ハピネス

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★術前検査

●7月18日 術前検査
前回の一泊泊まりの睡眠時無呼吸の検査では眠り薬で大変な思いをしたので今回の術前検査には旦那に仕事休んで付いてきてもらった。
受付を済ませ耳鼻科の方へ・・・
今日は耳鼻科の診察はなく検査だけだ。

まず眠り薬を飲んで眠くなる間にレントゲンと採血をして、寝てからCTを取るという。
前回の受診で「この子心臓は悪いって言われたことありますか?」「ないです」「じゃ心電図まではいいでしょう」と言われていたのですが妹(別の病院の看護婦)が手術する場合心電図はかならず取る!と言っていたので今日受付の人に「この子漏斗胸もあるので心電図取らなくていいか先生に聞いてほしい」と頼みました。
しばらくすると看護婦さんが先生に聞いてくれたようで「先生に心電図のこと話すと先生の方も心電図取ったほうがいいのではと気にしてたそうです」といって心電図も取ることになりました。

●眠り薬
まず眠り薬・・・
今回も飲んでくれるだろうか・・・
看護婦さんが苦い薬なのでと大きな注射器みたいな容器に薬を入れて口の中に入れてチューっとすると持ってきた。
それを見て「前回はちゃんとカップで飲んだのでその方がいいのでは・・・注射器みたいで飲まないのでは?」というと看護婦さんは「これでやってみましょう」と口に少し入れ少しずつピストンで押して薬を入れていった。
kouは知らん顔して少しずつ入ってくる薬をゴクゴクと飲んでいた。
注射器みたいな容器の方が舌の先に薬がつかず苦くないのかもしれません・・・というわけで薬はクリア!

●レントゲン検査
眠くなるまでしばらくかかるのでその間にレントゲンを撮りに行った。
レントゲン室の前でしばらく待つ間に少し薬が効いてウロウロする足にふらつきが出てきた。口もロレってきた・・・。
ジュースを飲みたがりジュースを買ってきて飲ました。
そしてレントゲン撮るとき前回は大泣きして大暴れして泣いていたのですが
服を脱がせ台の上に寝かせて外で出るように言われて振り向くとじっとしていた。不思議そうに機械を見ている。
もう半分薬が効いて眠たいのか私が外に出ても泣き声は聞こえなかった。
そうしてレントゲンクリア・・・

そしてその後入院の手続きに入院受付まで行った。
そうして一旦耳鼻科へ戻り眠るのを待った。
まだ寝ない・・・

●入院の説明
看護婦さんに呼ばれ眠る間に入院の説明をするとのこと・・・
当日の時間や手術の予定、内容を簡単に説明を受けて、後部屋を個室にするか大部屋か、耳鼻科の病棟か、小児科の病棟か選べるという。
小児科だと色々対応的には便利のようだが病気をもらっても嫌なのと専門の耳鼻科の方がもしもの時先生や看護婦さんの対応が早いかと思い耳鼻科の個室を希望した。
もちろん個室は空いていたらの場合です。
今からまだ二週間はあるのでその状況次第ということになりました。

●CT検査
そうしているとkouが寝たと旦那が連れてきたのでCTを取りに行った。
CT室まで抱っこして行くが寝ると無呼吸になるので抱っこも姿勢を考えて運ばなくてはならない・・・
ベビーカーを持ってくればよかった。CT室まで結構かかる。
旦那はゆっくり抱っこして運ぶが私だけ足取りが速くなる・・・
先にCT室に入り受付した。
ここでも待ち時間があった。
もう早くしてくれないと無呼吸になって息ができなくなっちゃう・・・
早く・・・早く・・・という気持ちで座ってなんていられなかった。

その様子を見て担当の先生は「中の人が出たらすぐ入って下さい」と言ってくれた。
そしてCTの機械に寝かせ先生に「この子向きによっては無呼吸になるので頭の向きを変えないと息ができないんです・・・なのでもし息ができなくなると動いて目をさましてしまうかもしれないので向きを変えてください。首の下にタオルを引いてください・・・」とお願いした。
先生は「もう、すぐ終わりますから大丈夫ですよ。」とやさしく言ってくれ首の下にタオルをあてて「高さはこれでいいですか?」と聞いてくれた。
そして外に出て本当にすぐでした。呼ばれて抱っこしてお礼を言って出ました。CTクリアです・・・。

●心電図
次は寝ている間に心電図。
心電図は新館の方です。抱っこして段々息が苦しくてパパものけぞらせて息ができるようにして抱っこしている。落ちそうだった。
心電図のところでは待たずにすぐでした。
ベットに寝かせ胸の回りをペタペタと機械をつけていく
ここでも頭にタオルをひいてくれるよう頼んだ・・・
(タオル持ってくるべきだった・・・)
心電図を撮っている途中で担当の女性が手を止めて画面をじっと見て首をかしげた・・・
私も食い入るように画面を見たがまったくわからない波形・・・
担当者がもう一度といいもう一度計り同じようになったので「これでいいのか・・・」みたいにぶつぶつ言っていた。
「何か悪いんですか?」と聞くとデータは耳鼻科へ回しておきますのでそこで聞いてくださいといわれた。
心電図クリア・・・。ちょっと気になる・・・

