2006.01.05
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カテゴリ: METAL馬鹿

METALLICAのドキュメンタリー映画
「SOME KIND OF MONSTER(邦題:メタリカ 真実の瞬間)」 を観た。

HMシーンの頂点に君臨する、METALLICAという名の
"some kind of monster(ある種の怪物)"。

それは実体のない“怪物”ではなく、血も肉もある。
この映画はその血肉をこれでもかというくらい
生々しく観る者に突きつけてくる。



レコーディング中のメンバーの衝突

バンド空中分解の危機

そんな場面をグループセラピーを中心に赤裸々に見せていく。
ありきたりな表現だが“赤裸々”という言葉以上にマッチする言葉が見つからない。

当時、雑誌の記事なんかを読みながら
「METALLICAに何が起こってるんだ?」と思っていたファンからすれば

“見たかった映像”である。
その一方で“見たくない場面”のオンパレードでもある。


取材者とバンドの間によほどの信頼感があったんだろうか?
よくここまで撮れたなと思う。

結果的にはセラピーを通しバンドの人間関係も回復
ジェイソンに代わる新たなベーシストも見つかり
MTVのロックの聖像にも選ばれ
新たなアルバムを引っさげツアーを始めるという大団円。

一歩間違えれば「なんだアルバムを売るための御手盛り映画か」と思われかねないところだが、
この映像にはそんな邪推を許さない強さと説得力がある。

実にあっという間に過ぎ去った2時間だった。
その間、時に重く、時に鋭く、絶え間なく見るものを攻め続ける。
その攻撃はショックやダメージだけでなく時に快楽も与える。





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Last updated  2006.11.26 09:17:35
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