ミルトレママのひとりごと

雪の考えて、トレジャーを病院に預けたのに

思っていたより早くに雨に変わり

トレジャーを迎えに行こうかどうか、考えたけど

もう１ケ月前から、髪を切りたかったし、染めないと白髪だらけだし

もう右目もほとんど見えなくなったトレジャーに

「最後の乳母の顔」

少しでも、若く、綺麗に覚えていてほしいと、美容院に駆け込んだ

鏡に映った自分をみて、

そういえば、ここしばらく、鏡をじっくり見ることもなかったね

目の下にはクマ、老けたおばさんの顔

情けなくなったよ

こんな顔、トレジャーに見せていたのかと思うとね

雪のおかげで、美容院は空いていたから、予定より早めに終わって

会社に戻ると

病院から電話

トレジャー、「眼振」が始まったと・・・・・

脳への影響

「脳」は体の中では、守られる場所

だとすると・・・・かなり深刻な状態かもしれない

すぐに病院へ飛んでいくと

考えられない状態のトレジャー

身体は正常置なのに、顔は後方を向き、点を仰いでいる

目の前のトレジャーは、乳母の知っているトレジャーとは別物だった

まもなく、落ち着いて、前方を見てくれたけれど

やっぱり、どこかおかしい

考えたくないけど

考えてしまう

こんなトレジャーを家に連れて帰るのは、とても不安で

できれば、病院に一緒に泊まり込みたかった

でも

ミルキーを病院で逝かせてしまったことを、乳母以上に院長が気にしてくれていて

「家で過ごすほうが良いのでは・・・・」と

夜中でも、電話連絡を受けてくれるという約束で

点滴を付けたまま帰宅

昨日もほとんど寝ていないから、眠いのに寝られない

トレジャーのケージで添い寝をするつもりだったけど

息が荒い

手足を突っ張る

とても苦しそうで、見ていられず

病院に電話

セミナーに出席していた院長がコールバックをくれたけど

「トレジャーに何をしてあげたい」

「この呼吸を少しでも楽にしてあげたい」

「できない・・・・・トレジャーにしてあげられる処置はすべてした。

もうしてあげらることはないんだよ・・・・」

「今夜が正念場かもしれないね。朝を迎えたら、また連絡をとりましょう」と

正念場

それって、よく言う「今夜がヤマですね」と同じことなの

眠れないよぉ～～

でも、睡魔は襲う

トレジャーの手を握り締めながら、ウトウトすると

トレジャーの腕が揺れる

目を覚まして、一緒に深呼吸

はちみつを水に溶いて、シリンジで少し飲ませ・・・・

その繰り返し

長い夜だった・・・・

こんな長い夜は初めてだ

生まれた時に、オッパイが飲めなくて、ミルクをシリンジで流し込んだのと

同じシリンジで、今度は、低血糖を心配してはちみつを流す

朝が、待ち遠しい