったように思います。前作ではっきりと語られていなかった部分が 今作では、過去にさかのぼった設定で、しっかり丁寧に描かれておりヤンとラウが それぞれ搬入した理由なども明らかにされており人間描写が とてもよく描かれていたと思います。一層深まる人間模様と深い内容が今作では見所となっています。三部の公開が楽しみです。★★★-★
March 18, 2005
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・ エド・ハリス出演・■僕はラジオ■ ■監督:マイク・トーリン ■脚本:マイク・リッチ ■出演:キューバ・グッディング・Jr / エド・ハリス / アルフレ・ウッダード/ デブラ・ウィンガー / S・エパサ・マーカーソン / ■STORY■1976年、アメリカのサウスカロライナ州アンダーソン。ハナ高校アメフトチームはジョーンズ・コーチ(エド・ハリス)の指導のもと、日々厳しい練習に励んでいた。そんな中、いつも練習場の脇をショッピングカートを押して 歩いている 知的障害をもつ黒人青年がいた。ある日、練習場の外に出たボールを彼が拾った事から アメフトチームのメンバーの数人が彼を倉庫に押し込めてしまう。そんな事からジョーンズは彼に練習の手伝いを頼むと、アメフト部の臨時コーチとして練習を手伝い始めるのだった…。 ■一言■この作品は実話に基づいている作品。とても心が清められるような温かく感動できる作品でした。ハンディを背負った黒人青年(ラジオ)に温かく接するコーチ。誰かのために何かをするという事は、とても大切な事なんだよ!と、伝えられるそんな作品でした。初めは喋るとこもままならなかった彼が、アメフトコーチとの出会いにより人々と触れ合いスポーツを通じ 次第に明るく生き生きとした姿に変わっていく。与えていたと思っていた力は、逆に与えられる力になっており 純粋で心優しいラジオから受ける影響はとても大きく、チームのメンバーや人々に知らず知らず優しさというものをそっと教えてくれていました。出会いによって与えるもの・与えられるものの大きさは途轍もなく偉大なものなんだと実感させられました。エンディングでは、現在もハナ高校のアメフトコーチをやっているラジオの姿が微笑ましく映されています。その映像を観て驚いたのはキューバ・グッディング・Jr と雰囲気がよく似ていた事 知的障害者という難しい演技を見事に演じており その側で温かく見守るコーチ役のエド・ハリスにも好感がもてました。★★★★☆
March 14, 2005
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・ジェニファー・コネリー 出演・■砂と霧の家■ ■監督:ヴァディム・パールマン ■脚本:ヴァディム・パールマン / ショーン・ローレンス・オットー/ ■出演:ジェニファー・コネリー / ベン・キングズレー / ロン・エルダード / ショーレ・アグダシュルー/ ■STORY■海辺の美しい一軒家に住むキャシー(ジェニファー・コネリー)は、夫と別れ、父が遺したこの家に独りで住んでいた。ある日 突然に税金未納が原因で家を差し押さえられてしまう。その家を取り戻す為 弁護士に相談するが、既にベラーニ元大佐の一家が移り住んでいた…。対立状態になっていく彼らに、やがて悲しい悲劇が巻き起こる…。 ■一言■夕陽が臨める海辺の美しい一軒家 …その家を巡って巻き起こる悲劇どんどん事態が悪化し不運にも悲しい不幸に見舞われていく。夫を失い 家を失い…苦悩する主人公の想いがやるせなく…最後まで救われない悲しい結末に 少々暗く重く感じる作品でした。★★★
March 12, 2005
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・ジェシー・ブラッドフォード 出演・■プール■ ■監督:ジョン・ボルソン ■脚本:チャールズ・F・ボール フィリップ・シュナイダー / ■出演:ジェシー・ブラッドフォード / エリカ・クリステンセン / シリ・アップルビー / ケイト・バートン / ■STORY■ニューヨーク郊外の高校に通うベンは、次期オリンピックの出場を期待される水泳部員。可愛い恋人エイミーと共に快適な高校生活を送っていた。そんなある日 転校生マディソンと食事をきっかけに一夜の過ちを犯してしまう。それからというものマディソンは執拗にベンを追いかけ始める。追い詰められ苦悩するベン…更にベンの身近では不可解な事件が起こり始める…。 ■一言■1時間半の短編もので 短く まとめられている作品でした。 一夜の過ちから繰り広げられるストーカー行為…徐々にエスカレートしていくマディソンの行為と、深みにはまっていくベン…。彼女と上手くいかなくなり水泳にも身が入らず 徐々にベンの生活リズムが崩されていく…ベンの苦悩や思い 行動なども見所となっています。サスペンスドラマ感覚で観ると楽しめるのでは?と思います。★★★
March 9, 2005
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・ヴィン・ディーゼル 出演・■リディック■ ■監督:デヴィッド・トゥーヒー ■脚本:デヴィッド・トゥーヒー ■出演:ヴィン・ディーゼル / ジュディ・デンチ / コルム・フィオール / サンディ・ニュートン / ニック・チンランド / ■STORY■新世代のアクションスター、ヴィン・ディーゼル主演によるSFアクションアドベンチャー 暗闇でも ものを見ることができる能力を持ち、恐るべきエイリアンの襲撃を生き延びたリディック。彼は5つの惑星から指名手配されその首には懸賞金がかけられていた。賞金稼ぎの手を逃れ、銀河系のはずれで逃亡の日々を送る彼は、やがてヘリオン第1惑星へとやって来る。惑星侵略を計っている凶悪な種族ネクロモンガーの手に落ちようとしていた…。 ■一言■想像とは裏腹に惑星や宇宙船など、その映像や巨大セットなどは非常によくできていて、その背景は実に迫力ありました。破壊されていく惑星や昼は700度、夜はマイナス300度という灼熱の惑星・灰が降り積もり灼熱の太陽が徐々に差してくるシーンなどは実に印象的でした。そういう場からの脱出劇は個人的には楽しめた場面でもあり それらの巨大セットやCGには見応えありました。それにしてもヴィン・ディーゼルの目の色には、少々違和感アリ! ちょっと慣れるまで時間がかかってしまいました。ヴィン・ディーゼルの作品は ほとんど視聴していますが、以前よりも増して肉体美になっており驚きました。内容重視で観るよりも映像と共に気軽に娯楽作品として観ると楽しめる作品かな?と思います。★★★☆
March 6, 2005
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・マーティン・ヘンダーソン 出演・■トルク■ ■監督:ジョセフ・カーン ■脚本:マット・ジョンソン / ■出演:マーティン・ヘンダーソン / アイス・キューブ /モネット・メイザー /ジェイ・ヘルナンデス / マックス・ビースレイ / ■STORY■「ワイルド・スピード」「トリプルX」のヒットメイカーが放つバイク・アクション巨編ドラッグ・ディーラの濡れ衣をきせられた、バイカーのフォード。彼女を巻き込む事を恐れ雲隠れをしていた。それから半年...恋人シェインとやり直すために突然街に帰ってくるが、帰ってくるなり バイカーギャングのリーダー・ヘンリーから、預かったバイクを返すよう要求される。そのバイクの中には大量のドラッグが隠されていたのだった。しかし要求を断ったフォードは、わざと殺人犯に仕立てられ FBIやギャングリーパーズから追われる身となってしまう。自らの無実を証明し、自由を手に入れるために、マシンのアクセルを踏み込むのだった…。 ■一言■この作品は、ちょっと「ワイルド・スピード」の雰囲気に似ているとも思えるバイクアクションメインの作品です。バイクの事は詳しくありませんが、それなりに楽しめ視聴できました。マーティン・ヘンダーソンのバイカー役は、はまりで、つなぎ姿が とってもかっこよく惚れ惚れしちゃいました。それに彼女と仲間達も強く クールでいい感じです。濡れ衣をきせられるが次第に疑いが晴れていき信頼関係が芽生える部分などは、とてもホットに描かれています。バイクアクション満載!娯楽映画として気楽に観て楽しめる1作だと思います。★★★☆
March 4, 2005
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・ラッセル・クロウ 出演・■グラディエーター■ ■監督:リドリー・スコット ■脚本:デヴィッド・フランゾーニ / ジョン・ローガン / ■出演:ラッセル・クロウ / ホアキン・フェニックス / コニー・ニールセン / オリヴァー・リード / リチャード・ハリス / ■STORY■第73回アカデミー賞で5部門受賞。古代ローマ帝国を舞台に、陰謀に陥れられた英雄騎士の死闘を一大スペクタクルとして描かれている歴史劇ローマ皇帝に忠誠を誓った将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)。皇帝は、次期皇帝の任を息子のコモドゥスではなく マキシマスに託す気持ちでいた‥しかしその夜皇帝が突然この世を去る。息子のコモドゥス(ホアキン・フェニックス)が新皇帝になるとマキシマスに突然処刑命令が下る。愛する家族の身を案じたマキシマスは、何とかその難から逃れると怪我を負いながらも妻子の元に向かうのだが、妻子は無残にも殺されてしまった。悲しみ絶望の淵に立たされ衰弱しきっていたマキシマスだったが、グラディエーター(剣闘士)となって、復讐の時を待つのであった‥。 ■一言■映画好きの方なら一度は目にされているかと思う「グラディエーター」は、私の中では5ツ星尚且つお気に入りの1作で、もう幾度となく視聴している作品。レビュー書きをしていませんでしたので、今回の視聴を機に書き綴っておきたいと思います。何度観ても同じ場面で同じ感情が込み上げてきます。マキシマスを演じているラッセル・クロウ。彼の作品は「グラディエーター」が初見、その他の作品も色々と視聴しましたが、私の中では この作品のラッセルが1番好きです。よくぞここまで演じてくれたと言わんばかりに 家族への強い愛・愛する妻子を殺された悲しみ絶望・剣闘士(グラディエーター)として生きた最強の剣士としての生涯を完璧な程の演技で見せてくれています。巨大コロシアム…セット 衣装等も素晴らしく 脚本・演出という事無しの作品です。★★★★★
February 28, 2005
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・エドワード・バーンズ出演・■コンフィデンス■ ■監督:ジェームズ・フォーリー ■脚本:ダグ・ユング ■出演:エドワード・バーンズ / レイチェル・ワイズ / アンディ・ガルシア / ダスティン・ホフマン / ■STORY■暗黒街の大物・キング(ダスティン・ホフマン)の金を盗んでしまい、窮地に陥ってしまった天才詐欺師・ジェイクは、美しい女スリたちと手を組み、危険な大仕掛けに打って出る。『15ミニッツ』のエドワード・バーンズ『ニューオリンズ・トライアル』のダスティン・ホフマン『ハムナプトラ』のレイチェル・ワイズ『オーシャンズ11』のアンディ・ガルシア。豪華4大スターの共演が見所のクライムサスペンス…。 ■一言■ジェイク役のエドワード・バーンズが捕らえられ、銃を突きつけられると 彼の回想が始まる…。豪華キャストの出演で期待も高まりましたが、ニ転・三転とし大いに気持ちを揺るがされるはずが 淡々と進んでいくストーリー展開に 少々物足りなさが残ってしまいました。が、ラストは疑いつつも しっかりと騙されていました。キングを演じたダスティン・ホフマンの存在感はさすがでした。そしてアンディ・ガルシア演じるFBI捜査官も これまでとは また違ったアンディーの姿が観れたように思い(とても好きな俳優さんの1人なので) アンディーに対しては少々ひいきめ評価になってしまいます。★★-★
February 26, 2005
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■オペラ座の怪人■ ■監督:ジョエル・シュマッカー ■脚本:アンドリュー・ロイド・ウェバー ■出演:ジェラルド・バトラー/ エミー・ロッサム/ パトリック・ウィルソン / ■STORY■ 19世紀のパリ。オペラ座では、華やかなショーが繰り広げられていたが、怪人ファントムによる事件が連発し脅かされていた。「音楽の天使」からレッスンを受けていたクリスティーヌは、やがてオペラ座のプリマへと成長する。輝かしいクリスティーヌを見た幼なじみのラウルは、彼女に惹かれ愛を告白する。「音楽の天使」ファントムはクリスティーヌを地下洞窟へ案内し、自分と共に生きるよう願い出るが…。 ■一言■荒れ果てたオペラ座の場面から回想シーンに移る際、以前の輝かしいオペラ座に再生されていく…。一つ一つ ほこりが落とされ 明かりが灯され 最後にはシャンデリアが灯り…美しいオペラ座 がより際立ち、華やかで素晴らしく見えました。オペラの知識は全くありませんでしたので、ちょっと不安でしたが、予想とは裏腹!こんなにも感情移入し観れるなんて思ってもいませんでした。オペラから伝わってくる その者の感情や美しさが心に沁み 物語の世界に ぐいぐい引き込まれていき観ていたように思います。映像・音楽・セット・美術・演出において見事な作品だったと思います。クリスティーヌ役のエミー・ロッサムは とても可愛らしく その若さと澄んでいる歌声・表情が実に印象的でした。そして 存在感の大きかったファントムの歌声は迫力もあり 悲しみや想いがその歌声に込められており 秘められた想いがより一層心に響いてきました。哀しい生い立ちや抱えてきたものの大きさ・愛に…とても切なかったです。★★★★☆
February 25, 2005
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・グウィネス・パルトロー出演・■恋におちたシェイクスピア■ ■監督:ジョン・マッデン ■脚本:マーク・ノーマン トム・ストッパード ■出演:グウィネス・パルトロー / ジョセフ・ファインズ / ジェフリー・ラッシュ / コリン・ファース /ベン・アフレック / ■STORY■ 1593年 16世紀末のロンドン。執筆スランプに陥っていた劇作家シェイクスピアはオーディションにやって来た一人の若者トマス・ケントの才能に惹かれトマス・ケントに声をかけるが小走りで立ち去ってしまう。後を追うと ある大きな お屋敷へとたどり着く。シェイクスピアが、お屋敷の中で目にしたのは輝かしいほど美しい女性ヴァイオラの姿。互いに惹かれあい恋に落ちるが、彼女には女王も認める婚約者がいた。求めあいながらも許されないふたりの愛。そんな熱い想いと共にシェイクスピアは、新作の台本にこめていくのだった…。グウィネス・パルトロウ、ジョセフ・ファインズ主演、劇作家シェイクスピア自身の物語を描いた恋愛悲喜劇。 ■一言■このような時代背景の描写は大好きです。脚本にも衣装などにも充分楽しめ満足のいく1作になりました。スランプによりシェイクスピアが苦悩する日々から始まり 恋心を抱く。シェイクスピア自身の恋愛を絡めながら物語が進行し「ロミオとジュリエット」を作り上げていく過程が実に上手く出来ていると思いました。クライマックスで ジュリエット役に急遽登場したヴァイオラの姿には とても感激し、エリザベス女王の存在感も充分迫力あり ラストでは、エリザベス女王がこの劇を認め それぞれの者達に語る言葉一つ一つがとても印象的でした。★★★★☆
February 23, 2005
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・ハーレイ・ジョエル・オスメント出演・■ウォルター少年と、夏の休日■ ■監督:ティム・マッキャンリーズ ■脚本:ティム・マッキャンリーズ ■出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント / ロバート・デュバル / マイケル・ケイン / ■STORY■ 父親のいない14歳のウォルターは、母の身勝手な都合で夏休みの期間、2人の大叔父の元に連れてこられる。そこはテキサスの片田舎にある広大な大地に佇む一軒屋…そこに住むのが、2人の大叔父であった。無愛想で頑固一徹なハブとガースのマッキャン兄弟。戸惑いを隠しきれないウォルターだったが、その晩、ウォルターは寝室の屋根裏部屋から古い女性の写真を見つけると 後、ガースから過去のその写真の女性に纏わるハブの冒険話を語られる…。 ■一言■「シックスセンス」「A.i」では 幼くあどけない表情のオスメント君が思い出されますが、この作品ではオスメント君の成長ぶりが、微笑ましく見られます。派手な演出は特にありませんが、冒頭から目にする広大な大自然がほのぼのと、とても開放的な気持ちになり そこで気ままに暮らす2人の大叔父の存在がとても大きく感じられました。大地を見つめながら 畑を耕したり バルコニーで銃を抱え日々来るセールスマンを待ちわびている姿など年老いたライオン・犬達の存在も大きく ちょっと笑える部分もあったり気持ちが安らぎ微笑ましく感じる部分もあり とっても素敵な環境と心の交流に心が温まります。ガースが語る過去の冒険話や信じる事の大切さを学ぶウォルターの成長ぶりが見所です。★★★-★
February 20, 2005
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・サンドラ・ブロック出演・■あなたが寝てる間に…■ ■監督:ジョン・タートルトーブ ■脚本:ダニエル・G・サリヴァン フレデリック・リボウ ■出演:サンドラ・ブロック / ビル・プルマン / ピーター・ギャラガー / ピーター・ボイル / ジャック・ウォーデン / ■STORY■ シカゴのダウンタウン。地下鉄の改札係をするルーシー(サンドラ・ブロック)は、家族も恋人もなく孤独で寂しい日々を送っていたが、毎日決まった時刻に改札口を通る男性に恋をしていた。そんなある日、その彼がホームで押されると線路に落下してしまう。ルーシーが慌てて駆けつけ間一髪…彼の命を救うのだった。意識がなくなった彼の入院先を訪れたルーシーだったが、家族以外は病室には入れないと言われる。ところが病院の看護婦にフィアンセだと勘違いされてしまい 彼の家族に婚約者として大歓迎される事になる。家族の温もりに触れながら本当の事を言い出せずにいるルーシーの恋の行方は…。 ■一言■ルーシー役のサンドラ・ブロックが とても可愛くって好感がもてました。家族の温もりに恵まれず孤独に過ごしていたルーシーが ひょんなことから温かい家族愛に触れていく事になる。その家族の温かさに とても居心地がよく 明るく!楽しく!愉快で実に心が和む。そしてジャック(ビル・プルマン)とルーシーが恋愛感情に至るまでの過程にも楽しめる。クライマックスの教会での真実の告白!そしてラスト!ジャックのプロポーズと声援する家族一同に微笑ましくも感動しました。何度でも観たくなるような心温まる作品です。★★★★☆
February 19, 2005
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・エドワード ノートン出演・■アメリカン・ヒストリーX ■ ■監督:トニー・ケイ ■脚本:デヴィッド・マッケナ ■出演:エドワード ノートン / エドワード・ファーロング / ビヴァリー・ダンジェロ / ジェニファー・リーン / ■STORY■ デレク(エドワード・ノートン)は、父親が黒人に殺されたのを機に、白人至上主義の活動にのめり込んでいく。そんなある日 車を盗もうとした黒人男性を無残にも殺してしまい刑務所に入る。一方兄を慕う弟ダニー(エドワード・ファーロング)も兄を真似て組織に出入りするようになっていた。服役を終えたデレクは、自分の間違いに気付き組織を脱退する事を決意していた。そして弟がメンバーとなっている事実を知ると 自分を変えた刑務所の中での出来事を弟に語り始める・・・。 過去のエピソードがモノクロ・現在のエピソードがカラーで映しだされている・・・。 ■一言■役作りの為、体を鍛え30ポンドの筋肉増量を果たしたというノートン・・・人種差別という重いテーマを取り上げているにもかかわらず、際立った演技力を見せつけられました。スキンヘッドで怒りをあらわにする あの狂気に満ちた表情などは見ている側までもが恐ろしくなるほど・・・ 反面弟を見つめる優しい眼差しなど・・・その極端な表情・演技力に圧巻させられるとともに伝わってくるものも、とても大きかった作品です。弟役のエドワード・ファーロングの兄を慕う繊細な少年を演じる演技もとても良かったと思います。刑務所内での友情・服役を終えた後の家族との一時の団欒・弟との絡みには唯一ほろりと・・・しかしラストは悲痛な想いが込み上げてきました・・。★★★★☆
