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2004年12月22日、突然その痛みはやってきました。
右下腹がシクシク痛い… しかし虫垂炎ではない(過去に手術をしているので)…
我慢できないレベルの痛みではないけれど、定期的にやってくる痛みがだんだん酷くなり職場の上司に相談。
「その場所は卵巣じゃない?」
ドキッ!! 婦人系の病気!?
急に不安になり、とにかく医師の診察を受けてみようと決心しました。
さて、どのドクターにしよう…? 特にファミリードクターを持たない私はあわてて医師の検索を開始。
アメリカの医療保険制度は日本では考えられない程複雑。詳しく説明すると相当長くなるので簡単にまとめると…
・ 持っている保険によってかかることが出来る医師(保険がきく医師)が異なる
・ 持っている保険のタイプによってかかることが出来る医師や支払い額が異なる
・ 持っている保険のタイプによっては、まず最初に担当医の診察を受けその医師から紹介された医師にかからなければならない
私の保険は最初からどの医師にかかっても良いタイプ。しかし、その保険を受けつけてくれる医師を探さなければならないのです。
お腹の痛みに耐えながら自分の保険が適用となる医師を検索。
ちなみに、アメリカ本土では大きな都市を除いて、医者にかかりたいと思ったその日に予約が取れるということはあまりありません。特に産婦人科や皮膚科、整形外科等の専門医は、担当医からの紹介がないと、2~3ヶ月待ちということも珍しくないのです。
そんなに待てるかぁ~!!
では、風邪や腹痛等ですぐに医者にかかりたい場合はどうするのか?
Walk-In Clinic や Urgent Care Clinic に行きます。
こちらは予約なしでいつでもかかれるクリニックです。ただし、日中のみの営業で日・祝日はお休みのところがほとんど。予約が必要ない分、かなり待たされます。
では、夜間・週末、重病や大怪我をしてしまったらどうするのか?
病院の緊急病棟・ERへ行くのです。
こちらは24時間、いつでも誰でもどういった症状でも予約なし(そもそも予約は一切とらない)で行くことが出来ます。しかし問題が…
待たされる - 重症患者が優先の為、混んでいる時は5~6時間待ちは当たり前。12時間以上待たされたという友人も。
あくまで応急措置 - 40度以上の熱で意識がもうろうとしているのに処方箋なしで買える解熱剤を飲めとだけ言われ死にかけたという友人も。その人は後日きちんと医師の予約をとって診察してもらい、薬を処方してもらったところ一発で治ったそう。
医療費が非常に高い - 普通に医師の予約をとって診察を受けると1回の診察費は$100~$300といったところでしょうか。しかし、ERにかかると病院の施設費用・医師の費用・検査費用…といろいろ請求され、1回の診察費が$1000を下回る事はあまりない。腹痛でERに行き、特に異常がなかったのに$4000の請求が来たという人も。
という訳で、とにかくERだけは避けたい。保険が適用されても自己負担だけで数百ドルいってしまう!
その夜、痛みが更に激しくなってきたので、同僚でもあり友人でもあるEちゃんに電話をし、翌日会社に行けそうにないと報告。ところが、その電話の最中に痛みはピークに!
もう無理! 無理無理!! た、助けて…
立っているのもやっとという状態になり、喋れなくなってしまった私を心配したEちゃんは夜中の2時過ぎに車でかけつけ、近くの病院のERへ連れて行ってくれました。
初めてのER。病院の場所が比較的裕福な人が住むエリアだったせいか、院内は非常にキレイで人も少なく、病院のスタッフの対応も良かったです。
医師の診察前にまずは問診。ERで聞かれる主な質問は、
現在の症状 ・ 過去の病歴 ・ 食事や薬のアレルギーがあるかどうか ・ 最後の生理 ・ 最後の性交渉(その時避妊したかどうか) ・ 等等…
やはり痛みのある場所が場所だったせいか、検温 ・ 血液検査 ・ 尿検査に加え、あらゆる婦人系の検査が施されました。
ドクターの往診の後、ベッドに寝かされたままただひたすら検査結果を待つ私。頭の中は今後の不安でいっぱい!
このまま緊急手術になったらどうしよう…
保険を使っても自己負担だけで数千ドルふっとぶ…
これまた日本では考えられない話ですが、アメリカでは手術をした患者をすぐに退院させます。
盲腸や子宮摘出程度であればたった1日の入院。もっと驚いたのが、乳癌で片方の胸を摘出したのに1日で退院させられたという人も。
よって、手術をして退院しても家では寝たきり状態。こんな年末の忙しい時期にそんなことになってしまったら… (ブルブル)
ドキドキしながら待っていた私にドクターは、
異常なし
えっ ホ、ホント? ホッとしたような、ちょっと気が抜けたような…
結局、ハッキリとした原因はわからなかったのですが、おそらく生理間近だった為、このような痛みが出たのだろうと言われました。
その後、すぐに生理がきて痛みはなくなりました。そして年が明け、紹介された産婦人科医の診察も受けましたがやはり異常なし。
良かった、とにかく良かった…
何より痛かったのが、その後やってきた請求書の額。
ERでかかった費用と産婦人科での費用、自己負担額は$500を超えました。
次回に続きます