●採血
そして採血に向かった。
採血は午前中は1階と2階で採血を二箇所でやっているが午後になってしまったので1階しかやっていない・・・
そこへ行ってまた待ち時間・・・パパはイスに座ってkouを抱っこして息ができるようにしていた。
何度も無呼吸になる・・・
採血が始まって年齢を聞かれ2歳だというとここでは採血は3歳以上だからできないという。
2歳は2階又は(2階は午前中までなので)小児科で採血するらしい。耳鼻科へ注意の電話を入れていた・・・聞いていて嫌だった・・・
そしてここでは耳たぶにメスを少し入れ血の止まる時間を計った。
メスを入れたときは泣いて起きてしまったがそのうちまた眠りに入った。
血が止まるまで何度もペーパーで血の固まる様子をチェックしてこれもなんとかクリアです・・・

そして一旦耳鼻科へ戻ります。
新館から本館に戻るので病院のベビーカーを借りてkouをのせて耳鼻科へ向かい・・耳鼻科の先生に呼ばれた。
先生はkouの採血をするのに血管の具合をみて「やっぱり細いし専門の小児科で取ってもらいましょう」と言われまた新館の小児科へ・・・
そこで随分またされた・・・
やっと名前を呼ばれ中へ入ると先生や看護婦さんが数人いた。
そのままkouを渡して外へ出るように言われた。
外でkouの泣き叫ぶ声が響き聞いていられなかった。

別の病院に3月に肺炎で入院して退院の検査の採血を7箇所もさされてとられなかったことを思い出した・・・
あの時は汗だくになり本当に可愛そうだった。
新米の研修医の女医先生にやられて採血できなくて結局ベテラン先生を呼んで採血したんだ・・
退院して家に帰って7箇所もさされた後を見て腹がたった・・
そんなことを思い出してしまった。

結構時間がかかるのですぐ横の入院受付のところの個室の料金表を見に走った。
戻ってくるとまだ終わっていない・・・
そんなに時間かかるの?
まだ泣いている・・・
中に入って行こうとしたその時呼ばれて入った。
採血はできたようだが時間がかかった説明もない・・・
また新米先生にでもやらせていたのでは・・・
こんなに先生いらないし!
もう小児科出るときに「へったくそやわ~こんなに時間かかって・・・」ってブツブツ言いながら出た。
口にしないと治まらなかった・・・
先生には聞こえてはないだろうけど待ってる患者には聞こえたかも・・・
しかしムカつく!
kouは汗だくになってしっかり目を覚まして泣きじゃくっていた・・・
とりあえず採血クリアです・・・

●先生の話
そして再び本館の耳鼻科へ・・・
先生の話を聞く。
まずCTは今回のアデノイド、扁桃腺切除手術には関係ないが漏斗胸のことから小児外科の先生からの依頼で受けたこと。
次回漏斗胸の手術をするときのデータとする。
(漏斗胸のことで昨年11不月に受診していたがその時は3歳になってから状況を見てCTを撮るということだったが今回眠り薬を飲むことで小児外科から一緒にCTを依頼があったそうだ)
それから鼓膜の方もやはり滲出性中耳炎の可能性があるから鼓膜チュービングも予防的にやること。
そして心電図について・・・。先生は「うわ~っ」って言った。
さっき検査の女の人もびっくりしていたような・・・何か・・・?
心電図は少し異常の範囲だったらしく念のため小児科の心臓専門の先生のいる日に再度検査をすることになった。

実は私の祖母が前日亡くなり今日はお通夜に向かわなくてはならなかったので検査も予定より一時間早めに来ていたのですがもう時間もないし心臓専門の先生は水曜日だというので来週の水曜日に再度検査することになった。
ショックだった。
これがひっかかると手術できないかもしれないという・・・。
もう頭が真っ白になった。

祖母のお通夜にkouを連れて行けないから(手術まで風邪などもらわないように人混みをさけることや今日は疲れているので)1回家に帰り旦那のお母さんに預けて実家へ走った。
走る車の中やお通夜の後ろうそくの番をしながらずっと落ち込んだ・・・
祖母の死はばあちゃん子だった私にとってはとても辛いもので、kouの術前検査も以前から心配して迎え同時に今日落ち込むことばかりで朝まで一睡もできませんでした。
日々kouの無呼吸から睡眠不足がたたっていたのに眠れなかったことでさらに疲れもピーク・・・頭の中が何も考えられない状態でした。
亡くなった祖母にkouを守ってもらいたいと思いました。
ずっと危険な状態だったのでkouの手術と祖母の死が重なったらどうしょうとずっと気にしていたが祖母は先に逝ってしまいました。

●7月26日心臓の検査
そして1週間がたち心臓の検査の日。
今日はさすがにパパは仕事を休むことはできず、私の父、kouのじいちゃんについてきてもらうように頼んだ。
足が悪いので抱っこもできないし、眠り薬でまたおかしくなったらどうしょうとお願いしたのでした。

小児科を受付して廊下でずっと待ってました。他の子の病気をもらわないように離れて離れて・・・。
結構待たされて私は精神的にもくたくたになってしまった。
ようやくkouが呼ばれた。中へ入ると薄暗い部屋にベットがありそこへ寝かせてという。ベットに寝た目の位置からアンパンマンのテレビが見えるようになっていてkouはそれをみておりこうさんでした。
胸にゼリーをつけて機械でなぞる。心臓の画面を私も見た。
先生はやさしい感じの先生で心電図の件を質問すると漏斗胸の子はみんなこんな波形を出すといいました。
結果からすると心臓は問題なく動いていました。
漏斗胸ということで骨に押されて心臓がゆがんで楕円形のようになっているだけだというのです。
先生は「漏斗胸の子はみんなこうですよ。で、波形には心臓が肥大しているようにでるのですが実際見ると問題ないですよ。漏斗胸手術した瞬間から元に戻りますから・・(笑)漏斗胸の手術の時はまた私が見ると思います」と言ってくれた。
よかった~!本当によかった!

これで予定通り手術はできることになりました。


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