競馬の雑学

ミスプロの競馬三昧


競馬に関しての雑学を紹介。


・ギニー

2000ギニー競走が日本の皐月賞に相当し、1000ギニー競走が桜花賞に相当するのはご存知だと思います。 英語で皐月賞を説明する際には『Japanese 2000 Guineas』、桜花賞は『Japanese 1000 Guineas』となります。 この競走が出来た当初の、レースの総賞金が2000ギニー、1000ギニーだったことに由来します。 さて、その「ギニー」って何なのって訊かれました。

ギニーは1970年まではイギリス正規の通貨として、特に馬や絵画、また不動産などの取引の際に良く使われていました。 ポンドより5%価値が高く、例えばある馬を1万ギニーで落札した場合、購入者は1万ギニーに相当する10500ポンドのうち、1万ポンドを売主に支払い、残りの500ポンドをセリ開設者に対するコミッションにあてるわけです。 また、種付料100ギニーの種牡馬に種付を依頼すれば、牝馬の所有者は実際には100ポンドを種牡馬の所有者に支払い、5ポンドをその種牡馬の厩務員へのチップとして渡していたのです。
ギニーが正規の通貨としての役割を失ってしまった現在でさえ、このような面倒な決済方法が習慣的に続けられていると言うのも、いかにもイギリス的でおもしろいですね。



・奇跡の血量

ダービーに勝ってから13日後、破傷風のため満3歳あまりの短い生涯を終え、「幻の馬」と言う諡号(しごう、おくり名のこと)を与えられたトキノミノルが連勝街道を突き進んでいた頃、「奇跡の血量」と言う耳慣れない言葉がもてはやされ、最近では競走馬育成ゲーム「ダビスタ」などで目にしたことがあるのではないでしょうか。 トキノミノルの父系3代前先祖がザテトラーク『The Tetrarch』、そして母系3代前先祖のシルバークイン『Silver Queen』の父がやはりザトラテークなのです。 つまり、トキノミノルはザトラテークを3、4代前に共有する近親交配なのです。
これが奇跡の血量と言われるもので、ある特定の馬の血量をこれと同じだけ(18.75%)持って生まれた馬には古来、名馬が多いとする説が第2次世界大戦後まもなくアメリカから日本に入ってきたのです。 この説は後にコダマやトウショウボーイなどでも実証されています。

ダビスタでこの奇跡の血量を試したことはありませんが、やってみたことのある人は結果を教えてください。


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