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神坂俊一郎

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May 16, 2021
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テーマ: 座敷童子(17)
カテゴリ: 火災
5月11日で、火事から1年がたちました。
過ぎてみるとあっという間で、21匹の可愛い猫たちを失ってから猫のいない生活が1年を超えたわけです。
火事で燃えたのは居間一間だけでしたが、高熱の煙は2階まで駆け上がっており、その煙害が家全体に及び、ほとんど煙が入らなかったのが1階の和室と浴室だけという状態でした。
二階の寝室は、全体に薄く煤をかぶったものの何とか寝られる状態でしたから、翌日に電気とガスを復旧してもらえて、何とか生活はできるようになりました。
そして、燃えた家電製品、家具、煙の煤で真っ黒になった衣類とか、寝具とかで、産廃で処分することになったものだけでも4トントラック2台分ありました。
火災の場合、産廃の処理料は免除してもらえるのですが、運搬にはお金がかかりますから、それだけで数万円かかりました。
災い転じて思い切った断捨離にもなったのですが、残った荷物の中で大きな割合を占めたのが、家から出て行った子供たちの荷物でした。
段ボールに入っていたので、煙害を免れましたから捨てるに捨てられず、それだけで一部屋が完全に埋まりました。
被害を受けたものが片付いたものの、復旧工事にかかるのにあたって大きな問題になったのが火災保険の金額でした。

そこで、建築した積水ハウスに完全に復旧するリフォーム工事の見積もりを出してもらったら、なんと2千万を超えたのです。
32年前の新築時にはそんなにしない家でしたが、当時は坪単価も安く、現在だと軽く1.5倍ぐらいになっているとのこと。しかも、火災復旧の大規模リフォーム工事は、新築並みあるいはそれ以上にお金がかかるのです。
また、処分した家財類は、流石に800万は行きませんでしたが、記憶を頼りに新品時の金額を算出したところ、600万近くまで行ったのです。
それで、見積もりを見た保険会社が驚いたのか、水増ししたと思われたのか、1か月もたってから保険会社が査定を依頼して、保険の査定員が我が家に調査に来ました。
ところが、1か月の間、緊急事態宣言で半日勤務になったこともあって、毎日大掃除していましたし、工事の準備に入ってくれていた業者も大掃除を手伝ってくれたため、その頃には最初の真っ黒けが嘘のように綺麗になっていたのです。
査定に来た人も困っていましたから、仕方がないので、1か月前の写真を見せて、こんな状況だったと説明しましたが、保険金額が確定するのに3か月近くかかりました。
それまでは、片づけと清掃の毎日を送り続けることになりました。
7月末に保険金額が確定すると、当然2千万は出ませんから、その金額に合わせてどんどん経費を切り詰めてリフォーム工事を契約をしましたが、材料の発注は契約してからでしたし、コロナの影響で物流が滞っていたこともあって、材料の確保に更に1か月かかった結果、工事が始まったのは9月中旬でした。
そして、工事は、一部屋ごとに残った荷物を別の部屋に移動させて空にして進め、その部屋が終わると荷物を戻すとともに、次の部屋の荷物を移動させてとりかかりますから、必然的に家の中で引っ越しジプシー生活を繰り返すことになりました。
特に寝室の工事は、我が家の中では火元だった一番広い20畳のリビングダイニングキッチンの次に広い16畳の部屋で、和室と浴室とともに何とか眠れるぐらいに煙の被害も少なかったのが幸いだったのですが、その分荷物もたくさん残っていましたから、そこの工事中は、移動させた荷物にあふれた二階北側の六畳間に移動するしかなくなり、布団を敷く空間が2畳しかなく、布団だけでぎちぎちでした。
まあ、夫婦仲良く眠るしかない状態は、幸せと言えますし、更に幸いだったのは昨年の夏から秋がそれほど暑くなかったことで、エアコンのないその六畳間に妻と二人で布団をべったりくっつけて眠ることになっても、快適とまでは言えなかったものの、普通に眠れたことでした。

丁度新築した時の担当者がリフォーム部門に異動していて、大変親切に対応してくれたのですが、この構造、火災だけでなく水害にも強く、このところ続いた台風水害でも、その強さが際立ったそうです。
皮肉なことに、同じ積水ハウスでも、高級な木造工法のものは、水害でも火災でも、被害は大きいし、復旧もパネルを取り換えて終わりと言うわけに行かず、お金がかかって大変とのことでした。
リフォーム工事の完成が12月初めでしたから、工事自体は3か月でしたが、火事からは半年かかったことになります。
ようやく落ち着いたところで、追加工事でベランダのリフォームもしましたが、家財保険の分もありましたから、家電一式買い替えても保険金額内でまかなえました。
結果的に、火事の前に妻が望んだ、床も壁紙もきれいにして、断熱性も良くしたいが実現されたので、猫たちからの最後のプレゼントと感謝することにしました。

このご縁、さらに続きがありまして、猫たちのために家の横にバードサンクチュアリー(要は鳥の餌場)を置いていたのですが、隣の土地が笹やぶになっていて、こんな笹藪は全国的に減っているのです。
笹薮は、ウグイスやヨシキリの繁殖地になっているので、我が家の餌場にもウグイスが時々顔を見せてくれるのです。
ウグイスって、目の前で鳴いていても見つけられないぐらいの薄茶色の保護色の鳥ですから、姿をばっちり見られるのは珍しいのです。(注:冬によく見かけられる、お花の蜜を好んで吸う黄緑の鳥は、メジロです。花札の梅に鶯も、ウグイスではなくメジロです。)
それで、鳥たちの繁殖地とねぐらを確保してあげるためにとなりの土地が欲しいね、とずっと思い続けていたのですが、工事が終わって年が明けた時に、地元で大変信用のある不動産やさんが、隣の土地を買いませんかと訪ねて来たのです。
実はこの土地、我が家にしてみれば隣接地ですが、裏手の広い分譲地の袋小路の一番奥の位置のため、大変使い勝手は悪く、しかも、地価はバブルの後は下がる一方ですから、我が家の土地を買った時の4分の1以下の値段になったのです。
ですから、これも猫の恩返しと思って、即決しました。
笹薮、地下茎で周囲を侵食していくのを食い止めるのが大変なので、春になってからは、その手入れに追われていますが、裏側の家との境を花壇にして、我が家で増えすぎて持て余しているオーニソガラムや紫蘭を移植したり、種から育てたコスモスやカモマイルを植えたり、休日も庭仕事が倍に増えましたが、楽しんでいます。

でも、プリンセスプリンセスの「M」の歌詞のように、眠る時に私の左わきの下を定位置としていたミトラ(Mですね)がいなくなってしまった「あなたのいない右側(本当は左側というべきですが)」にはふと寂しくなります。
21匹の可愛い猫たち、座敷童さまと幸せに暮らすんだぞ。

画像は、猫たちの最後の写真(火事の前夜で、箱の上の中央の猫がミトラです。)と、本物のウグイスです。








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Last updated  Sep 4, 2021 09:27:46 PM
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Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞1(09/21) ずうずうしくリクエストをしたYokoです。 …
Yoko@ Re:ヤマトタケル?2(04/19) 21日のご返信に気が付かず、ご返信せずに…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ アメーバブログも確認したら全…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ 既に発見されたかも知れません…

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