2人目の母乳トライ
母乳ノイローゼといってもいいくらい。そこまで至るにはいろいろ経緯があるのだけど、
人の言うことを気にしすぎ、とか一人目の育児で余裕がなかったせいもある。
世の中には何の苦労もせずにいきなりじゃんじゃん母乳がでてしまううらやましいママさんも
いるものだけど、私はそうじゃなかったから今回も自信が持てないまま、二人目の母乳育児に
取り組み、それなりに苦労して自分なりの母乳育児といえるところまでたどりつきました。
それでも2ヶ月になろうという今、まだ完母とはいえない状態だけど、ある程度納得できる
ところまではきました。母乳育児は自分との戦いだけど、ここにいたるまでの私なりの工夫と
経過を書いてみたいと思います。
・おっぱいの手入れのこと
・おっぱいにキズが出来たときのこと
・乳腺炎のこと
・母乳育児によい食事
・腱鞘炎のこと
・桶谷マッサージのこと
・母乳育児の本、アイテム
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■おっぱいの手入れのこと
妊娠中に一度は産院から言われるおっぱいマッサージ。マタニティスイムやヨガをやっていた
私は、それぞれからおっぱいマッサージのやり方を書いたプリントも頂いたし必要性もわかっていた
つもりです。
それでも、やってるつもりで全然やれてなかった。
おっぱいマッサージ、どれだけみんなやれてるのだろうか。
私の友達は、8ヶ月のときにすでにおっぱいをつまむとうっすらと乳汁がにじんでいました。
私もお風呂に入ったときなどに、乳頭の先をつまんだりおっぱいをゆらしたりしてマッサージ
しているつもりだったけど、そんなんじゃ全然だめでした。
産んだ後、病院でマッサージを受けるとわかります。
マッサージは痛い！ あそこまで痛いマッサージは自分では到底無理でしょう。
ましてや初めての妊娠だったらたいていの人は無理だと思います。
それでも、まったくしないと痛い痛いマッサージがさらに痛くなる羽目になるので、できるなら
妊娠中から頑張るべきです。
ポイントは、基底部といわれる「おっぱいの下のほう」を胸の骨からはがすように手のひらで
内側にむかって押すこと。授乳中のおっぱいは信じられないほど柔らかく、全体がゆっさゆっさ
揺れるようになります。乳頭の付近は指でつまんだらマシュマロみたいにつぶれるくらい柔らかく
ならないと、うまく授乳できません。
授乳はじめる前のおっぱいはたいてい固くて、とくに先端はコリコリしているはず。これが指で
簡単につぶれるようになるくらいまで柔らかくしておけば、産んだ後におっぱいが切れたりして
激痛授乳になる地獄を避けられます。
とはいえ、おっぱいは子宮に直結しているらしく、8ヶ月後半からおっぱいをやたらいじりすぎると
おなかが張ることもあるのでおなかの張りを感じたらすぐにマッサージを中止して休むこと。
早産になる可能性もあるので注意。
おなかがよく張ってしまう人は、37週過ぎたらマメに毎日マッサージする。
3週間あれば、おっぱいは強くなる。
完全母乳を目指すのであれば、1日中おっぱいを赤ちゃんにあげている覚悟も必要です。赤ちゃん
の吸引力は意外と強いので、常にこすられているおっぱいはあっという間にキズができたり
すれたりして、痛くなってしまいます。
そうならないために、おっぱいの先端を強くしておくマッサージも必要。
このためのマッサージは、指で乳頭をつまんでつぶす動作なんだけど、たいてい指導があります。
全然プリントももらわないし指導もなかった、という人のためには、ピジョンのウェブサイトに
実写でやり方を説明したムービーがあります。ある意味、すごい。でもとてもよくわかるので
参考までに見てみるといいでしょう。
■おっぱいにキズができたときのこと
妊娠中のマッサージの甲斐もなく、おっぱいにキズができてしまったとき。これはもう、
ハッキリ言って「おっぱい地獄」というくらい痛いです。授乳タイムが恐ろしくなる。そりゃそうだ、
普通のところにできた傷だって、消毒してなるべく触らないようにするものなのに、おっぱいに
限ってはキズに薬も塗らず、２時間ごとにざらざらの舌でぐりぐりこすりまくるのだもの。キズは
どんどん広がったり深くなったりすることもある。ひどいときはおっぱいの先端がちぎれちゃう
のではないか、というくらい乳頭の先端が一周ぐるりと切れて血が出たりする。
私は一人目も2人目も切れちゃいました。めっちゃ痛かった（T_T)
原因は、やはり乳頭もおっぱい自体も固くてのびが悪かったこと、赤ちゃんの抱っこの仕方
がへたくそで深くおっぱいをくわえさせてあげられなかったことが大きいらしい。
とくに赤ちゃんの抱き方というのは意外に大事で、今後も楽に授乳を続けていくために研究して
損はない大事なファクターです。実際私は桶谷に通って何度も抱き方を教わったり、家で本を
読んだりして抱っこの仕方を変えてから驚くほど授乳が楽になりました。また、
腱鞘炎にも
ならずにすみました。一人目のときは1ヶ月で腱鞘炎になってしまい、おっぱいどころか赤ちゃんの
お世話そのものが難しくなってしまったほどだったので、二度目は気をつけました。
抱き方は後で書くとして、まずはキズのこと。
私のなったキズは２とおりありました。（続く）
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