もえうぉっち

もえうぉっち

2012.01.18
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カテゴリ: 活字主体の本
めまいがひどくなり


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■本格推理小説家のオトコが体験する奇妙な小編9本

これは、ワタシが活字欠乏による禁断症状にいてもたってもいられず
ひっつかんで買った「活字ならなんでもいい」チョイスでした。
ちょいホラーな作品が9本。
ご覧の通りカバーからしておどろおどろしいでしょ?
一体どんな恐怖がソコにつまっているのやら・・・と期待しました。
確かに舞台装置も物語の進行も奇妙な味なんです。
1本1本も「うわ、こわ」と思うことはできる。できるんですが。
どうにも1本読み終わっても「はぁ・・それで?」感が拭えない。


 肝心なところでめまいで立っていられなくなったり気を失ったりするので、
 読者も小説家同様何が起こったのかはわからないままなのです。

 いや、わかるんですよ?
 こう、ガッツリ表現されないほうがゾっとする味がある。
 そりゃそうでしょうが、
 物語の中の小説家のように「ま、気のせいだろう」って
 読者までもが思うのってどうなんだろう??

 続けて読めば読むほど「気にならないんなら、いいじゃない」って思えてきて
 そしたらナニガ怖いのやらわからなくなりました。

 で、あとがきを読んで、すこし理解。


 たまたま語り部が同じの別の話。
 前の話と後の話をつなげて考えないモノだと。
 バックグラウンドなんかが同じなので、全く無関係とはいいがたいのですが
 それでも一個一個はまったく別物。
 そう考えると「あー、それならキモッでいいかも」と思えました。


 短編なのに長期戦の構えで臨める方向け。






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最終更新日  2012.01.18 22:04:12
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