居候の犬生のことを知りたい人があったので、すこし小生の分かっている限りでお話します。居候は実は家主の子供(といっても家主よりも背が高いが)のところに引き取られた居候だったのです。もともとは離れ島で年寄りおばあさんと住んでいたのですが、このおばあさんが一人暮らしで、親戚のものがベッドで息絶えたおばあさんを見つけたのは死後数日後でした。ということは居候は数日間は亡くなったおばあさんの家で一匹ぽっちで過ごしていたのだ。家族は全員都会暮らしで、一軒家に住み慣れていた居候はなかなか都会に馴染まれず、家主の子供のアパート住まいでは、一日中寝ていたそうである。夏の休暇に小生の家主の家に来て、元気を取り戻したのか、林の色々な匂いに目覚めたのか、もともとは居候の仲間達は狩猟に使われているとのこと(先週家に来た木こりのお兄さんがイノシシ狩りに使い、イノシシに噛み付いたら離れないとか家主に語っていました)で、小生達より野生の動物の匂いには敏感なようです。そういえば小生の老母もテリア系(家主は雑種だとドクターの前で言っていましたが、混血と言ってほしかった)でやはり狩猟が得意なので、お互いに最初はソリが合わなかったのかも。しかし内の老母はだれと仲がいいのかなあ?