もえうぉっち

もえうぉっち

2006.01.13
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カテゴリ: 映画・ビデオ
あのー。えーとぉ~。

これは、原作を読んでいる京極ファンのための映画です。

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わたしは京極さんの作品のテーマは好きですが
切り口がどうも気に食わないのです。
書店でタイトルを目にし、必ず手に取り
すごいときには(?)買ってしまうくらいには好きです。
でも、なんか違うんだよねぇ。

「世の中に不思議なことなど何もない」


そうなんでしょう。そこはわたしも同感です。
怪奇現象を科学しよう!それも趣味です。
でもねぇ。なんだか、もう、見え見えでして。

先輩の失踪。美しい双子姉妹。もののけ。
評判のよろしくない産婦人科医院。ホルマリン漬け。
「怪奇」を語るのにこれでもかというシチュ。

繰り返しますが、原作を読んでない方には「は?」の連続でしょう。
かといって「IZO」(※参照 以蔵―IZO― )ほどぶっとんでない。
お話の中盤までは伏線のみで構成されていて「なんやねん」です。
後半は一気に怒涛の伏線まとめ。乱暴ですよね、脚本が。

憑き物落としにいく所からお話は急展開。
謎解きも京極堂はイヤがるんですがせがまれてやります。
イヤならやんなよな。

京極堂には最初からなんとなくお話が見えてるんですよ。
それなのに、なかなか教えてくれないんです。

と、なかなか憎いあンちくしょうな堤真一です。

このオハナシを楽しむには
1.先入観を持たない。展開されるままに追うコト。
 物語を先に解決しようとか功名心をもってはいけない。
 イラっち来ます。というか来ました(感想かぃ!)

2.いかにもドロドロ怪奇にずっぽりはまるコト。
 ありきたり、とか考えてはダメ。
 これは「ドロドロ」を描くための作品です。

3.説明臭い、妙に辻褄あわせの状況を受け入れるコト。
 「ンなに都合よくンなこと起こるかぃ!」と思ったら負け。
 起こったんだから起こるモンなのだ、と諦観。

わたしは、京極堂でこの原作を買おうかと思います。
そしたらもっと楽しめたのかも。
古本で買います。京極サンとはそういう相性ナンです。






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最終更新日  2006.01.13 22:21:32
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