February 18, 2005
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・ロバート・デ・ニーロ出演・■レナードの朝■ ■監督:ペニー・マーシャル ■脚本:スティーヴン・ザイリアン ■出演:ロバート・デ・ニーロ / ロビン・ウィリアムズ / ジュリー・カヴナー/ ルース・ネルソン / ジョン・ハード / ■STORY■ 重度の障害者レナード(ロバート・デ・ニーロ)は、30年近くの間 昏睡状態だった。セイヤー博士(ロビン・ウィリアムス)の努力が功を奏し レナードに新薬を投与すると奇跡的に意識を取戻す。博士はその治療を、他の患者にも適用すると ほとんどの患者が意識が回復し 病室には一筋の光が差したかのように明るい日々が訪れる…誰もが喜びを感じていたが、その喜びは長くは続かなかった…。 ■一言■デ・ニーロの役どころは、難病の患者という非常に難しい役どころだったと思いますが、観ていて痛々しくなるほどの演技ぶりが とても心に響きました。希望という一筋の光が差し、目覚め それぞれが輝かしく過ごす日々・・・再び自由を得た喜びはなんと微笑ましいものなのだろうと思いましたが、喜びは長くは続かず再び生きる事の自由を奪われる事になる・・・。 実話なんですよね・・・喜びが大きかっただけに そのラストは、なんともやりきれない悲しみと切なさが残りました。★★★-★
February 14, 2005
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・ダイアン・レイン出演・■トスカーナの休日■ ■監督:オードリー・ウェルズ ■脚本:オードリー・ウェルズ ■出演:ダイアン・レイン / サンドラ・オー / リンゼイ・ダンカン / ラウル・ボヴァ / ヴィンセント・リオッタ / ■STORY■ サンフランシスコの女性作家フランシス。離婚の痛手を癒すためイタリアに旅に出ると、トスカーナで一軒の古い家屋を見つける。数週間だけの旅行のはずだったが その家に惹かれ購入すると地元の人たちの助けを借りながら、家屋の修復工事を始める。フランシスの夢は 温かい家庭を築く事!1人では心細く おもわず涙する日もあり理想と現実とはかけ離れすぎて感じていたが、人々との出会いや交流を通じ家族同然のような温かくかけがえのない人間関係を築き上げていく…。 ■一言■トスカーナの美しい風景・街並み 肖像画など実にすばらしく印象的で、その背景は、美しく観ている側までもが癒されていくような作品でした。フランシスと人々との出会いや触れ合い心の交流が とても豊かで温かく描かれておりある時フランシスの夢でもある家庭像が 大きなものとして浮かび上がってきた時 その伝えられるものの大きさに とても微笑ましく感じられました。★★★☆
February 10, 2005
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・ウィル・スミス出演・■アイ,ロボット■ ■監督:アレックス・プロヤス ■脚本:アキヴァ・ゴールズマン / ジェフ・ヴィンター ■出演:ウィル・スミス / ブリジット・モイナハン / ブルース・グリーンウッド / チー・マクブライド / ■STORY■ 2035年 シカゴ。街中では、あらゆる場所でロボットが見うけられ家庭では人間とロボットが共存する生活を送っていた。家庭用新型ロボットNS-5の発売を目前に控えたUSロボティック社ロボット工学の第一人者、ラニング博士が突然 謎の死を遂げる。シカゴ市警のスプーナー刑事(ウィル・スミス)は、大のロボット嫌い…。博士の死をロボットの仕業だと思い捜査を続けるが、ロボット心理学者カルヴィン博士(ブリジット・モイナハン)は、ロボットが人間に危害を加える可能性を全面否定する…。 ■一言■ウィル・スミス の肉体美やアクションを存分に堪能できる作品。テンポがよくトンネルでのアクションやクライマックスでのロボット達との死闘は迫力あり 見応えありました。ウィル・スミスもサニーも実にかっこよかったです。近未来は街の佇まいや背景・乗り物・様々な近代的なシステムなど そういった部分でも楽しめるところですが、この作品は、人間とロボットが共存する世界が描かれており、将来これに近いものが実際ににありうるかもしれないな?などと思ったりもし鑑賞していました。昔のロボイメージとは全く違い ロボット達の歩き方や身のこなしはスムーズで、人間以上の身体能力をもっている。しかしあの顔が…最初は違和感を感じ顔ばかり気を取られていましたけど物語が進むにつれ感情移入し観れるようになると その顔立ちにもすっかり慣れました。ロボット達の頭脳や身体能力・感情を持つサニーには大いに注目していただきたいと思います。ロボット嫌いのスプーナー(ウィル・スミス)とサニーとが次第に心を通わせていく様がほろりときます。★★★★
February 9, 2005
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・ミラ・ジョヴォヴィッチ出演・■バイオハザード2 アポカリプス■ ■監督:アレクサンダー・ウィット ■脚本:ポール・W・S・アンダーソン ■出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ / シエンナ・ギロリー / ジャレッド・ハリス / オデッド・フェール / トーマス・クレッチマン / ■STORY■ 巨大企業アンブレラ社の地下研究所“ハイブ”での死闘から生還したアリス…。病院で目を覚ましたアリスは、その場から脱出をし目にしたものはT-ウィルスが蔓延しているラクーン・シティの惨状であった。生存者も逃げ場を失い次々と襲われ アンデッド達で埋め尽くされていく中、アリスは生き残ったメンバーとともに脱出劇を計るのだった。しかしアンブレラ社は、数時間後ウィルス汚染を一掃しようと核ミサイル投下し全体の消滅をも実行に移そうとしていた…。 ■一言■前作のラストシーン!アリスが病院の一室から外に脱出するシーンから物語が始まる。時たま主人公アリスの記憶が、前作で起こった事態にさかのぼるという場面も含まれていたので、前作との繋がりが解りやすく内容もより把握できたと思います。今作は ゲームの世界に入り込んだかのような感じになっていますので迫力もありますし一緒に行動する仲間アリスとジル役のシエンナ・ギロリーは、ほんとかっこかっこよくて印象的でした。初作の「バイオ八ザード」のなかでミラ・ジョヴォヴィッチを見た時 初めて観る俳優さんのように思えなかったのですが、「ジャンヌ・ダルク」に出ていたジャンヌ役のヒロインがミラだったんですね…。今作でその事に気付き…随分雰囲気が違うものだなぁと思いました。前作はハラハラ・ドキドキ感でいっぱいでしたけど今作はテンポのよさと迫力ある戦闘アクションが満載です。★★★☆
February 7, 2005
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■アマデウス■ ■監督:ミロス・フォアマン ■脚本:ピーター・シェイファー ■出演:F・マーレイ・エイブラハム / トム・ハルス / エリザベス・ベリッジ / ロイ・ドートリス / ■STORY■ 第57回アカデミー作品賞ほか、全8部門を受賞 天才音楽家・モーツァルトの波乱に満ちた生涯を描いた傑作。1825年 オーストリアのウィーンで、1人の老人が自殺を図り病院に運ばれる所から物語が始まる。老人の名は宮廷音楽家のアントニオ・サリエリ。サリエリは音楽家として平穏な人生を歩んでいたが、モーツァルトとの出会いにより これまでの人生が一転する…。自分より優れたモーツァルトの才能を次々目の当たりにすると平静ではいられなくなってしまう。神父・フォーグラーがサリエリの入院している病室に訪れると、天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとの出会いから その才能への嫉妬や陰謀などを語り始め 回想シーンが始まる…。 ■一言■自分より優れた才能の持ち主が現れたが故の悲劇サリエリの視点から見た天才モーツァルト…サリエリの苦悩や葛藤が細かく描かれていて その演技に引き込まれる作品でした。一方 これまでのイメージを覆すかのような楽天的なモーツァルト…あの高笑いと、1度耳にしただけでスラスラと曲を弾きいる天才ぶりが、実に印象的でした。作品の中でのオペラの演出・演奏されるシーンも、素晴らしかったと思います。豪華な衣装にも注目です♪この作品は2週間前に視聴した作品ですが、時間の経過と共に心に強く印象付けられている作品だという事を感じました。★★★-★
February 5, 2005
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■デッドコースター■ ■監督:デヴィッド・リチャード・エリス ■脚本:J・マッキー・グルーバー エリック・ブレス ■出演:アリ・ラーター / A・J・クック / マイケル・ランデス / トニー・トッド / テレンス・“T・C”・カーソン / ■STORY■ ファイナル・デスティネーション」の続編ノンストップ・ホラー作品。キンバリー(A・J・クック)は友人たちと休暇を過ごそうと父親に見送られ車で出発する。ハイウェイに入る寸前、自分を含めた大勢の人間が衝突事故によって死ぬ瞬間を予知する。一瞬の後、予知した通りの大惨事が現実となるが、予知夢では死ぬはずだった内の8人が生き残る。そして、九死に一生を得た彼らに、想像を絶する死が迫ってくるのだった…。 ■一言■テンポが速く息つく暇がないほどのノンストップ作品。冒頭でのハイウェイでの事故シーンは壮絶で大迫力…。 観えない視点からの危険が更なる恐怖心をあおり、順番どおりに狙われていく生存者それぞれの事故シーンがとても衝撃的でショッキングでした。なかには難を逃れたかのようにみえ気を抜いたその瞬間!再び逃れられない危険が迫ってきて絶体絶命のピンチに…。壮絶な展開でしたけど、グロテスクな部分は、テンポのよさが後をひかせない感じでしたので 最後まで目が離せず見入ってしまうような作品でした。予知能力を軸に 脚本が とてもよく出来ていたと思います。前作は今作にも繋がっていたジャット機での事故の生存者の話でしょうか?「ファイナルデスティネーション」こちらも視聴してみたいと思います。★★★★☆
February 3, 2005
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・コリン・ファレル出演・■アメリカン・アウトロー■ ■監督:レス・メイフィールド ■脚本:ロデリック・テイラー ジョン・ロジャース ■出演:コリン・ファレル / スコット・カーン / アリ・ラーター / キャシー・ベイツ / ティモシー・ダルトン / ■STORY■ 1865年南北戦争後、南部軍に参加していた少年ジェシーと兄フランクのジェームズ兄弟達は、母親や見違える程美しくなった従姉妹が待つ故郷へ帰還する。しかし、そんな平和な日々も束の間、政府を後ろ盾に鉄道会社が農民から強引に土地を奪おうとしていた。農民達を守る為 ジェームズ兄弟とその仲間達はアウトローとなり闘いを決意する…。…。 ■一言■この作品は コリン・ファレル出演の西部劇!馬にまたがり銃の使い手ともあって、銃さばきや その鋭く切れの良い頭脳を生かしたコリンのリーダー的行動が爽やかで実にかっこよく描かれていました。そして母親役が あのミザリーに出ていたキャシー・ベイツこの作品は ミザリーを観る前に視聴しましたので、優しく子供想いの母という役どころが とても印象的で温かく描かれていたと思います。(その後、ミザリーを観て!すごい演技派の女優さんだな!と思いました。)仲間達との友情や信頼も見所だと思います。★★★
February 2, 2005
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・エリック・バナ出演・■ハルク■ ■監督:アン・リー■脚本:ジェームズ・シェイマス / マイケル・フランス ■出演:エリック・バナ / ジェニファー・コネリー / サ ム・エリオット / ジョシュ・ルーカス / ■STORY■ 遺伝子学者ブルース・バナー(エリック・バナ)は、細胞の蘇生を研究する科学者。ある実験を行っていたところ、大量のガンマ線を全身に浴びるという大事故に見舞われ 彼の体内では ある変化がおき始めるようになる。怒りを抱くと、超人ハルクへと変身してしまうのであった…。 ■一言■トロイでの役どころに好感度も高かったエリック・バナ出演とあって、気になっていた作品…やっと視聴できる事となりました。 イメージ的には てっきりヒーローものの作品とばかり思っていたので そのギャップが ちょっと大きかったかな!と思います。どちらかというと ハルクゆえの苦悩や葛藤を軸に描かれているのですが これだ!といった強いものがあまり感じられず、観ていてブルース(ハルク)への同情心ばかり込み上げてきてラストまで迎えてしまいました。★★
February 1, 2005
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・ライヴ・オーウェン&キーラ・ナイトレイ出演・■キング・アーサー■ ■監督:アントワン・フークワ ■脚本:ジェリー・ブラッカイマー ■出演:クライヴ・オーウェン / キーラ・ナイトレイ / ヨアン・グリフィズ / ■STORY■ 西暦415年。ローマ帝国の支配下にあるイギリスのブリテンは、反乱軍・ローマ軍と、ブリテン侵略を目論むサクソン人による三つ巴の戦いの戦下にあった。ブリテンの血をひくアーサーはローマ軍司令官として、円卓の騎士たちとともに長年の兵役を終え やっと故郷に帰れる喜びを味わっていた。そんな矢先 司教から突然 解放の為の最後の命令が下る。最も危険な地ブリテンに住むローマ人一家を救出せよ!という命令だった。危険を承知でアーサーは、任務決行の為 円卓の騎士たちと共に最も危険な地へと向かっていく…。 ■一言■史劇は大好きな部類という事もあって、待ちに待っての視聴となりました。氷上の戦のシーンは背景の美さが とても印象的でした。アーサーと円卓の騎士たちは「仮面の男」の四銃士を思わせるかのような勇敢さで仲間同士の信頼・絆も厚く好感度も高かったです。最後の戦のシーンなどではメル・ギブソン出演の「パトリオット」が浮かんできたのは私だけでしょうか?アーサーと騎士たちとの別れのシーン…馬が行く手を拒み円卓の騎士たちが、アーサーの元に舞い戻って来る場面は、感動的でもありましたが、円卓の騎士たちやその他の人物像・それぞれの繋がりや自由を強調していた部分も もう少し細かく心理描写なども含め映し出されていると もっともっと感情移入して観れたかな?と思います。やはり このような史劇は約2時間程度の時間でまとめられるのは非常に難しい事と思います。大河ドラマや新春に放送される長時間時代劇のような形でしたら それぞれの人物描写などもしっかり伝わるのでしょうけど…。長時間ドラマのような形でじっくり観たいな!と思いましたので「キング・アーサー」は原作本を読んでみたいと思っています。★★★★
January 28, 2005
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・アンジェリーナ・ジョリー&イーサン・ホーク出演・■テイキング・ライブス■ ■監督:D・J・カルーソー ■脚本:ジョン・ボーケンキャンプ ■出演:アンジェリーナ・ジョリー / イーサン・ホーク / キーファー・サザーランド / ジーナ・ローランズ/ ■STORY■ モントリオールで白骨化した死体が発見される。現場や死体の状況・証拠や証言などの情報を読み取り、犯人像を割り出し事件を解決してしまうプロファイリングのプロ・FBI特別捜査官スコット(アンジェリーナ・ジョリー)が捜査の一員に加わる。地元刑事とともに捜査を開始した矢先、新たな殺人事件が巻き起こる。目撃者のコスタ(イーサン・ホーク)の証言のもと犯人像が割り出され再び犯人を突き止めようとするが…。 ■一言■次々に殺害し被害者に成りすます犯人…その凶悪な手口からドキッとするシーンも多く かなり見応えある作品だと思いました。しかしアンジェ・ファンという視点からみたせいか 内容的な面で恋愛に陥る箇所が最後まで尾を引いてしまいました。観ていて犯人像がすぐに解ってしまったという事もありますが、ファイリングのプロという役どころだったからこそ犯人との絡みが、もうちょっと違う方向だったら良かったのにな!と…個人的にはアンジェのベットシーンの際の お胸チラリも 素敵な女優さんだからこそ あまり露出してもらいたくなかったと思いました。★★★
January 26, 2005
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・キャシー・ベイツ出演・■ミザリー■ ■監督:ロブ・ライナー ■脚本:ウィリアム・ゴールドマン ■出演:ジェームズ・カーン / キャシー・ベイツ / ローレン・バコール / リチャード・ファーンズワース / ■STORY■ 小説「ミザリー」を書き綴っている小説家ポール(ジェームズ・カーン)は、ある日 雪道の山中で事故に遭遇し大怪我をする。事故に合った彼を助け出し 抱えて自宅に連れ帰ったのは、元看護婦で彼の大ファンだというアニー(キャシー・ベイツ)…。両足を複雑骨折し 歩くどころか…ベットから身動きのとれない状態のポールは、アニーに何から何まで世話をしてもらう事になる。助けてくれたお礼として「ミザリー」の大ファンである彼女に、次回作の原稿を逸早く読む事を承諾し原稿を手渡すが…その次回作の内容こそが彼女を豹変させていくきっかけとなり彼女の隠された姿が次第に明らかになっていく…。 ■一言■個人的には 密室系の作品は どうも あの圧迫感が苦手なのですが…この作品は、最初から最後まで物語の中に引き込まれるかのように身動きのとれないピーターの心理に重ね 自分の心臓の鼓動を聞きながら観ているかのようでした。外は大雪 辺りには人気もなく連絡手段も何もない。身動きのとれない寝たきり状態という事が、さらに心理的部分を突付く…キャシー・ベイツのいきなり豹変する姿が実に恐ろしく 終始緊迫感が漂いその演技には 身震いするほどの恐怖感に苛まれ じわじわと精神的に追い詰められていくような作品でした。その二面性の演技力は もう想像を絶するほど すごいです。★★★★-★
January 23, 2005
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・ジョニー・デップ出演・■シザーハンズ■ ■監督:ティム・バートン ■脚本:キャロライン・トンプソン ■出演:ジョニー・デップ / ウィノナ・ライダー / ダイアン・ウィースト / アンソニー・マイケル・ホール / キャシー・ベイカー / ■STORY■ ティム・バートン監督による、孤独な人造人間と人々との心の交流が描かれている とても切なく温かいラブ・ファンタジー。お婆さんが、ベットの中にいる女の子に静かに語り始める…。エドワード(ジョニー・デップ) は、発明家の博士によって生み出された人造人間。あるクリスマスの夜、両手を博士からプレゼントされた時、博士は倒れこみ そのまま急死してしまう。その為エドワードの両手には、はさみがついたままの姿丘の上の お城のような大きな古屋敷で、孤独な日々を送っていたそんな彼の元に、化粧品のセールスをしているペグが訪れる。上下レザーの服で身を纏ったエドワードが現れると、その姿に驚くペグだったが、はさみによって傷だらけになった顔や孤独な姿を見かねて自分の家に連れて帰る。ペグ一家と共に生活を始めるエドワードはペグの娘キムに一目惚れをしてしまう…。 ■一言■ティム・バートン監督が描かれた作品全体のファンタジーな世界は何処をとっても素晴らしく パステル・カラーの車や家…町のたたずまい・人々の衣装など実にカラフルで とても好感が持てました。自分の手のはさみで植木を デザイン様々にシャカシャカとカットするエドワード それだけでは収まらずバラエティーにとんだペットや人々へのヘアーカット…。その数々は芸術そのもの美的センス抜群でした。中でも印象的だったのが純粋で とても切ないラブロマンス…その中で繰り広げられていく展開では 裏切りや非難もあり純粋なエドワードにとっては とても耐え難い事だったと思います。女神のような彼女に捧げる氷の彫刻を削っているエドワード 雪が舞い降っているかのようなシーンは とっても美しく素敵でした。おとぎ話の世界に舞い込んだような作品でジョニー・デップのエドワード演じる演技力も その雰囲気・表情とも言う事なし!素敵な作品でした。★★★★☆
January 20, 2005
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・ジェニファー・ロペス出演・■メイド・イン・マンハッタン■ ■監督:ウェイン・ワン ■脚本:ケヴィン・ウェイド ■出演:ジェニファー・ロペス / レイフ・ファインズ / ナターシャ・リチャードソン / スタンリー・トゥッチ / ■STORY■ シングル・マザーのマリサは、息子タイを育てながらNYの高級ホテルでメイドとして働く日々を送っていた。ある日、マリサはスイートルームに宿泊中のキャロラインから高価な服類を返却するように頼まれていたが、清掃に取り掛かっていた際 遊び心でキャロラインの返却用の服を試着してしまう…と、そこへ タイと上院議員候補のクリスが突然現われ 行きがかり上キャロラインに成りすましたマリサは、タイとクリスと3人で散歩に出掛けることに…。 ■一言■ホテルのメイドと上院議員候補とのシンデレラストーリー「プリティ・ウーマン」を思わせるような作品でしたが、わりと現実的で少々地味な作品のように思いました。ストーリー的には よくありがちな内容で最後まで想像通りの展開になっておりましたが、コメディー的な部分や感動する場面も含まれていたので、飽きることなく鑑賞できました。パーティーの際のジェニファー・ロペス のドレス姿は、とても美しかったです。ラブコメがお好きな方には ちょっとした娯楽映画として見ると楽しめるのでは?と思います。★★★
January 19, 2005
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・ケヴィン・スペイシー出演・■ライフ・オブ・デビッド・ゲイル■ ■監督:アラン・パーカー ■脚本:チャールズ・ランドルフ ■出演:ケヴィン・スペイシー / ケイト・ウィンスレット / ローラ・リニー / ガブリエル・マン / マット・クレイヴン / ■STORY■ アメリカ、テキサス州。哲学科大学教授のデビッド・ゲイル(ケヴィン・スペイシー)死刑制度反対運動に熱心に取り組む活動家であった彼が、レイプ・殺害の罪で起訴され 死刑が確定していた。デビッドは死刑執行直前になり自分の手記を書くため、女性記者ビッツィーを指名し3日間の独占インタビューを依頼する。デビッドから事件の真相を聞いていくビッツィーは、次第に これが冤罪であると言う事を知り 残された時間が残り少ない中 真相を必死で裏付けてしていく…。 ■一言■死刑制度問題という重いテーマを軸に 上手くサスペンスを絡めた内容だったと思います。死刑廃止制度というものを身近に置き・このような問題をどう感じられるか?と考えさせられるような作品だったとも思います。最後の最後まで、犯人は誰か?犯人像がなかなか掴めずじまいで、女性記者と同時進行で真実を突き止めていく形になってしまいまいました。それだけに ラストのどんでん返しは、衝撃的で驚きました。それぞれの身を犠牲にするという意味では、、ショックを隠しきれません。かなり深みのあるサスペンス仕立ての作品になっています。★★★★
January 15, 2005
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・メル・ギブソン監督・■パッション■ ■監督:メル・ギブソン ■脚本:メル・ギブソン ■出演:ジム・カヴィーゼル / マヤ・モルゲンステルン / モニカ・ベルッチ / ロザリンダ・チェレンターノ / クラウディア・ジェリーニ / ■STORY■ イエス・キリスト最後の12時間と復活をメル・ギブソンが12年もの構想歳月を費やした作品...。紀元前700年のエルサレム。イエスは十二使徒のひとりであるユダの裏切りによって大司祭が差し向けた兵に捕らえられる。大司祭カイアファは、イエスが自らを救世主であり神の子と認めたとし、厳しく非難し、イエスを 神の冒涜者としてローマ帝国総督ピラトのもとに身柄を移す。ピラトは、司祭と群衆を前に、彼ら達の反乱を恐れ 罪のないイエスを十字架の刑に処する判決を下す。ムチ打たれ全身傷だらけで十字架を背負い、イエスはゴルゴダの丘へと向かっていく…。 ■一言■とても悲しく重い作品でした。イエスが捕らえられ 残酷な拷問を繰り返されるシーンから終りまで、涙がやまず観ていました。感情をもっている人間でありながら、何故心を痛めることなく ここまで酷い事を 平気で…しかも笑いながらできるのか?誰一人止める事すら出来ず…。そして 側で嘆き悲しみイエスを見つめる母の思い…。その姿には、胸がいっぱいになりました…。「隣人を愛し敵を憎めという」だが私は言おう 。敵を愛し迫害するものの為に祈れ…。愛してくれる者を愛したとて どんなむくいがあるのだろうと…。回想シーンの中でのイエスの言葉が心に残ります。磔にされながらも自分を迫害する者の為に祈り続けるイエス… あまりにも酷い拷問を鮮明に映し出されている為、その現状に言葉を失いますが、反面…赦し・人を慈しむことの尊さ… イエスの人々への愛が悲しくも映し出されていたと思います… 心に残る1作になりました。★★★★
January 8, 2005
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・ヒュー・ジャックマン 出演・■ヴァン・ヘルシング■ ■監督:スティーヴン・ソマーズ ■脚本:スティーヴン・ソマーズ ■出演:ヒュー・ジャックマン / ケイト・ベッキンセイル/ リチャード・ロクスバーグ / デヴィッド・ウェンハム / シュラー・ヘンズリー / ■STORY■ 19世紀のヨーロッパ。バチカンの秘密組織から命を受け、世にはびこるモンスターたちを退治するモンスター・ハンターのヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)。彼は、バチカンの密命を帯び、相棒の修道僧カールとともに、邪悪なパワーで世界征服を企むドラキュラ伯爵を捕らえる為、トランシルバニアへ向かう。やがて彼らは、代々ドラキュラと闘い続けてきたヴァレリアス一族の末裔であるアナ王女と出会う。一族は、王女アナと兄ヴェルカンが残るのみ。しかし、ヴェルカンはドラキュラに捕らえられてしまっていた。ヴァン・ヘルシングそしてカール・アナは、共にドラキュラの陰謀阻止へ立ち上がる…。 ■一言■ドラキュラ・フランケンシュタイン・狼男と…豪華モンスター達が勢ぞろいしており とても見応えありました…。ホラーといっても恐怖感は全く無く!最初から最後までテンポよく、ハラハラ・ドキドキ楽しめるような展開になっています。空中を飛び回る三人のドラキュラ花嫁達が人間・アナ王女を襲うシーンやヘルシングやモンスター達の格闘シーンは迫力もあり そのテンポのよさがプラスされ見入ってしまいます。ヒュー・ジャックマンは、噂どおり!役どころにマッチしており とてもかっこよく ケイト・ベッキンセイルも 美しかったです。★★★☆
January 6, 2005
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・ジャッキー・チェン 出演・■メダリオン■ ■監督:ゴードン・チャン ■脚本:アルフレッド・チョン / ゴードン・チャン / ポール・ホイーラー / ベネット・ジョシュア・ダヴリン ■出演:ジャッキー・チェン / クレア・フォーラニ / リー・エヴァンス / ジュリアン・サンズ / ジョン・リス=デイヴィス / ■STORY■ 密輸犯罪組織の首領スネークヘッドを追っている国際警察と香港警察の刑事エディ(ジャッキー・チェン) …。捜査をしているうちにスネークヘッドは、死者を甦らせ その肉体に超人的なパワーを宿すという聖なるメダルと、それを司る少年ジョイを誘拐し その力を我が物にしようとしていた。行く先々で少年の誘拐を阻止しようとするエディだったが一味を捕らえる事が出来ず 少年は アイルランドへと連れ去られてしまう…。 ■一言■ストーリーは よくある話でしたが…。可笑しくてゲラゲラ笑いながら見れるコミカルな部分も多く個人的には楽しめた1作になりました。ジャッキーのお顔を観た瞬間 また一段と年齢を感じられアクションも少々重いかな~?とおもいきや…それでも50代という年齢を考えると そのがんばりには拍手…。ワイヤー・CGが所々みられ 以前のようなキレのよいアクションにはおよびませんが、小技を使ったジャッキーアクションを久々に堪能でき、面白かったです。ジャッキーの恋人役 「ジョー・ブラックをよろしく」や「サベイランス-監視-」「ザ・ロック」に出演されていたクレア・フォーラニは、非常に美しくキュートでした。相棒とのコンビや相棒の おドジぶりにも注目です。エンディングのNGにも注目!とても面白かったです。気軽に見ると楽しめる1作になると思います。★★★★
December 27, 2004
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・ジョニー・デップ 出演・■ニック・オブ・タイム■ ■監督:ジョン・バダム ■脚本:パトリック・S.ダンカン ■出演:ジョニー・デップ / クリストファー・ウォーケン / チャールズ・S・ダットン / ■STORY■ 税理士ワトソン(ジョニー・デップ)は、 娘と共にL.A.駅に降り立つ!だが そこで 若い黒人に絡まれた事から おもいがけない事件に巻き込まれる事になる…。警察を名乗る男女が近寄ってくると 車に乗せられる。娘を人質にとられ 数時間内に女性州知事を暗殺するよう命じられるのだった。拳銃を渡され 犯人の男にピッタリ尾行されるワトソンは、途中何度もその事実を回りにいる人達に伝えようとするが、犯人の監視が厳しく 上手くいかない。時間が刻々とせまり徐々に追い詰められていくワトソン…愛する我が子を助ける為にとる行動とは…。 ■一言■せまりくる時間の中で どんどん極限状態に追い詰められていく父親役のデップ。犯人に従わなければ娘の命は守れないのか?それとも何かしらの手段があるのか?緊迫した状況の中での心理状態が非常に よく伝わってくる。テンポよくスリルあり 気軽に観て楽しめる1作だと思います。★★★-★
