ユビキタスモバイルの夢

June 23, 2015
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カテゴリ: 企業
コマツは22日、IT(情報技術)を活用した生産工程の改善策を発表した。顧客に納入した建設機械の稼働状況を通信網を通じリアルタイムでコマツの工場と共有。補修部品の受注から納品までの期間や在庫を圧縮する。また、自社工場や協力工場の工作機械や溶接ロボットの稼働状況をインターネット上のデーtエースに集約して稼働率を高める。一連の改善に約100億円を投じ、2017年度までに製造原価を年間約150億円圧縮する。

コマツはこれまでに稼働状況を把握する管理システムを搭載した建機を全世界に約38万台出荷した。従来は販売代理店や現地法人が稼働状況をとりまとめたうえで、摩耗などの状況を予測して補修部品を工場や倉庫に発注していた。

 工場が直接、情報を把握することで4~5カ月かかっていた発注から納品までのリード・タイムを3~5割短縮。部品在庫を15年度中に前年度比1割減の約1700億円にする。

 一方、自社の生産体制では、生産協力工場を含めて工作機械と溶接ロボットの稼働状況を共有できる体制を整える。

 コマツはインターネットに接続してリアルタイムで稼働率を把握する工作機械を、14年度に約20台を自社工場に導入した。15年度は約50台を協力工場に導入する。同様にネットに接続した溶接ロボットの協力工場への導入台数を、14年度の約50台から15~17年度には約200台に増やす。

 自社の生産設備同士や顧客の利用状況を網羅的に把握することで生産や物流の効率が高まるとみている。例えば、消耗部品の摩耗状況をいち早く把握すれば、部品の納入経路を航空便から船便に切り替えて輸送費を節減できる。結果として納品価格を低くすることも可能とみており、鉱山企業など顧客のメリットにもつながる。


出典: http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ22I7K_S5A620C1TJC000/?dg=1






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最終更新日  June 23, 2015 05:20:03 AM
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