マルスの遺言

マルスの遺言

スマステーション・韓国の臓器バンク



まるでSFの世界だが、将来クローン人間工場みたいなのができたら怖い。
人間が生まれたら10歳くらいの時にその子のクローンを必ず作っておく。そして、その子が成長し大人になった時、病気や怪我で新しい臓器や血液、皮膚が必要になった時に作っておいたクローン人間も成長しているので、しかも10歳若いクローンの臓器を拒否反応無しに自分のものとして使うことができるのだ。
病気や怪我のときの臓器提供だけでなく、年老いた女性や生殖能力の衰えた男性の悩みである若返りにもなるのだ。10歳あるいはそれ以上若い皮膚を移植したり、衰えた臓器を若々しい臓器に変えることができる。
そういったサブのクロ-ンたちが、一斉に作られ、巨大な倉庫か工場のようなところで管につながれただけで生きながらえされている。そんなとこを想像しただけでゾッとする。

しかし、まんざら嘘ではないかもしれない。人間は貪欲で、恐ろしい生き物なのだ。特に資本主義の金儲けのためなら集団でそんなことまでしかねないだろう。それを止めるには法律で止めるしかないのだ。その法律も、最近いろいろと都合のいいようにいじられるようになって来た。この日本でさえ。

このおぞましい姿がまんざらSFの想像の世界ではないかもしれない。

しかし、決してこれ以上、人間の倫理を踏み外したことにだけは手を染めてはいけないのだ。あなたも、今、本物の人間の臓器提供のためにだけ倉庫で管につながれて隣同士になった仲間たちと話すこともできず、ただ暗闇の中生きるクローン人間の身になって考えてみたら?そんな恐ろしいことはないよね。


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