今回は少し変わった、タトラ613という車を紹介します。
なかなかシャープなデザインですよね。フェラーリやアルファロメオのデザインを手がけたことで知られるイタリアのカロッツェリア、ヴィニャーレによるデザインです。 613は3.5L V8をリアに搭載し、168馬力を発揮していました。後のインジェクションバージョンでは200馬力を発生していました。
北朝鮮にも何台か入っているのだとか。

リアもかなりシャープです。
少しイタリアのスポーツカーのような雰囲気です。テールライトはキリッとした直線的なデザインで、ボディの下からはツインエキゾーストが顔を覗かせます。
リアエンジン車にも関わらず、そのような雰囲気はあまり感じられないデザインですね。
サイドビューでまず目に止まるのが窓の大きさ。今の車はサイドウィンドウが小さいモデルが多いので少し時代を感じるところかもしれません。
サイドは特に直線的なデザインがよくわかる部分です。フロントエンドから窓の下、リアエンドまで、一直線になっています。
リアのオーバーハングの小ささも他の高級セダンとは一線を画します。
フロントです。リアエンジンなのでフロントグリルはありません。このことも当時としては近未来的な印象を与えたのかもしれません。
Whitebox のミニカー(と言うよりもその製造元であるPremium & Collectibles のミニカー)はヘッドライトの再現が上手です。Bburagoなどで見られるヘッドライトのペグが見えません。
リアエンドをみると、もはやアルファロメオと思ってしまうような洗練されたデザインです。Cピラーがリアウィンドウよりせり出している点でもイタリアのセンスが光ります。
タトラ613は私のコレクションでも一際存在感を放つ一台です。好き嫌いの分かれるデザインかもしれませんが、私は大ファンです。
他にもタトラのミニカーがいくつかあるので今後紹介できればと思います。