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2004/05/05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 今日は、通信販売の例を取り上げたいと思います。
 インターネットで情報商品を販売するのが当たり前の時代ですので、もうネタが尽きている感じがします。そこで、ここでは一風変わった例を取り上げたいと思います。(ビジネスチャンスの2003年12月号でも、記事が掲載されていましたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。)

 それは、「アドバンスクリエイト」という保険代理店の事例です。主にアメリカンファミリーの「がん保険」等、第三分野の保険販売を、一般個人に対して行っている会社です。(第三分野とは、決まっ病気等に絞り込んだ保険。ちなみに、第一分野は「死亡保険」、第二分野は「損害保険」。)

 通常、一般個人向けの第三分野の保険商品は、外務員の小遣い稼ぎ程度に、営業活動をしているものでした。多くの方は、知人・友人からを含め、営業を受けられた経験がある方が多いと思いますので、どんな営業形態かは、だいたい想像がつくのではないでしょうか?

 が、同社は、それを通信販売にて開始したことが特徴的です。そして、ただ、気合いだけで始めたのではなく、通信販売ならではの、綿密な計算と地道な検証作業の結果に基づいて実施されています。
 具体的には、次のようなものです。

<契約率の測定>
・チラシを1000件ポスティングすると1件の問い合わせ
・10件の問い合わせがあれば、1件は成約


<販促コストの計算>
・チラシ1枚当たり2円。
・ということは、10000件ポスティングすると、20000円かかる。
・つまり、20000円かけると1件の契約がとれる。

<1顧客から得られる利益の計算>
・初年度は保険料の50%がもらえる。その後は、10年程度に渡って毎年10%がもらえる。
・きちんと計算してみると、10年たてば1顧客からは84000円もらえる。

<まとめ>
・20000円かけると1件の契約がとれる。
・その顧客1人からは、10年後までに84000円の収入が得られる。
・つまり、20000円投資すると、10年後までに4.2倍になって帰ってくる!




 さらに、このビジネスの特徴をあげれば、ストックビジネス構造(4/27にも関連記事あり)が構築されている、という点があげられます。つまり、一度、顧客を獲得すれば、毎年確実に10年に渡って収入が得られるわけです。顧客が増えれば、どんどん収入も積木が重なってゆくかのように蓄積されてゆきますので、経営基盤が極めて安定したものになりやすいと言えます。

 加えて、保険代理店として事業を開始するときの、初期投資は非常に小さい!商品はできているので、開発の費用は無し。保険代理店になる際の加盟金も、フランチャイズと違ってありません(あるいは、数万円程度と少額)。

 まさに、小リスクで参入し、圧倒的に高収益をあげる良き事例でしょう!

 ただ、このビジネスにも、一点、厳しい点があります。
 既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、それは、投資してから回収されるまでの期間が長いため、最初の頃は、キャッシュフローとの戦いが非常に厳しいということです。



 それでも、ここは、「定量的な成功の方程式」が見えている会社だからこそ、強かったのでしょう。「2万円投資すれば、4.2倍になって帰ってくる」という計算式が分かっていれば、外部からの積極的な資金調達も、低リスクの行為となります。

 実際、同社は、ベンチャーキャピタルからの多額の投資を受け、それを機にそれまでの数倍規模のチラシ・ポスティングを行い、急成長に拍車をかけることに成功しています。
(話はそれますが、これが非常に上手い、ベンチャーキャピタルの使い方と言えないでしょうか? 通常は、初期投資が大きなビジネスを立ち上げる際に出資を仰いだりしますが、上手くゆくかどうかも分からないビジネスであれば、リスクが極めて大きなものとなるでしょう。)

 そして、結果は、アメリカンファミリー代理店(独立系)でナンバー・ワンに!ヘラクレス(旧ナスダックジャパン)にも上場というわけです。


■■■■■この事例から学ぶべき視点

 さて、この事例から学ぶべきことは、たくさんあります。

1) 通信販売の基本である、いくら投資すればいくらになって帰ってくるかの計算。
2) 初期投資のリスクが小さい点。
3) ストックビジネスの安定収益構造。
4) 通常、面会型の営業で販売されていたものを、通信販売で全国にて販売(高リピート商材)
5) …

 事例として素晴らしいだけに、少し焦点がぼけてしまったようで、すみませんでした。

 本当は1)を中心に、学ぶべき点を解説させて頂きたかったのですが、前述の解説でも十分ご理解頂けると思いますので、ここでは4)の視点から、どのように学びをえるべきかを、補足説明させて頂きたいと思います。

 確かに、保険の通信販売は、最近では珍しく無くなって来ています。しかし、それが当たり前になる前から、そこまで本格的に徹底して実施して来られたことが、同社の大きな成功要因の一つだったのでしょう。

 同じような事例は、他にどんなものがあるでしょうか? 通常は人を介して販売しているもの、あるいは家の近くにあるお店で買うのが当たり前になっているものが、通信販売で、全国相手に販売されている例。

 例えば、アスクル。文具なんて、近くの文具屋で買うのが当たり前という常識が覆されましたね! 文具は既におもいっきり成熟している商品でありながら、あそこまでの急成長の可能性を秘めている分野だったのですね!!
 私の仕事とも関係していますが、コーチングも同種の事例と言えます。部下の指導などは、面と向かって、個別に、あるいはミーティング等で実施するもの。でも、コーチングは、電話で行うことが、昔から当たり前になっています。もう、それが当たり前なので、新しいビジネスモデルとしては機能しないかもしれませんが、恐らく、初めて電話で実施することを考えられた方は、すごいのでしょう。


 他には、どんな事業成功例が、あなたの身の回りにあるでしょうか?

 また、あなたが普段、近くのお店で購入するのが当たり前のものを、上手く全国に販売することができるものはないでしょうか? できれば、定期的に需要の発生するリピート性の高い商材が望ましいでしょう。
 ティッシュ、トイレットペーパーなどの、定期的にどうしても必要になるもの。特に、共働きの忙しい家庭などでは、買いにゆくのが面倒だと思われがちなもの。
 この程度で、今日は、やめておきましょう。(^^)

 今、思いつかなくても、ぜひ、街を歩きながら、電車から流れる風景を見ながら、上の質問を自身に投げかけてみると、あなただけの、思わぬヒントが飛び出してくるかもしれません!

 ここまでお読み頂きまして有り難うございました。毎度のことながら、推敲していませんので、分かりにくい点があるかと思いますが、ご了承ください。


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Last updated  2004/05/11 08:36:00 AM
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