MilanoCollection S.F.

< 新しい記事

新着記事一覧(全1003件)

過去の記事 >

May 30, 2005

昔を今になすよしもがな

(4)

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24652)

カテゴリ：書物(活字)

ｂｙ　静御前( ｢星々の舟｣

｢しづやしづ賎しづの苧環おだまきくりかへし　昔を今になすよしもがな｣
(糸をたぐり寄せるように、もといたところへ戻れる術があったらいいのに)

義経と引き離された静御前が、
頼朝公の前で舞った際に詠んだ歌と言われています。

静御前や巴御前など、この時代に生きた女性。

特に巴御前は、恋人の木曽義仲とともに闘い死んだという話を学び、
その壮絶さと愛しさに、少し古文という授業が好きになったほどです。

｢義経｣は今大河ドラマでもやっていますが(見てないけど)
どのあたりに焦点が置かれるのかしら？？

私自身は、｢義経北行伝説｣を信じたい人なのですが。

兄の頼朝に裏切られ、傷心の義経が東北地方、
ひいては北海道まで北行し、その後大陸(中国)に渡るという話。

そして、｢元｣という国を興し、鎌倉幕府を脅かす存在になる･･･

単なるおとぎ話だとは分かっていますが、
それくらいの報復はさせてあげたい､と思うのでした。
(あ、でも元寇失敗してるしダメじゃん･･･)

だって、兄ちゃんひどすぎるもの！！

｢兄弟｣という血を分けた人たちの間には存在しているのだな､と思います。
うらやましくもあり、わずらわしくもあり？

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう