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本屋の立ち読みでさらっと読めてしまいそうなこの本ですが
心に染みるフレーズが・・・
「子供時分から先生にほめられるような生徒は、将来出世しないのである
それは単に先生にとって扱いやすい生徒ということであって
つまりはその先生の常識の枠を超えていないのです。
ですから幼稚園や小学校の先生に理解してもらえない子供は
叱るのではなく信頼してください。
将来を楽しみにしてください。お父さん、お母さん。」
島田紳助100の言葉より
小学校に入学して10日目に
長男坊の初めての家庭訪問がありました。
先生が玄関から入ってこられてすぐに
「おかぁさん、この子なんとかなりません?
教師生活長いですけど、こんな子初めてです!!」
と息子の前で、ダメだしを幾つもされたことがありました。
今でも息子のあの時の顔を忘れることができません。
授業中、騒がしいことや隣の友達にちょっかいを出す、
問題の答えを聞く前にすぐ大きな声で言ってしまうなど
授業のジャマになっているとのこと。
あんなに先生がいらっしゃるのを楽しみにしていた息子は
シュンとなって、それから1年、先生に心を開くことはありませんでした。
私も子育てが間違っていたのかとても悩みました。
そんなとき、ボランティアでクラスのお手伝いをしている役員のお母さんから
「T君、最高だね。クラスにああいう子が一人いると頼もしいよ!!
他の子と視点が違うから、絵も文章も自分の考えをしっかり持ってて面白い。
将来楽しみだねぇ~」
この言葉にどれだけ救われたことか。
彼女は子育てで休職中の小学校教師。
子供の見方も教師によっていろいろあるんだと気づかされました。
親がきちんとその子を認めて信じてあげる。
それが一番大事なんだと思いました。