December 22, 2004
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・ビル・マーレー出演・■ロスト・イン・トランスレーション■ ■監督:ソフィア・コッポラ ■脚本:ソフィア・コッポラ ■出演:ビル・マーレー / スカーレット・ヨハンセン /ジョバンニ・リビジ /アンナ・ファリス ■STORY■ ウィスキーのコマーシャル撮影のため日本に来日したハリウッド・スターのボブ・ハリス。時差ぼけや異国での孤独や不安・家庭問題から 眠れない日々が続いていた。一方ボブと同じホテルに滞在しているフォトグラファーの夫をもつ妻シャーロット新婚にもかかわらず多忙な夫とゆっくり過ごす事が出来ず彼女も孤独と不安を感じていた。そんな2人は、ホテルのバーで何度か顔を合わせるようになる。不安と孤独を抱える2人が異文化の地で年齢を超え理解し合っていく…。 ■一言■この作品の舞台は最初から最後まで東京であった為 驚きました。日本の描かれ方は いつも気になる部分ですが、シャーロットの部屋にあった桜の飾り物や京都のお寺の背景などには好感がもてました。日本の文化や様々な場所を多く取り入れた背景が印象的です。シャーロットの抱えている不安と孤独感...ホテルの窓から外の風景を眺めているシーンは、知らない場に越してきた当初の 私自身に重なる部分にも感じられ より切なく感じられました。同じような状況で同じような思いを感じていた2人だったからこそ より理解しあい 尚、かけがえのない出会いになったのだと思います。切なくも前向きなラストが心に沁みます。★★★-☆
December 20, 2004
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・パク・ヨンハ出演・■クリスマスに雪が降れば■ ■監督:チャン・ドンホン ■出演:パク・ヨンハ /キム・ヒョンジュ ■STORY■ 幼稚園の先生をしているソンヒ。12年ぶりに 初恋の相手スアン(パク・ヨンハ)と再会する。スアンとは 願い星が接近する12年後に会おうと約束していたのだが、スアンの横には 世界的に有名なバイオリニストの婚約者ユジュンの姿が...ユジュンはソンヒの父親の形見であるバイオリンをほしがっており、ソンヒは スアンと1週間のデートを条件に大切なバイオリンを譲る約束をしてしまう...。 ■一言■この作品はパク・ヨンハの初映画作品という事ですが 冬ソナでのイメージとはまた違った雰囲気のパク・ヨンハの姿が見られる作品です。エリートでピシッとしているが心優しい印象を受けるスアン(パク・ヨンハ)と ちょっと性格がきつい婚約者のユジュン。そんなユジュンと全く対象的なソンヒは、とても明るく心優しい女性。1週間という限られた時間の中で、デートを重ねるソンヒとスアンですが、ソンヒの温かい思いから...スアンは これまで忘れていたホッと癒される自分の本当の居場所を見出していく...。ホッと癒されるような純粋なラブストーリーです。★★★
December 15, 2004
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・トニー・ジャー出演・■マッハ!■ ■監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ ■脚本:スパチャイ・シティアンポーンパン ■出演:トニー・ジャー / ペットターイ・ウォンカムラオ /プマワーリー・ヨートガモン / スチャオ・ポンウィライ ■STORY■ 仏教徒たちが暮らすタイのノンプラドゥ。ある日、村の信仰の象徴である仏像“オンバク”の首が切り落とされ、持ち去られてしまう。犯人は、コム・タン率いるバンコクの密輸団と手を組むこの村出身のドン。“オンバク”の首を取戻す為、村一番のムエタイの使い手であるティンがドンの足跡を追いバンコクへ旅立つ…。 ■一言■CGなし!スタントなしという身を張ったムエタイアクションを堪能しました。トニー・ジャー の一際優れた身体能力や柔軟性・ジャンプ力・スピード感・キレの良さは、一技一技 非常に素晴らしかったと思います。この作品 ストーリーはよくある話だが、アクション重視で観て楽しむ作品だと思います。撮影の間 生傷も耐えなかったのではないかと心配になるほどハードなアクションが見所になっています。★★★★
December 14, 2004
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・ジャック・ニコルソン・ダイアン・キートン出演・■恋愛適齢期■ ■監督:ナンシー・マイヤーズ ■脚本:ナンシー・マイヤーズ ■出演:ジャック・ニコルソン / ダイアン・キートン / キアヌ・リーヴス / フランシス・マクドーマンド / アマンダ・ピート ■STORY■30歳以下の女性にしか興味を持たないプレイボーイ ハリー(ジャック・ニコルソン)は、恋人マリンの別荘に訪れるが54歳のバツイチ劇作家、マリンの母エリカ(ダイアン・キートン)と妹が突然帰宅。週末をマリンと共に過ごすはずだったが、エリカの帰宅で一転。ハリーは、急な心臓発作で倒れ病院に運ばれる。しばらくし 病状は、落ち着いたもののエリカの別荘で療養生活を送ることになってしまった。ハリーの担当医となった青年医師ジュリアン(キアヌ・リーヴス)は、エリカに一目惚れし、純粋に想いを伝えてくるが、共同生活を始めたエリカとハリーは次第に惹かれあい、ついに結ばれる。しかし、自分の気持ちに戸惑うハリーは、再び若い女性のもとへ…。 ■一言■この作品は中高年向けの大人のラブコメといった感じで ダイアン・キートン演じるエリカとジャック・ニコルソン演じるハリーとのラブストーリーが、とても素敵に描かれています。ダイアン・キートンが非常にかわいくって年齢を感じさせられない程にキュート!とても奇麗でした。エリカのように年を重ねられたら どんなに素敵でしょう。演技も役どころも好感度が とても高かったです。そして!笑いあり・涙ありの脚本が非常に素晴らしく、年をとっても年齢に関係なく この作品のような素敵な恋がしてみたいな!と...憧れてしまいます。年齢層の高い恋愛物語だからこそ余計素敵に感じられた作品でした。 ★★★★
December 6, 2004
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■ドーン・オブ・ザ・デッド■ ■監督:ザック・スナイダー ■脚本:ジェームズ・ガン ■出演:サラ・ポーリー / ヴィング・レームズ / ジェイク・ウェバー / メキー・ファイファー / タイ・バーレル ■STORY■ ホラー映画の金字塔「ゾンビ」をサラ・ポーリー主演でリメイク。アナの前に現れたゾンビ化した少女が、アナの夫に襲いかかり噛まれた夫もゾンビに豹変してしまう...。外へ脱出したアナは、ありとあらゆる場所でゾンビに襲われている人々やゾンビ化した人々を目にし その壮絶な光景に震え上がる。急いで車に乗り込み その場から走り逃げ去るのだった。途中で出会った数人の生存者達...アナはその生存者達と共にショッピングモールに逃げ込む…。 ■一言■今作のゾンビは、実にユニーク?現代風に作られており前作のゾンビイメージとは全くかけ離れている。噛みつかれると感染し 尚且つパワー満点のゾンビは、スピーディーに走り襲ってくる...。以前のゆっくり重くなる存在感・恐怖感とはまた違う味わいとなっており、生存者がモールという一箇所の場所に留まってからの展開と生死をかけた脱出劇が見所となっている。個人的には、ラストの終わり方が...後をひきました。オリジナルゾンビとは繋げずに 全く別として観た方が楽しめるかな?と思います。★★★
November 23, 2004
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■ビッグ・フィッシュ■ ■監督:ティム・バートン ■脚本:ジョン・オーガスト ■出演:ユアン・マクレガー / アルバート・フィニー / ビリー・クラダップ / ジェシカ・ラング ■STORY■ 幻想的な描写で、夢と感動を映画に乗せて届け続けるティム・バートン監督の最高傑作!巨大魚.ビッグフィッシュ・森に住む魔女・巨人の話...穏やかで美しい町や温かい人々の伝説話などを おとぎ話のように語り続けるエドワード.....。父親に小さい頃から夢物語を聞かされ続け 理解しかねていた息子のウィルそんな父と口論になり3年もの間 音沙汰なし疎遠状態だったが父が病に侵されたと知ったウィルは、お腹の大きい妻と共に父の元へ向かう3年ぶりに父と再会したウィルは、父の人生ともあろう 素晴らしい冒険話を改めて耳を傾ける事になる...。 ■一言■幻想的な空想世界が実に美しく映像の美しさと、観ている側までもが 夢の中の世界に迷い込んだかのようなファンタジックな物語で、脚本が実に素晴らしく夢と感動を与えてくれる作品でした。そして息子ウィルが父親の為 物語の最後を語るシーン、その結末の温かさと美しさは、幸福に満ち溢れていて本当に素晴らしく感動的でした。映像も水仙の花畑でのプロポーズや青空に飛行機で描いたメッセージ、恐ろしい森を抜けた後の素晴らしい街並みなど映像美にも注目です。★★★★
November 20, 2004
