2008.01.21
XML
カテゴリ: 山口雅也馬鹿
シャーロック・ホームズをはじめとする
名探偵たちが実在し、探偵士協会なるものが組織され
協会に所属する探偵士は終身貴族の身分が与えられ
警察よりも優先的に事件を捜査できる
パラレルワールドのイギリス。

ホームズが事件記録「緋色の研究」を発表してから
100年を記念する「探偵士百年祭」を前に
数え歌に則り名だたる探偵士たちが殺される事件が起こった・・・。
前に読んだ「奇偶」 と同じ山口雅也の作品。
なんとも頓狂な物語に聞こえるが、
実際あらすじはこんなんだからしょうがない。
わざわざアタマで“パラレルワールド”と強調しているが、
この作品の中でもいくつかの“パラレルワールド”が存在する。
主人公が事件の捜査を探偵士に依頼するのだが、
誰を選ぶかによって捜査の経過や結末が変わってくるのである。


著者が小説家としてデビューする前に書いたゲームブックを
小説として書き直したものだそうだ。

ただ、この作品はゲームブックのように枝分かれに従って読むのではなく
そのままページを繰ってゆくのが正解。

“パラレルワールド”を強調している事。
また、その際に“シュレーディンガーの猫”(「奇偶」でも言及してた)に例えていることから、
「いくつかの可能性まで含めて一つの事象」 という
物理学的なミステリーを表現しようとしてることは明らかだ。


「奇偶」から入った人間には“意図してやった”という方が受け入れやすい。

ともかく「奇偶」の作者らしい読み応えのある作品。
この人の他の作品も読んでみようと思った。



ゲーム化もされてた。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.10.21 23:26:35
コメント(0) | コメントを書く
[山口雅也馬鹿] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: