もえうぉっち

もえうぉっち

2005.12.01
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カテゴリ: 絵主体の本
あー今回ご紹介するのは


風と木の詩(1) 風と木の詩(2) 風と木の詩(3) 風と木の詩(4)

風と木の詩(5) 風と木の詩(6) 風と木の詩(7) 風と木の詩(8)


『風と木の詩』 です。大きな画像で女王様扱いvv


この作品は『パタリロ!』で知りました。
パタリロが突然「あぁ、セルジュ!」とか
美少年の瞳(目だけ)で叫ぶんです。
知らなきゃ笑えませんから、
こちらもついていこうと 必死 ですよ。(←バカ)


そこに転入してきたセルジュ・バトゥール(生意気にも子爵)は
学院一の問題児ジルベール・コクトーとルームメイトとなる。

19世紀のオハナシなので、学院は男子しかいません。
しかも基本的に小学生から高校生くらいまでが寮生活。
思春期の男子がオンナなしでわっさわさ暮らして いるんだから
当然、不純同性交遊なんてのもよくあることで。

天使のように美しいかんばせと、
悪魔のような肢体をもつジルベール。
子爵でありながらもジプシーとの混血で辛いことも多いセルジュ。

お話は学院での二人の様子にはじまり、
どうしてジルベールがそうなったのかを描き

二人はどうまじわるのかを語ります。

もう、壊れやすいガラスのようなオハナシなんです。
脆いんです。危ういんです。美しいんです。
そして図太い神経からすれば少々「イライラ」くるんです。
(言っちゃったよ)

腐女子へのコミック道 その3 )にも
よくでてくるんですが
ジルベールはよく裸で(基本的に裸族なんデス)
「オーギュ、オーギュゥゥ」とむせび泣いています。
「オーギュ」というのは
ジルベールの育ての親で叔父さんの名前。
肉体関係アリ。デカダンねぇ~。
このヒトがジルベールを仕込んじゃったんです。

ココにでてくるヒトはひねていて、愛に飢えています。
それぞれにひねた原因の相手がいて、
またその相手にもひねた原因になる相手がいて
と、親亀小亀の世界なんですな(ちょっと違うか)

歪んだ愛の連鎖の物語
ジルベールサイドのヒトはみんなそう。
セルジュサイドはひねてはないですが、 愛ゆえに不幸 です。
でも、彼は基本的に愛情溢れる両親の記憶があるので
ジルベールと違ってゆらぎません。ご立派です。

セルジュがジルベールを
『どう受け止め愛するか』がテーマです。

ま、サスナルとか我ナルの世界と一緒です(まじで?)

ホモとかなんとか以前に、とにかく求める「愛」なんです。
女性も主要人物として出てきますが常に「奪う」立場。
つおいです。

この作品では オトコはガラス細工。オンナは超合金 。(ぇ)
ま、 言いえて妙 かもしれません。





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最終更新日  2005.12.01 19:58:26
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