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神坂俊一郎

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Jan 13, 2020
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カテゴリ: 人生について
9連休の正月休みが明けて、仕事始めから1週間早々でまたも3連休って、お休みになるのはいいのですが、仕事が集中して大変です。
でもまあ、集中できていいか。
さて、続きです。

美奈子さんと一郎君、上野に着いた後、例によって金町のマンションまで送って行ったので、一郎君が横浜の独身寮に帰着したのは深夜でした。
美奈子さん、そうなることがわかっていましたから上野で直帰してと頼んだのですが、一郎君、それは頑として譲りませんでしたから、送ってもらいました。
彼とは少しでも長く一緒に居たい美奈子さんでしたから、本当は嬉しかったのですが、自分が男だったら、とても同じことはできないだろうと思っていました。
一人で夜道を帰ることのないように配慮してくれているのですが、もしかしたら以前何かあったのかもと思う美奈子でした。
そして美奈子さん、自分でもこんなことになるとは思ってもいなかったのですが、マンションで一人になると、寂しくて涙が出たのです。
しかも、意外だったのですが、体が疼いたのです。

えーん、こんなことになるなら、早く結婚して一緒に住めるようにしないとと、実家に電話をかけて、今年中に結婚したいと話しました。
この時点で2月になっていましたから、今年中だとあと10か月ということになります。
母の徳子さん、結婚の件は長兄の信義が取り仕切ると言ってたよと返しましたが、気になっていることを聞きました。
「結婚式、お金がかかるけど、一郎さん、就職したばっかりで、貯金あるのかい。」
その件、前もって聞いていましたから、美奈子さん、即答しました。
「彼、お母さんに仕送りしているのにもう百万貯めたんだって。それを結婚資金にしてくれるって。」
親孝行な息子だと感心した徳子さんでしたが、それなら明日信義に言っておくわと答えました。
しかし結婚の件、まだ一郎君には話していませんでしたから、今年中にって明日お願いしよう。
美奈子さん、そう考えて早々に眠ることにしました。
寂しくて、体まで疼いた彼女でしたが、疲れの方が上で、ぐっすり眠ることができました。

対する一郎君、美奈子さん同様キスもセックスも初体験だったわけですが、彼の場合、前世記憶がありましたから、「れん」の時とは感じが全く違うなあと思っていました。

今生は、彼女の幽霊?に約束したように、幸せにしようと思う一郎君でした。

翌日、反対方向から出勤してきて六本木で顔を合わせた二人だったのですが、美奈子さん、とにかく話がしたくなったので、非常階段に一郎君を誘いました。
「大丈夫かい。」
心配で聞くと、美奈子さん、赤い顔でうつむきました。
「あのう、なんだかまだあなたのものが体の中に入っているような変な感じなんです。」

