ピラニＡのひとり言

映画は”食堂かたつむり”

特にこれが観たかった訳ではないのですが・・・
先月、仕事現場で同業者の友達とアシスタントと本の話をした時に
話題に出たのが”食堂かたつむり”だった。

本屋さんでも映画CMでも知っていたのですが・・・
本屋さんでみかけても、何となく手が出なかった。
で、今日は何となく観たいと思った。

とても愛情の詰まった内容で、暖かい気持ちで観ることができた。
少し癖のある作品になっていたので、本も読んでみたくなりました。

私はいつもエンドロールが終わるまで座っているのですが
な、なんと・・・同級生の名前を発見！！

まったくの同業者なので直ぐに気付いた。
時々仕事先で会う事があり、小学生の頃から時間が経ったとは思えないほど
彼女とは普通に話す（笑）

私がまだ会社に居た頃、母から
「○○ちゃん美容師を辞めて、あなたと同じ仕事してるらしいわよ～」
と駅前のスーパーで母親同士の会話を聞かされた事がある。

その後、仕事先でバッタリ会い、お互い直ぐに気付いた。
会った時は、ちょっとだけ話たりする。（仕事中なので時間が無い）
私達は携帯番号も交換しているけれど、特別連絡をとったりはしない。
それがとても私達らしい気がするからだ。

小学5、６年生の時に同じクラスになり、一番気の合う友達だった。
中学生になり、彼女はバレー部で、私はバスケ部。
彼女は部長で、私は副部長。
クラスも一緒になることも無かったし部活がどちらも厳しかったので
体育館で会えば少し話す程度だった。
お互いサバサバした性格で、自立型。

そんな関係が今も続いているんだな～と思うと、とても不思議。
仕事で会った時にも、お互いが実家からの情報で同級生の話をしたりする（笑）
すごい距離感があるようで全く無いような関係はとても心地良い。

そんな彼女の名前を映画のエンドロールで見つけたときは
嬉しいだけでは言い表せない気持ちになった。

お互い同じ職種だけど、彼女は立体の世界で私は平面の世界で働いている。
同じ職種と言っても、立体と平面の違いは、バレーとバスケぐらい違いがある。
全くルールが違うのだ。だから作戦も練習方法も違ってくる。
とはいえ、どれだけ大変な時間を積み重ねてきたかは想像ができる。
色々な理由でこの仕事を辞めていく友達も沢山見てきた。
底なしの明るさと、相当なタフさを持っている彼女だけれど・・・
かなり長い年月、師匠と一緒に居るところを見ている。
ちょっとした愚痴もこぼしていた頃、私はフリーの道を歩んでいた。
同級生だからわかる積み重ねた時間の重さ。

だから本当に嬉しい。
そして、凄く励まされた。
映画を振り返ると、とても彼女の感覚を感じる事ができる。
きっと、これからもっともっと活躍していくだろう。
とても楽しみです。
私も、私らしく仕事をして行こうと思った。

私達は子供の頃と何も変わっていないものがあるような気がする。
それが何だか解らないけれど・・・
小学生の頃の私達は、何だかとても良い時代だったような気がしてしまう。
体育会系な話ばかりになってしまうが
今は良いお母さんになっている友達も資生堂陸上部の実業団で活躍していた。
陸上関係の事で聞きたいことがあり、何年かぶりに突然電話で話しても
今も昔も感じない会話をする。

子供の頃の友達と今でも繋がりがあることに
何だか凄いものを感じてしまうのは私だけだろうか・・・？

変わらない何かを持ち続けている以上
その関係は永遠なのかもしれない。
っと思ったりしてみた。

今度、仕事先で彼女に会ったら「観たよ。」って言える日が楽しみです。
お陰で今日はとても良い日になった。
ありがとう