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・ウォンビン出演・■ブラザーフッド■ ■監督:カン・ジェギュ ■脚本:カン・ジェギュ ■出演:チャン・ドンゴン / ウォンビン / イ・ウンジュ / コン・ヒョンジン / チェ・ミンシク ■STORY■ 「シュリ」のカン・ジェギュ監督、チャン・ドンゴンとウォンビン主演の戦争ドラマ。1950年、韓国ソウル。兄ジンテ(チャン・ドンゴン)と弟のジンソク(ウォンビン)は、母親を支え、ジンテの婚約者ヨンシン(イ・ウンジュ)とその弟妹と共に、貧しながらも、幸せに暮らしていた。ところが、そんな生活から一転する.....6月25日朝鮮戦争勃発し、兄弟は強制的に徴兵されてしまう。弟の将来に夢を託していた兄ジンテは、自分を犠牲にしてでも、高校生の弟ジンソクを守り抜いていく決意戦場で手柄を立てて太極勲章を授与されれば、弟の除隊を認めるという上官の言葉を信じ、命知らずの戦士へと変貌して行く.....。 ■一言■冒頭からググっと胸を打たれる映像から始まります...同一民族同士による南北戦争を背景に 戦争の酷さと兄弟愛を軸に描かれている作品壮絶な戦闘シーンが続く中 戦争という悲惨さが目を背けたくなる程描かれていて観ていて心苦しかったです弟を守る事だけを一心に思い 自らの命を投げ出す覚悟で、様々な厳しい任務につき戦いに身を投じる兄...その兄の強い信念が痛いぐらい伝わってくると共に戦争は、人の理性を奪い人格をも変えてしまう程 酷く残酷なものであると痛感させられました。一方 それを望まない弟にとって...兄の変貌ぶりは、腹立たしくもやるせないものだったでしょうそれぞれの角度から両者の思いが痛いほど伝わってきて より感情移入し観れた気がします。家族の絆やクライマックスからの兄弟和解のシーンは涙なしでは観ていられませんでした。戦争の酷さが後々までも心に残るような作品です。★★★-★
November 13, 2004
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・デンゼル・ワシントン 出演・■タイムリミット■ ■監督:カール・フランクリン ■脚本:デイヴ・コラード ■出演:デンゼル・ワシントン / エヴァ・メンデス / サナ・レイサン / ディーン・ケイン / ジョン・ビリングスレイ ■STORY■ フロリダ州の小島、バニアン・キーの警察署長・マットは、住民の人望も厚い実直な警察官。妻と別居中のマットは、高校時代の後輩・アンと不倫関係にあった。ある日マットはアンの通院に付き添い、彼女が末期ガンで余命僅かということを知り署に保管された証拠品の現金を持ち出し、最後の望みをかけた高額な治療費にあてることに、アンに現金を手渡す。だがその翌朝、アンの自宅が火災で焼失。アンと夫の遺体が見つかる。呆然とするマットの前に現れたのは、殺人課の刑事でマットの別居中の妻・アレックスだった…。『青いドレスの女』の監督・主演コンビ、カール・フランクリン監督とデンゼル・ワシントンが贈るサスペンスアクション。 ■一言■署長役のアロハ姿のデンゼルが罠に陥り不倫相手の彼女の為 証拠品の現金を横領してしまう...別居中の妻の共同捜査のもと自分が犯人の罪をきせられぬよう 証拠隠滅をはかりながらも何とか次々と切り抜けていき真の犯人を突き止めていくという お話.....大きな緊迫感は薄く...証拠隠滅の為に必死になって細々と動くデンゼルの駄目男ぶりが次々と...。ドタバタ展開になって流れていくので 全体的にサスペンスドラマのような感じの仕上がりになっています。気軽に観ると楽しめる作品だと思います。★★★-☆
November 10, 2004
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■女はみんな生きている■ ■監督:コリーヌ・セロー ■脚本:コリーヌ・セロー ■出演:カトリーヌ・フロ / ヴァンサン・ランドン / ラシダ・ブラクニ / リーヌ・ルノー / オレリアン・ウィイク ■STORY■ 「赤ちゃんに乾杯!」の女性監督、コリーヌ・セローの最新作。エレーヌはごく平凡な主婦...夫ポールと暮らしているが、その夫はエレーヌを、家政婦ぐらいにしか見ていない。ある夜、車に乗っていたポールとエレーヌのもとに 背後から数人の男に追われた血まみれの女性が助けを求めて駆け寄ってくる。しかし面倒な事に巻き込まれたくないポールはドアをロックし、殴られる その女性をを無視し無情にも走り去ってしまう。翌日、女性の事が心配になったエレーヌは、彼女が収容された病院を探し、重傷を負った彼女の看病をし 追っ手から彼女を守るのだった…。まったく境遇の異なる平凡な主婦エレーヌと謎の娼婦ノエミが、目の前で起こった事件をきっかけに人生観が変わっていく様を描いたサスペンスドラマ。 ■一言■人物描写が細かく丁寧に描かれており フランス映画とは思えないようなコミカルで非常にテンポのよい作品で、とても楽しめました。シビアなストーリーでの 男性達のドタバタぶり展開は かなり痛快。何処までもノエミの支えとなりガードするエレーヌと、組織から支配されているノエミの生き様... 頭脳と知恵を使い 脅えながらも組織を破滅させる様は実に頼もしいそれにしても出てくる男性陣が、どうしようもないくらい傲慢で、だらしがない!ノエルの父親は実の娘を売ろうとし...エレーヌの旦那は妻無しでは何も出来ないくせに妻の話もろくに聞かず仕事オンリーその息子は どうしようもない位 女たらしで見ていて腹立たしい...そんな男性達を相手に様々な しがらみ・奮闘から女性達が開放されいく様は 生き生きとしていて とても輝かしく平凡な主婦エレーヌには...なんだか共感してしまった部分も非常に多かったです。エレーヌの夫ポールや息子...男性達の細かい表情などにも注目です...。★★★★
November 7, 2004
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・アン・ソンギ . ソル・ギョング出演・■シルミド■ ■監督:カン・ウソク ■脚本:キム・ヒジェ ■出演:アン・ソンギ / ソル・ギョング / ホ・ジュノ / チョン・ジェヨン / イム・ウォニ ■STORY■ 1968年1月、北朝鮮特殊工作部隊による青瓦台(韓国大統領府)襲撃未遂事件が発生。同年4月、韓国政府はその報復として仁川沖のシルミド(実尾島)という無人島に死刑囚ら31人の男たちを集め、北朝鮮の金日成 極秘暗殺の為 684部隊の特殊工作員として極秘に過酷な訓練を開始する。それから3年後、優秀な工作員に仕立て上げられた彼らに、いよいよ実行命令が下されるはずだったが政府の対北政策は決行目前になって大きく転換、北潜入へ向け行動を開始した部隊に急遽命令の撤回が告げられる…。 ■一言■キム・イルソン暗殺計画とそれを巡る特殊工作部隊の反乱事件を描いた事実に基づき描かれているサスペンスアクション。実話という事で非常に重い作品でした。このような真実を知り とても悲しく胸がいっぱいです。出だしから単調に進む訓練模様は 壮絶で生きるか死ぬかの過酷な訓練虐待とも言わんばかりの訓練に耐える日々が続き 観ていてとても痛々しく感じられあらゆる訓練に耐えぬき国家の為、命をも投げ出す覚悟で金日成暗殺計画任務決行命令が下されるのを待ち望んでいた矢先 計画は中止となり 逆に部隊の抹殺命令が下され最悪の事態へと展開していく事になる。戸籍すらも存在されず、国家に抹消されることになる悲劇...仲間同士の友情と絆・684部隊として任務にかける信念・誇りにバスの中でのシーンでは 涙なくしては観ていられず衝撃的な事実に...悲しみに溢れるばかりでした。★★★★-☆
October 30, 2004
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・「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン出演・■イルマ-レ■ ■監督:イ・ヒョンスン ■脚本:ヨ・ジナ ■出演:イ・ジョンジェ / チョン・ジヒョン / チョ・スンヨン / ミン・ユンジェ / キム・ジム ■STORY■ 海辺に建つ一軒家に備え付けられた郵便受けを媒介に2年の時を隔てて存在する男女が手紙を交換し愛を育んでいくラブ・ストーリー。99年12月「イルマーレ(海)」と名付けられた海辺の一軒家。この家から引っ越していくひとりの女性(ウンジュ)が郵便受けに手紙を置いていく。それは、新たな住人に宛てたものだったが、その手紙は2年前である97年現在そこに住んでいる男性(ソンヒョン)の許に届いたのだった…。 ■一言■想像以上に素敵な作品でした。イルマーレにある郵便受けを媒介に 過去と未来とで手紙のやり取りを中心に物語りは展開していく...2年もの時を隔てた二人の出会いと心の交流が...描かれている純粋なラブストーリーで互いの両家で暮らしている2人を繋ぐ愛犬コーラの演出にも注目です。2人の行方を そっと見守ってくれているかのような... 細かい仕草や表情 とっても可愛く愛らしく 輪をかけ心が和みました。2年という歳月の差...一見町の佇まいや2人の容姿など何の隔たりも変わりもなく手を伸ばせば届く距離にいるが寄り添えず、いじらしくも切ない思いが込み上げてくる...そんな反面 時は別々に時間を重ね遊園地で楽しむ二人や父親や彼の問題を抱え互いに励ましあう2人...時間の溝をどのようにして その距離を縮めていくのか?とても気になる部分でしたが、意外な運命が訪れる事で...大きな危機感と共にラストへ....時を超える愛へとなり...とても感動的でした。よく出来た脚本にバランス・背景・映像美と美しい描写に癒され 全体の雰囲気になんだかゆったりとした時間を共に出来るような 何度でも観たくなる そんな作品でした。★★★★☆
October 23, 2004
