みみ の だいありぃ

みみ の だいありぃ

3000マイルの愛



どういうことかというと、旦那とLAで生活を始める時、私は日本から飛行機でLAへ、旦那はヴァージニアのヴァージニアビーチというところからLAまで、車で走ってきた、ということだ。
私は先にLAに来て友達の家に居候しながらアパートを探していたが、一人じゃどうにもこうにもラチがあかない。
だから、早くこーい!と電話がかかるたび、言っていたのだ。

さてさて、3000マイルって?
ぴーんとこないよね。
1マイルが1.6キロとざっと計算して、4800キロ。
一時間60キロの運転だと80時間。
一時間100キロの運転で48時間。
今、ここで書いて初めてとおいなーって感じた。

うちの旦那は運転速いから、100キロ平均で来たとして、48時間。
それを3日で来たんだから、一日16時間運転したことになる。
朝、6時に出て夜10時に運転をやめる。
でも、途中でトイレだ、食事だをいれると、もっとだよね。
途中で渋滞だってあっただろうに、100キロ平均で走れたとも思わない。
すると、一日16時間以上走っただろう。

はい、すみませんでした。
私にはできません。

しかも、旦那の車は1990年のアキュラ。
そこに、32インチのTV,ビデオ、パソコン(しかもモニターもうす型でないの)をつみ、それ以外、洋服が空いている隙間にびっちり。

途中のアリゾナなどではひたすら坂道で、車の重さのあまり、時速30キロぐらいしかでなかったとか。

両脇がもうそびえたつ岩の山で、その間に一本道の高速が永遠に続いて、山に押しつぶされそうな恐怖と戦いながら走ったとか。

それだけつんでるからガソリンがすぐになくなる。
で、砂漠の一本道で、周りになーんにも見えない時、ガソリンのランプがチカチカついてきたことも・・・
もう、泣けてきたそうだ。

トイレもそんなにないからしょっちゅう行けない。
だから、りんごだけをひたすらかじっていたそうだ。

睡魔に戦って、でも、どうしても負けそうな時、次に見つけた宿に泊まったそうだ。
何度か危なかったらしい。

大陸横断を一人でする。
しかもポンコツ車で、あんなに物をつんで。
しかも、私がギャーギャーいうため、必死にスピードをあげてきた。

旦那はそれは愛以外のなにものでもないという。
私は今日、この日記を書くまで「けっ」と思っていたが、確かに愛かもしれない。


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