「痛くしてしまったなら、ごめんなさい。」
「いや、そうじゃないんです。出血もしなかったようですし、入ってきた時は抵抗がありましたけど、一つになれた幸せの方が上でしたし、じっとしていると、じーんとした快感も味わえましたから、よかったと思います。」
正直に告白すると、一郎君はにっこり笑ってくれました。
「無理をしないよう、今日は疲れていたら早退したらいいよ。」
「あっ、それは大丈夫です。でも、一つ大事なお願いがあるんですけど、聞いてくれますか。」
大事なお願いとは何だろうと思いつつ、一郎君、うなずきました。
「うん。できることなら、何でも聞くよ。」
そう言ってくれると嬉しいなと思いつつ、美奈子さん、結婚の件を切り出しました。
「できるだけ早く一緒に住みたいんです。今年中に結婚してくださいますか。」
早くて困ることではないし、できることは早くやってしまった方が良いという考えでしたから、一郎君快く応じました。
「いいよ。何時でも。」
美奈子さん、表情が輝きましたから、一郎君、ああ、彼女の幸せの表情は、まぶしいぐらい綺麗だなと感心しました。
美奈子さん、誕生日が10月下旬でしたから、21歳になる誕生日よりも前に結婚したいと思って付け加えました。
「じゃあ、10月の10日過ぎぐらいでどうでしょう。」
「いいけど、仕事の都合を聞いて、それぐらいに1週間休めるようにするよ。」
見事な即断即決だなあと感心した美奈子さんでしたが、一郎君、逆にどうでもよさそうなことに関しては優柔不断ですから、不思議に思いました。
「じゃあ、一度式場を見に行きましょう。」
「それよりも前に、婚約指輪だな。そう、これを結納代わりに渡すよ。」
実は一郎君、かなり目立つ大きなダイヤ(0.8カラット)が入った男物の指輪をしていたので、それでも話題になったのです。
その指輪、佐々木氏が借金のかたに取ったものだったのですが、一郎君が両親から余りにもひどい仕打ちを受けましたから、それを慰労する意味もあってプレゼントしたのです。
美奈子との結婚のことを自分のことのように喜んでくれた彼でしたから、これも一つの縁だろうと一郎君は考えて、結婚指輪代わりに渡したのです。
実は、指輪が欲しいと思ったことのなかった美奈子さんだったのですが、一郎君の指輪は、何とはなしに欲しいなと思っていましたから、願ったりかなったりでした。
しかし、男物だし、目立ちますから、普通にできる指輪も欲しいなと思いました。
「これ、実は欲しいと思っていましたからとても嬉しいわ。でも、わがまま言いますと、こんな大きなダイヤが入って目立つ指輪より、普通にすることができる、石の入っていないプラチナか金だけの婚約指輪をいただけませんでしょうか。」
一郎君、これまた快く同意し、「今日の夜、新宿伊勢丹で買おう。」と言ってくれました。
美奈子さん、まだ体の中に一郎君が入ったような感じがしていましたが、結婚の約束もしてくれたし、式も10月予定で手配してくれそうだし、指輪ももらえたし、これで心身ともに満たされたと幸せでした。
ただ、伊勢丹でいざ選ぶ段になると、ついつい安い3万5千円のシンプルな指輪を選んでしまい、一郎君に「本当にそれでいいの。」と言われた美奈子さんでした。
当時は、今と違ってスマホ決済はおろか、クレジットカードも普及していない時代でしたから、ほぼ現金のみだったのです。
それで、ついつい遠慮してしまったのですが、後で聞いたら15万円ぐらい持っていたとのことでしたから、もっといいのねだったらよかったかなと思った美奈子さんでした。
しかし、ダイヤの指輪の方がずっと高そうでしたから、満足でした。

それでまた金町まで送ってもらったのですが、美奈子さん、マンションのエレベーター前まで来てもらうと、思い切って頼みました。
「抱きしめて、キスして。」
一瞬驚いた顔をした一郎君でしたが、彼女の求めに応じて、しっかり抱きしめて長々とキスしてくれました。
彼が体を離すと、美奈子さんが倒れそうになりましたから、一郎君慌てて抱きとめると、心配しました。
「大丈夫かい。山形行きで疲れただろう。」
美奈子さん、恨みがましい目で見つめました。
「違うもん。あなたに魂まで吸われたような感じだったのよ。もう、罪な人。だから、早く一緒に暮らしたいの。理解してね。」
「うん。わかった。じゃあ、お休み。」

別れて部屋に入ると、また寂しくなった美奈子さん、仕方なく指輪を二つ並べて我慢することにしました。
そして、凄く単純なことを思いつきました。
そうだ。姉が居ない間、マンションに泊まってもらえばいいんだと。
それなら、セックスもできる。

続く。

画像は、保護して10日を過ぎ、大分落ち着いた子猫のトラ、シマ、そして成猫のシロチャとサビです。
シロチャとサビの方がずっとなついていて、なでてと甘えてきますが、トラは、何か気に入らないと猫パンチを繰り出してきます。









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Last updated  Aug 6, 2023 11:09:34 PM
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Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞8(10/04) 記紀とは違うヤマトタケルを興味深く拝読…
Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞1(09/21) ずうずうしくリクエストをしたYokoです。 …
Yoko@ Re:ヤマトタケル?2(04/19) 21日のご返信に気が付かず、ご返信せずに…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ アメーバブログも確認したら全…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ 既に発見されたかも知れません…

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