翻訳学者犬徒然草

久しぶりの良い天気

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久しぶりに良い天気になったので、さすがに一日中家にこもっていた家主は朝から外に小生たちと散歩にでかけました。野生のラッパ水仙の花はそろそろ今週ぐらいでしぼんでしまうでしょう。居候も喜んで庭を散歩しています。家主も当分は家にいるようで、朝からパソコンに向かっていますが、外の良い天気につられて午後は庭のテーブルに座って過ごすようです。フランスはあと20日ほどで 大統領選挙 があるようで、家主は毎夕テレビの候補者の発言にいらいらして、珍しく暴言を吐いています。家主によるとますます社会が利益追求のみに走り、民主社会の国民連帯性が無くなり、上から下まですべてゴマカシとインチキを試み、それに対しての罰が若者の暴動に対して極端に軽く、ホワイトカラーに対する罰は異常に軽く、先日のパリの北駅で、植木の鉢をなげた若者は6ヶ月の懲役が判決されています。前科が無く、被害者が全くなく、勿論その加害の危険性は大としても。農民の激しいデモでもこのような重い罰はなされていません。ということで内の家主の機嫌は余りよくありませんが、この初春の気温が上がるにつれて、機嫌もよくなることを願っています。一番の犠牲者は小生たちですから。
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