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・ユマ・サーマン 出演・■キル・ビル Vol.2 ■ ■監督:クエンティン・タランティーノ ■脚本:ローレンス・ベンダー ■出演:ユマ・サーマン / デヴィッド・キャラダイン / ダリル・ハンナ / マイケル・マドセン / ゴードン・リュウ ■STORY■ クエンティン・タランティーノ監督 ユマ・サーマン主演によるアクションエンタテイメントの第2弾。自らの夫と子供を殺した組織への復讐の旅を続けるザ・ブライド。VOL. 2 ではバドとエル・ドライバー、そしてビル.....への復讐さっそく彼女は次なる標的のバドを倒すため、テキサスの荒野へ向かう.....。彼女はかつての仲間たちを執と葬り去り、ついにボス・ビルと決着の時を迎える。 ■一言■アクション中心で血しぶきが散ったvol.1に比べvol.2は語りが多く前作に比べると静かな復讐劇となっている パイ・メイ師についた修業時代などを軸にvol.1に知らなかった過去と平行して物語が進行していきますビルとブライトの過去・人物紹介や人物描写が細かく丁寧に描かれているので、これまで謎だった部分が全てあかされ...最後に ふさわしく上手くまとめあげられているようにも感じられました。そして!中でも...狭い室内での...エルVSブライドの格闘は、壮絶な戦いになっておりvol.1に続くのなら 戦いの場ではこのシーンが1番の見せ場だったと思いますボス・ビルとの決着は、予想外で感情移入出来るような意外にも静かな結末となっていました...。★★★☆
October 19, 2004
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・ジェニフアー・ロペス 出演・■イナフ■ ■監督:マイケル・アプテッド ■脚本:ニコラス・カザン ■出演:ジェニフアー・ロペス /ビリー・キャンベル /ジュリエット・ルイス /ダン・フッターマン /フレッド・ウォード /ノア・ワイリー ■STORY■ ウェイトレスのスリム(ジェニフアー・ロペス) は、建設会社を経営しハンサムで優しく若手資産家の男ミッチに出会い結婚娘(グレイシー)を儲け順調で幸せな結婚生活に浸っていたスリムだった。しかしグレイシーが5歳になったある日、スリムは偶然ミッチの浮気を知ってしまう。ミッチは突然変貌...激しく問い詰めるスリムを、突然殴りつける。これまで 何でも欲しいものを手に入れてきた彼はスリムも物として扱い、暴力で家庭を支配しようとしていた。恐怖におののくスリムは暴力に耐えかね グレイシーを連れ家を出る決意をしたが、ミッチはあらゆる手段を使い、何処までも執念深く追い求め 彼女の行く手を阻むのだった…。 ■一言■夫の暴力・ストーカー行為から完全に逃れる為 必死に逃げていく母親役のジェニファー・ロペス......なかなか見応えありました。どこまでも執念深く追ってくる夫には 観ていて身震いするほどで...。追われていく心理やそれに対しどう太刀打ちしていくのか?その辺が見所だと思います。そして!スリム(ジェニフアー・ロペス)のとった行動・決意が予想外の展開で非常に驚きました。このような作品は、追われる側が最後まで弱く その状況からなんとか脱出し警察に保護され結末に至るケースなどが定番ですが、この作品はクライマックスから 展開が逆転していきます。ストーカーで付きまとっている夫に闘いを挑むべき 決意を固め自らトレーニングを開始し心身ともに鍛えあげ 逆襲するという設定... 。子を守る母の姿が実に強く逞しく描かれています。★★★☆
October 11, 2004
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■テキサス・チェーンソー■ ■監督:マーカス・ニスペル ■脚本:スコット・コーサー ■出演:ジェシカ・ビール / エリック・バルフォー / ジョナサン・タッカー / エリカ・リーセン / マイク・ヴォゲル ■STORY■・トビー・フーパー監督によるホラー映画の傑作「悪魔のいけにえ」をリメイク...。1973年8月18日。ワゴン車を駆って楽しく旅をしていた若者5人。テキサスの片田舎トラヴィスに差し掛かったところで、道の真ん中を放心状態で歩く少女を轢きそうになり車を急停車させる。少女を助けようとするが、少女は挙動不審...SOSを発しながら錯乱状態になり 彼らの車内で自らの命を絶ってしまう...。エリンを含めた5人は、警察に通報する為 近くの給油所に駆け込み助けを求めるのだったが…。そこからは 想像を絶する恐怖が待ちわびていた.....。 ■一言■アメリカで最も有名な殺人犯 エド・ゲインの実話をモチーフにしたバイオレンス・ホラー。個人的には 数ヶ月前に久しぶりに観たフレディーvsジェイソン以来のホラー作の視聴です。今回は しっかり予備知識をと公式サイトなどを見て把握し かなり身構えて視聴したのですが.....昔懐かしのホラーが再び'といった感じの作品で、気分が悪くなる程 怖かったです。ドキュメンタリータッチの出だし...楽しげな若者達のドライブ模様....そこから一転 少女の自殺...若者5人がチェンソーを振り回す殺人鬼・レザーフェイスに次々襲われていくのですがそのやり方が残虐でリアル.....しかも助けを求め出会う人々が、皆 仲間や家族である為...一段と恐怖心をあおる チェンソーの音や全体の暗い雰囲気なども含め どんどん危機感・恐怖感に追い込まれていきます。久しぶりに心臓バクバクの恐怖感を味わったような気がします。劇場で観たら かなりの迫力だったでしょうね......。★★★★
October 9, 2004
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・ニコール・キッドマン ・ ジュード・ロウ 出演・■コールドマウンテン■ ■監督:アンソニー・ミンゲラ ■脚本:アンソニー・ミンゲラ ■出演:ニコール・キッドマン / ジュード・ロウ / レニー・ゼルウィガー / ドナルド・サザーランド / フィリップ・シーモア・ホフマン ■STORY■・アカデミー賞(2004年)・第76回 助演女優賞:レニー・ゼルウィガー ・主演男優賞ノミネート:ジュード・ロウ1864年・南北戦争末期。兵士として戦場に送られたインマン(ジュード・ロウ) は、ゲリラ戦にて瀕死の重傷を負い病院に収容される。回復を待つ彼の脳裏には、3年前に離れたきりの故郷・コールドマウンテンと、出征前にただ一度きりの口づけを交わした恋人・エイダ(ニコール・キッドマン)の姿がよぎる。インマンは、脱走兵の罪に問われることも厭わず、故郷コールドマウンテンへと向かう一方、父を亡くし、生活の手段を失いかけていたエイダは、流れ者であるルビーの助けを借りて、その地で生き抜く術を見に付けはじめていた。彼女もまた、インマンとの再会だけを心の支えに懸命に生きていた…。 ■一言■広大な大自然を背景に 互いに惹かれあう二人...お互い再会出来る事を固く信じ その信念は強く...。南北戦争を舞台に描かれている作品とあり コールドマウンテンの美しく穏やかな景色から ガラリと過酷なシーンに一転する...戦場で傷を負ったインマン...彼女からの一通の手紙...インマンは 脱走兵となり戦地からエイダに会いに故郷へと向うその過程は命がけで 先の長い過酷な旅となる...次々と起こる苦難の中での人々との出会いは 実に印象的なシーンばかりでした 二コール・キッドマンとジュード・ロウの時代にあった美しさと演技力が素晴らしかったと思います。作品全体の雰囲気が非常によく出ていて 最初からラストの結末まで目が離せず個人的に とても好きな部類の作品でした...泣けます。★★★★☆
October 6, 2004
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・イ・ビョンホン出演・■純愛中毒■ ■監督:パク・ヨンフン ■脚本:ピョン・ウォンミ /ソン・ミノ ■出演:イ・ビョンホン / イ・ミヨン / イ・オル / パク・ソニョン ■STORY■幼い頃に両親を亡くしたカーレーサーのテジン(ビョンホン)は、田園地帯の一軒家で兄ホジンとその妻ウンスと共に、平穏に暮らしていた。弟テジンは、仲睦まじい兄夫婦を暖かい眼差しで見守っていた。そんなある日、レース中に対抗車と激突、その同時刻にレース会場へ急ぐホジンを乗せたタクシーもトラックと衝突事故を起こし、兄弟は共に昏睡状態に陥ってしまい1年後、テジンだけが奇跡的に意識を取り戻すしかも、未だ目覚めぬ兄ホジンの魂を宿して…。 ■一言■韓国ドラマ・映画などで人気ブレイク中のイ・ビョンホン出演のラブ・ストーリー。ドラマ「美しき日々」では 彼の魅力を存分に惹きつけられましたが、今回、テジン役のビョンホンは とても切ない愛を演じる役どころで、目で演じている部分も多く感じられ またドラマイメージとは違った彼の姿が見れたように思えます。偶然にも重なった事故によって、それぞれの運命が大きく変わってしまう。深く愛していたが為の出来事とはいえ ビョンホンの眼差しが最初から...最後まで たまらなく切なかった作品です...。タイトル「恋愛中毒」…との繋がりが よく掴めなかったのですが、ストーリー後半に入り それが明かされてくると ようやく納得できました。★★★
October 3, 2004
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・ヴィゴー・モーテンセン出演・■オーシャン・オブ・ファイヤー■ ■監督:ジョー・ジョンストン ■脚本:ジョン・フスコ ■出演:ヴィゴー・モーテンセン /オマー・シャリフ / ズレイカ・ロビンソン / アダム・アレクシ=モール /ルイーズ・ロンバード ■STORY■伝説のカウボーイ、フランク・ホプキンスの実話を基に映画化された作品千年の歴史を誇るアラビア砂漠のサバイバル・レース“オーシャン・オブ・ファイヤー”勝者には最高の富と名誉が与えられるアメリカからやってきたカウボーイ・フランクは愛馬ヒダルゴとともに参加する。どこまでも続く灼熱の砂漠や砂嵐、馬も呑みこむ流砂、よそ者に栄誉をさらわれることを許さない人々の陰謀などフランクとヒダルゴは生死ギリギリの苦境に立たされる事になる。 ■一言■様々な苦難を乗り越えていくフランクと愛馬ヒダルゴ。マダラ模様の馬ヒダルゴは実に賢い馬で、その姿は馬でありながらも強く逞しく 飼い主のフランクに対し実に忠実見つめる眼差しなど とても好感もてました。過酷な砂漠を過ぎ行く中 フランクとヒダルゴ 互いの信頼関係が...心温かく 感動的に描かれています。主人公フランクの抱えている葛藤も細かく描かれておりレースと共に乗り越えていく主人公の姿が とても印象的でした広大な砂漠の描写も美しく そちらにも注目です。★★★☆
September 19, 2004
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