☆しあわせ育児留学☆

☆しあわせ育児留学☆

未亡人になるということ



やはり、ショックなことです。
事故であれ、病気であれ。
大失恋…もいいとこ。

でも、私は生きている。
生きている以上、夫のいない人生をどうやって歩むか、
よーく考えてやり直すしかありません。

今、夫の死後5年が経過しており、新たなパートナーにも
恵まれ、人生を充実させるのに喜びを感じる日々ですが、
ここまでになるにはイロイロなことがありました。

乳幼児だった子どもたちを道連れに死のうかとも思いました。
誰も頼る人のいない生活は惨憺たるものでした。
保険金などがなかったため、生活苦も散々味わいました。
子どもたちの父親を亡くしたという感情を受け止めるために、
自分の悲しみを表現できませんでした。
なきたい時に思い切り泣いていなかったのが悪かったようで、
鬱病になり、自分がどこにいるかを把握できない、家に帰れない、
そんな状態でした。

ポジティブシンキングが人生を楽しくすることはよく
分かっていても、どうしようもありませんでした。

最愛の夫を亡くして、それでも「いいこと」なんて
どこにあったというのでしょう?
自分や子どもが生きているという喜びを感じるような余裕は
なかったのです…

夫の母は、「子どもを亡くす悲しみと比べたら、あんたの
悲しさなんて…」と言いましたが、
そもそも、悲しみは人と比べられるようなものではないですよね。

今、どんぞこからは何とか逃れることが出来て、
あのときの私のように苦しんでいる人がいるはず…
そんな人を支えてあげることができたらいいのにな~と考えています。

きっと、悲しみを人に話すだけでも、楽になってくるのではないかと
思うのです…
もしくは同じような人がいるんだ、と分かるだけでも。


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: