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呉佳榮曰く、「盗塁は教練団の指示」。しかし象隊はこれを無礼な行為とみなし、7回裏に獅の陽森が打席に立ったとき、象の蕭任[シ文]はデッドボールをぶつけて出塁させた。
8回表の象の攻撃、二死から林岳平が馮勝賢に対して頭の近くに投球。馮勝賢は憮然として林岳平を長い間にらみつけた。続いて林岳平の投げたボールは馮勝賢の腰に当たり、馮勝賢が不満ながらもうつむいたまま一塁に向かって走ったところ、象隊の選手がベンチから蜂のように湧き出して林岳平に向かって行き、獅隊も彼を守るために素早くベンチから飛び出した。
林岳平曰く、「馮勝賢の体に当てたのは教練団の指示。僕には選択の余地はなく、従うしかなかった。相手が僕に向かってきたのもわかるよ」。
死球を当てられた馮勝賢曰く、「彼が僕に当てなければならなかったのは知っている。でも頭に向かって投げることはない。野球選手ならみんな頭部に当てるのは危険だってことはきっとわかってる。それに彼の球は速いんだ。もし頭に本当に当たってケガをしたらもしかしたら野球生命が終わりになるかもしれない。誰が責任を取ってくれるんだ。」
林岳平曰く、「長いこと野球をやって来たけど、こんなことは初めて。僕も『呷頭路人』だから、教練団の指示には従わないといけないんだ」。林岳平は馮勝賢、象隊の選手・教練団・ファンに対して謝った。「ホント、仕方がなかったんだ」。
象の陳致遠は試合後に不満げに、「ここは台湾だ。日本の教練は日本のものを何でも持ち込むべきではない。僕らには僕らのやり方があるんだ」。陳致遠と同様に考えている選手も少なくないのだ。
(『呷頭路人』って何でしょうか?→「勤め人」を表すコトバだそうです。小僧さんありがとう!)
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